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バイヤーが語る、ダニエル ウェリントンという現象。bPrビームス バイヤー 原宗平

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原宗平 / bPrビームス バイヤー
2005年にビームス ジャパンのアルバイトとして入社後、さまざまな店舗を経験し、2013年に「bPrビームス」のバイヤーに就任。雑貨からアウトドアまで幅広い分野に精通し、知識も豊富。また、子煩悩なバイヤーとしても同社では有名だとか。
〈ビームス〉のデニムシャツ ¥11,800〈マニエラ×ビームス〉のハット ¥14,000(ビームス 原宿)

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「ビームス」で時計セールスのレコードを更新!

ー原さんが〈ダニエル・ウェリントン〉を知ったのはいつ頃ですか?

原:日本上陸も、「ビームス」で取り扱いを始めたのも2013年春夏シーズンからですが、それよりも前に開催されたパリの「メゾン・エ・オブジェ」やNYの「ニューヨーク・ナウ」といった展示会で見ていたので、ブランド自体は以前から知っていました。

ー初めて見た時の印象は?

原:「置時計や掛け時計みたいなデザインだな」というのが第一印象でしたね。分かりやすく言うと、スウェーデンのブランドなので、北欧家具にもマッチする置時計や掛け時計などのインテリアを意識したデザインのようなイメージです。あと、時計は皆さんもご存知の通り、3本針が通常ですが、短針と長針だけの2本針にも驚かされたことを覚えています。

ーその後、日本に上陸して、ファーストシーズンより「ビームス」でも展開される訳ですよね。反響はいかがでした?

原:ファーストシーズンから驚くくらいに売れましたね。初めは36mmケースと40mmケースを展開していたんですが、36mmの方が人気で、特に女性のお客様が多かったです。当時はユニセックスで着けられるメンズモデルと謳い、メンズの売り場でディスプレイしていたのでビックリしました。結果的に、女性の方々にヒットしたことが、今の人気に繋がっているのかも知れません。実際、現在の「ビームス」では、サイズ展開を増やして、40mmと36mmをメンズモデルとして「bPrビームス」で、34mmと26mmをレディスモデルとして「レイ ビームス」で取り扱っています。当初はメンズの時計ブランドとしてスタートしましたが、今では6対4くらいで、女性からの支持が多いくらいです。

ー「ビームス」の各店舗では頻繁にポップアップも開催されているみたいですね。

原:はい。基本的には毎年春頃に開催しています。なので現在も開催中です! ただ昨年末に「ビームス」、「ユナイテッドアローズ」さん、「バーニーズ ニューヨーク」さんでコラボ別注したオールブラックモデルをリリースしたので、そのタイミングでもポップアップショップを開きましたね。

ーそれはまたバカ売れしたのでは?

原:そうですね。各社500本限定だったんですが、すべて即完でした。コラボモデルもそうですが、〈ダニエル・ウェリントン〉として、僕が担当した時計ブランドの中ではもちろん、これまで「ビームス」は販売してきた時計ブランドの売り上げ記録も更新しましたね。

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