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AMRICAN EAGLE OUTFITTERS®と考えるアメカジのイロハ。 vol.1

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Photo_Yozo Yoshino[takibi]
Edit_Jun Namekata[The VOICE]

スタイルのある男たち

アメカジの象徴といえばやっぱりジーンズ。もはや大定番すぎてその魅力を改めて考えたりはあまりしないけど、あえて考えてみるならやっぱりその自由さにあるんだと思う。モードとかヘリテージとかクラシコとか、そういう体制的な物はあまり関係なくて、ファッションは自由だってことが感じられる。

例えば、カルチャーの歴史を変えてきた人物たちはたくさんいるけれど、みんなジーンズをはいていた。みんななにかに対して反骨する精神を持っていて、だから自由なジーンズを愛したのかもしれない。いつの時代も僕らはそんな彼らに憧れてスタイルをフォローしてきた。

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映画監督、俳優、脚本家、小説家、クラリネット奏者など様々な顔を持つウッディ・アレン(写真左)もジーンズを愛していた。そのファッションはすごくおしゃれというわけじゃないけれど、何か見る人を惹きつけるものがある。エフォートレスというか、ノンシャランというか。全然ややこしいことはしていないのに、なんかいい。ジーンズのはき方もうまかった。

アメリカを代表する俳優であり、映画監督でもあるロバート・デ・ニーロ(写真右・左)。彼はもしかしたら、ファッションになんか興味がなかったかもしれない。でもその「I don’t care !」って具合なスタイルがすごく格好良かったし、それがジーンズの魅力だってことを改めて知らされた。

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ポール・ウェラー(写真左)はイギリスのミュージシャンで、「モッド・ファーザー」と呼ばれるほどモッズスタイルをチェイスしていたけれど、やっぱりジーンズをよくはいていた。ザ・ジャム、ザ・スタイル・カウンシル、ソロと変化と進化を繰り返してきたけど、いつもそこにはジーンズがあった。

ニルヴァーナのカート・コバーン(写真右・中)はファッションに大きな爪痕を残した人物。彼のグランジ・ファッションは衝撃的だった。ボロボロのジーンズをはく格好よさは彼が教えてくれたようなものだ。型にはまりがちなファッションを全部壊してくれた。

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結局、ジーンズは何者でもない。スタイルの制約はないし、何かを強く象徴するものでもない。でもだからこそこんなに面白い。男が格好つけるとき、やっぱりジーンズは欠かせないのだ。

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