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AMRICAN EAGLE OUTFITTERS®と考えるアメカジのイロハ。 vol.15

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誰もが愛してやまないチェック柄

知ってのとおり、チェック柄とひとえに言ってもその種類は多彩。ヨーロッパ文化の象徴的なものもあれば、アジアの伝統的織物に端を発するものだってある。でも、これだけチェック柄が世に広まったのは、それがアメリカと深い関わりを持ってから。愛すべき様々なチェック柄を、ここで一度整理してみよう。

バッファローチェック

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「ヘリテージフランネルシャツ」各¥4,990+税

赤や黒といった色で大柄に組んだ格子柄、それがバッファローチェック。野牛狩りの際、誤射されないように生み出されたワーカーたちの安全を守るために使用された柄というのは有名な話。もともとは、1960年代頃、イギリスのハイランド地方のアウトロー、ロブ・ロイ・マグレガー氏(Rob Roy(ロブ・ロイ)という映画にもなったスコットランドの英雄)によって発案されたものなのだとか。英国ではタータンチェックの一部として扱われ「Clan Rob Roy Macgregor」とか「Rob Roy Ancient」とも呼ばれて親しまれている。

ギンガムチェック

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(左)「カラーブロックプラッドシャツ」¥4,990+税
(右)「プラッドポプリンシャツ」¥4,990+税

ギンガムチェックとは、白などの淡色を地色に一色の格子色を用いた柄。英国の理髪店で使用していた前掛けにも採用されていたことから“エプロンチェック”とも言われる。由来には諸説あり。一つはマレー語の“ストライプ”が語源だというもの。もともとは縞柄のことを指していたものだというから面白い。いつからチェック柄になってしまったかは残念ながら不明だ。もう一つは、フランスの地方名である“Gingamp(ガンガン)”が由来であるという説。そこで作られていた、インド原産の糸から染め上げて作られた綿の平織物の一種を模造したものとも言われている。

ブロックチェック

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「プラッドオックスフォードシャツ」各¥4,990+税

一色の濃淡で表現し、タテヨコ同じ太さの縞模様で構成されたシンプルな柄。白と黒で表現されるチェッカーフラッグ柄も同じ部類と言われている。下手をすればギンガムチェック柄と間違えそうだけど、こっちの方が柄はやや大きめ。

タータンチェックとマドラスチェック

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「プラッドワークウェアシャツ」¥4,990+税

左のマドラスチェックはインドの旧マドラス(現在のチェンナイ)を原産地とするインディアマドラスという平織綿布に見られる、多色使いの不規則な大格子柄。草木染めによって染められた糸で織った綿織物のため滲んだ色合いが特徴だ。プレッピーやアメトラといったファッションに取り入れられることも多く、それを通じて知った人も多いのは?
右のタータンチェックは、タータンプレイドとも呼ばれるスコットランドの伝統柄。もとは氏族の紋章替わりに、または種族の階級を表すシンボルとして用いられていたとか。ちなみに、配色が多彩であればあるほど階級は上だ。

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