名だたる建築家が、犬のための建築を手掛ける面白いプロジェクト。
2012.11.08 15:49
与えるエサにこだわったり、さまざまな着用アイテムが登場したり、愛玩動物という粋を越え、すでに家族という存在になりつつある犬。
この波は「犬小屋」にまで及び、なんとも面白いプロジェクトがスタートしました。それはディレクターである原研哉氏が展開する「Architecture for dogs」と銘打たれたプロジェクトで、世界的な建築家やデザイナーが考案する、犬と人間の新しい幸福のために極めて真摯な建築を創造するいうもの。
伊東豊雄氏や隈研吾氏、妹島和世氏、トラフ建築設計事務所、坂茂氏、Konstantin Grucicなど、第一線で活躍する方々が犬のための建築をデザインしています。
伊東豊雄氏
隈研吾氏
妹島和世氏
トラフ建築設計事務所
彼らが手掛けた図面はウェブサイトに公開され、ダウンロードし、プロトタイプの写真や制作方法を解説したムービーを見れば世界中の誰もがDIYで「犬のための建築」を組み立てることができるというもの。完成後には、自分の犬とともに撮影した写真をウェブサイトにアップロードすることも可能になるんだとか。
11月中にウェブサイトは立ち上がり、第1弾では13の建築が公開予定。12月にはDesign Miamiで最初の展覧会が開催され、その後世界を巡回し、2013年10月には日本でも開催。書籍の刊行も計画されているんだとか。
ぜひサイト内でお気に入りの建築を見つけて、自分のペットのために組み立ててみててはいかがでしょうか?
Text_Ryuatro Yanaka
Architecture for dogsのサイトは、こちらから。
via:designboom