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AMRICAN EAGLE OUTFITTERS®と考えるアメカジのイロハ。 vol.18

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2本のボトムスに見るアメカジのプログレス

アメカジは全然色褪せて見えない。それは、定番ならではの普遍性もあるだろうけど、現代的解釈でモデファイしながら新たなアメカジを生み出してきた先人たちの功績も大きかったんだと思う。作業着だったジーンズを履いたスティーブ・マックィーンやミリタリージャケットをラフに着たロバート・デニーロだって当時からしてみたら誰もが「クール!」と叫んだはず。そのマインドはもちろん今もこれからも続くはずだ。例えばこんなパンツたちで。

スウェットジョガーパンツ

スタジャンだったり、パーカだったり、トレーナーだったり。スポーツウェアは、アメカジの重要なカギといってもいい。ジョガーパンツだって御多分に漏れず。その名の通り、もともとはジョガー(ジョギングを楽しむ人)のためのアイテムで、アメリカでおこったランニングブーツが火付け役となり日本にまで波及した経緯がある。そして、動きやすいわりにテーパードがかったシルエットがシュッと見えるとあって、ファッションに率先して取り入れた若者たちが続出したとか。ラクなうえにオシャレって何より美味しい要素。最近ではパリやミラノのコレクションブランドも積極的に取り入れているアイテムだし、日本のファッションではすでに“外しアイテム”として定着している。まだ一本も持っていないっていうのはちょっと遅いかもね。

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すべて¥5,490+税

ジョガーツイルパンツ

織り目が斜めになっている綾織り生地がコットンツイル生地。これはこれまでに様々なアイテムに使われてきた。デニム生地も実はこの部類に入るしチノパンだってそう。だから、アメカジとものっぴきならない関係にある。さほどシワにならないからガシガシ着られるし、なによりツルッとした滑らかなタッチと微光沢の表情がまたいい。最近ではそれもジョガーパンツ風にアップデートされている。これは今までのアメカジにはちょっとなかった流れ。何も武骨でオーセンティックなモノだけがアメカジじゃない。アメカジはどこまでの自由にファッションとリンクするってこと。

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すべて¥5,490+税

スポーツウェアだって当然オシャレの武器になりうることを、アメカジの歴史を見れば誰もが納得するはず。スポーツやミリタリーなど、様々な要素が絡み合って発展してきたからこそ、アメカジは色褪せない。何度も言うけれど、その懐の深さというか、進化の可能性の広さが魅力なのだ。

アメリカンイーグル アウトフィッターズ
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