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バイヤーが語る、ダニエル ウェリントンという現象。bPrビームス バイヤー 原宗平

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スタイルやシーンを問わないシンプルなデザイン。

ーそれはヤバいですね。通常のモデルも含めて、ユーザーの層はどのような感じですか?

原:10代から40代、50代くらいまでと幅広いです。とは言っても、10代・20代はメインウォッチとして、30代以上はセカンドウォッチとしてお買い求めいただいています。さらに年末はペアウォッチとして購入される方々も多かったですね。

ー取り扱いを始めた頃にイメージしていたターゲット層と比べるとどうですか?

原:プライスレンジなどから考えると、20代半ばから後半くらいの社会人をイメージしていたので、これほどまでに幅広い層から支持を得られたことにも驚いています。

ーその理由を原さんはどのように分析していますか?

原:特に女性の方に多いですが、皆さん北欧デザインが好きなんでしょうね。その北欧ウォッチの中でも、よりデザインを削ぎ落したシンプルなフェイスが、まずは人気の理由ではないでしょうか。バーインデックスで秒針が無くデイトも省いた、ここまでシンプルな時計は、正直オリジナルでも作れません(笑)。裏を返すと、その潔いデザインこそが唯一無二な存在となり、ヒットした要因だったということでしょうね。さまざまな時計ブランドを取り扱っているビームスの中でも、今では〈ダニエル・ウェリントン〉がど真ん中に位置づけられる存在です。

ーシンプルデザインだからこそ、スタイルやコーディネイトを問わないということにも繋がりますしね。

原:イエローゴールドなどにはギラついたイメージもあり、ゴールドの時計って、メンズシーンではあまりセールスが良いものではないんです。でも〈ダニエル・ウェリントン〉のピンクゴールドは、そういった嫌らしさもなく、ゴールド時計の初心者でも導入しやすい色みだと思います。一方のシルバーもかなりシンプルに仕上げられているので、ビジネスでもカジュアルでも幅広く着けられます。さらに、ベルトもレザーとナイロンが簡単にアレンジできるので、季節やファッションに応じて着せ替えを楽しんでいる方も多く見られますね。

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ライフスタイルの一部として提案していきたい。

ーこれまでも、'90年代の〈Gショック〉や2000年代に入ってからの〈ニクソン〉など、一世を風靡した時計はいくつかあると思うんですが、それらに比べるといい意味でバックボーンやカルチャーを感じないような気がするのですが?

原:まさにそれこそが、性別や年代を問わず、誰でも手に取りやすい時計ブランドになった要因のひとつではないでしょうか。

ー今後、〈ダニエル・ウェリントン〉人気をさらに盛り上げるために、「ビームス」では新しい仕掛けを考えていますか?

原:これまでは時計単体として販売してきたので、これからはコーディネイト提案をしてみたりと、ライフスタイルのひとつとして〈ダニエル・ウェリントン〉を表現していきたいですね。

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左から、¥20,000+TAX、¥22,000+TAX、¥24,000+TAX

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