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目利きが選んだ10のお気に入り。 No.1ビームスプラス ディレクター 草野健一さん

2011.07.20

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トレンドを牽引する、憧れのデザイナーやアーティスト、人気ショップのディレクターたちの、"私的なお気に入り"が見てみたい。いますぐ真似したくなる至宝のアイテムやスタイルが、きっと見つかるはず。普段は中々お目にかかれない、超個人的な、お気に入りを見せてもらいましょう!

Photos_Kengo Shimizu[STUH]

No.1
ビームスプラス ディレクター 草野健一さん


1996年に、雑貨部門のアシスタントとして、ビームスでのキャリアをスタートした草野さん。1999年に、"永年着られる飽きのこない本物の男服"をコンセプトにスタートした、ビームスプラスの立ち上げに参画。当初はバイイングを担当し、現在はレーベルと店舗のディレクションを手掛けている。ちなみに、ビームスプラスのオリジナルアイテムは、イタリア「WP STORE」、イギリス「TRUNK」、スウェーデン「TRES BIEN SHOP」をはじめとする海外セレクトショップでも取り扱いが始まっており、草野さん自身も世界のファッション関係者などから注目されている。
ビームス www.beams.co.jp/
ビームスプラス blog.beams.co.jp/beams_plus/

No.1 コンバースの紐なしスリッポン
この5~6年で好きになった夏の定番。
スニーカーと言えば、元々は〈コンバース(CONVERSE)〉よりも〈トップサイダー(TOPSIDER)〉派で、昔はまったく魅力を感じていなかったんです。このスリッポンタイプの〈コンバース〉が好きになったのも、ここ5~6年のこと。最初は、〈ジョン バルベイトス(John Varvatos)〉が紐なしのスリッポンを発売して、それを見て良いなと思いました。これこそアメリカの合理主義を具現化した一足だと......。これは、一昨年にハワイのなんでもないスニーカーショップで買ったものです。紐がないから楽だし、踵を踏んで履いたりもします。夏にベージュのセットアップに、このスリッポンといううスタイルが多いですね。
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他にスニーカーで好きな一足を挙げるなら、〈ニューバランス(New Balance)〉の1300。あのカラーリングと、ポテッとした感じが大好きです。

No.2 シャンブレーシャツ
生地がガーゼのように薄くなって、シボが入る感じが好き。
今回の企画で、真っ先に挙げようと思い浮かんだのが、シャンブレーシャツです。高校生の頃から好きで、自分のルーツみたいなもの。人生最後に1枚だけシャツを着て良いと言われたら、シャンブレーを選ぶと思いますね。左はビームスプラスのオリジナルで、4年くらい前に作ったもの。ワンウォッシュをフルローテーションで、数年着た色落ちをイメージして作りました。右は10年近く愛用している〈ペニーズ(PENNEYS)〉で、こちらも生の状態から着ています。年数が経つうちに、生地がガーゼのように薄くなって、シボが斜めに入る感じが好きで、それを再現したくて作ったのがビームスプラスのオリジナルです。
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ビームスプラスのオリジナル版は、現在もアップデートされながら発売中です。

No.3 チューブ斎藤さんの事務所
空間自体がうらやましい場所です。
僕にとって、イメージを膨らませられる空間が、〈チューブ(Tube)〉代表でありデザイナーの斎藤さんの事務所です。ビームスプラスで〈チューブ〉を取り扱わせていただいてからの付き合いなのですが、斎藤さんの事務所は、大量の生地や書籍、写真集があって、それらに常に触っていられる環境が、すごく心地良いし、あの空間自体がうらやましい。例えるならば、神田の古本屋とヴィンテージの生地屋が一緒になったような。そんな感じでしょうか。
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事務所に伺うのは、それこそ師匠の家に遊びに行くような感覚。今は月に1回もお邪魔できてないんですが、本当は週に1回くらいで行きたいですね。

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