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FEATURE|override meets 4 designers. overrideに新たな息吹をもたらす4人のデザイナーたち。 Vol.1

override × IKUMI

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イクミ / ikumi
モデルとしてキャリアをスタートし、2015年に自身の名前を冠したブランド〈イクミ〉をスタート。「ちょっと個性的なストリートモード」をコンセプトに、既存の枠にとらわれない斬新なデザインを提案している。2017年春には、水曜日のカンパネラのライブ衣装と演出も担当している。

頭で描いた世界が具体化する喜びは、なにものにもかえがたい。

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〈イクミ〉はどんなブランドなのか教えてください。

イクミ個性のある人に向けたブランドです。人とおなじものは着ないっていうような、やんちゃな皆さんへ向けてつくっています。

服はどんなラインナップがあるんですか?

イクミすべて白か黒で、サイズはすこし大きめにつくってます。〈イクミ〉はシューズ以外はすべてワンサイズなんです。例えばTシャツなら、背が高い人は普通のサイズ感で着られるかもしれないけど、小さい子はワンピースのように着てほしい。同じ服でも着る人によって服の表情が変わるところがおもしろいと思うんです。私は古着をよく着るんですけど、基本的にサイズのバリエーションがないからサイズが大きくても小さくてもそういう着方になる。〈イクミ〉もそれと同じような感覚ですね。

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デザインをするときは、どんなところからインスピレーションを獲得していますか?

イクミ頭のなかにある景色が、そのままデザインに反映されることが多いです。小さな頃から見ているものとか、家族や友達のスタイルとか、旅行に行った先のホテルの壁紙とか。そういったところからデザインのアイデアが湧いてくることが多いです。

服をつくる上で、ゆずれないポイントやこだわりはありますか?

イクミちょっと個性的な服なので、いい生地を使って肌触りをよくしたり、ポケットをつけて使い勝手をよくしたり。着る人のことを考えながら、デザインだけに偏らないようにしています。あとは、コミュニケーションですね。いまはひとりでブランドの運営をしているから、デザインも生産も、何から何まで自分でやらなければいけなくて。工場とやりとりをするときも実際に工場まで足を運んで、現場の人たちとコミュニケーションを取りながら自分の表現したいことを伝えるようにしているんです。

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デザイナーとして、喜びを感じるときはどんなときですか?

イクミ妄想しているとき、つくっているとき、売っているとき、モデルに着てもらうとき。全部ですね(笑)。楽しいし、ワクワクします。自分の頭のなかで描いていた世界が具体化する喜びは、なにものにもかえがたい。ひとりでやっていてすごく大変だし、周りからは「そんなに大変ならやめたら?」って言われることも多いけど、やめたいと思ったことは一度もないですね。

今回の帽子はどんなことをイメージしてデザインしたんですか?

イクミ個性的で猫っぽくてドバッと大きめなイメージで作りました! ものすごく気に入っています。

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角の部分が動物の耳みたいになるのがかわいいですね。

イクミ犬とか猫とか、動物の耳が好きなんです。これもある意味ファンタジーっぽいかなって(笑)。

普段帽子はかぶるんですか?

イクミ私、帽子が大好きなんです。家には帽子ボックスがあって、そのなかにたくさん入ってます(笑)。毎日のコーディネートを決めるときも、まずは帽子から決めることが多いくらい。

帽子が主役になるんですね。

イクミそうなんです。最近だと、ボロボロの服にかわいい帽子を合わせるのが気分です。持っているのは圧倒的にニットキャップが多いですね。柔らかい素材が好きで、おのずと増えちゃう(笑)。

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今回のコラボアイテムもニット素材ですね。

イクミちょっとざっくりとした表情のニットにしました。ゆるさを表現したかったので。

帽子の両サイドからボンボン付きのストラップが垂れているのも特徴的です。

イクミ小さなときからこのストラップがついている帽子を被っていたんです。私は北海道出身だからスキーをよくやっていて、その記憶がここに投影されているのかもしれません。ストラップがついていると、ちょっとヒッピーっぽい感じがするし、なんだかかわいい。こういう帽子が好きなんです、私。

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いちばんこだわったのはどんな部分ですか?

イクミやっぱりサイズ感かな。前回つくったときはこの耳が立ち過ぎちゃったけど、今回はサイズを調整したので、いい具合に耳が倒れて自然な感じになっていると思います。すこしゆるめにして、実は耳っぽくも見えるんだよ、ぐらいの感じで(笑)。被るときもフワッと気張らずに被って欲しいですね。

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不思議なオーラをまといながらも、自分が表現したいことは妥協せずにとことん突き詰めるイクミさん。そんな彼女がデザインしたニットキャップを使って、お手本となるスタイルを披露してもらった。ブランドの世界観を見事に体現した着こなしは、オリジナリティーを求められるいまのファッションシーンにおいて、唯一無ニの光を放っている。

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ゆるめを意識してつくった帽子なので、合わせる服も同じようにタイトじゃないものを選びました。自分でスタイリングしておきながら、コーディネートを説明しづらいんですが…(笑)、言葉では表現できないようなこういう変なバランスの着こなしが私は好きなんです。あっ! でも、全体をブラックで揃えているところがポイントかな。それによってまとまりを出しています」

サイズ感にこだわった渾身のニットキャップ。

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override × IKUMI KNIT CAP ¥8,300+TAX

ざっくりとした表情のニットでつくられたストラップ付きの帽子は、かつてスキー場でみかけたようなノスタルジックなシルエットが特徴のアイテム。帽子の角がゆるく垂れるようにサイズ感にこだわってデザインされている。色はホワイトとブラックの2色展開。杢のように、白と黒を混ぜて表現された色合いがニットの豊かな表情を引き立て、アイテムに深みを与えている。

クリハラ プレスルーム
Tel.03−3499−3047
overridehat.com
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