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First Impression Levi’s 501® CTの魅力 Vol.1 Archive & Style 坂田真彦の場合

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MEN'S 18173-0000 ¥15,000+TAX

穿く人すべてをスッキリと見せるデニム

ー「501® CT」を穿いた感想はいかがですか?

坂田:ウエストのフィットが少しゆるめの設定ですよね? 僕のジャストサイズより少しだけ大きいんだけど、裾口にかけてシルエットがシェイプしていてテーパードが強調されているから、シルエットはスッキリしていますね。股上も変に浅くないし、穿きやすいアイテムだと思います。

ー坂田さんに穿いていただいているように、普段よりサイズを上げて穿いてもらって、テパードシルエットをしっかりと体感してもらう穿き方も提案しています。もちろん、ジャストや、スリムに穿くのもOKなので、その人に合った穿き方ができるというわけです。

坂田:どんな体型の人にも似合うボトムスの基本といえば、足元がスッキリしたシルエットのものなんです。特に、股上があって、膝下から細いっていうのは一番取り入れやすい。だから今後のトレンドとしても、こういったアイテムは色違いで何本持っていてもいいと思います。

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ー縫製などの作りに関してはいかがですか?

坂田:時代に合わせて作られたニューモデルに、ヴィンテージのリーバイス®のアイコンとも言えるステッチワークが施されているのが新鮮です。例えばウエスト部分なんかは、シングルステッチとチェーンステッチを使い分けていて、生地にパッカリング(凸凹)を起こして立体感を与えている。こういうことを自然にやって、「501®」の伝統をしっかりと踏襲しているなと。

ーなるほど。

坂田:あと、ブルーとブラックに関してはウォッシュの加工も面白いと思いました。このアイテムのように“白さ”を強調したクリーンなデニムって、80年代以降のデニムの特徴で古着屋でもあんまり置いてないんですよ。というのは、古着だとヴィンテージのように『縦落ち』が良いとされていたり、色が濃く残っていたり、少し土臭さがあるものがほとんどです。最近だとヨーロッパのブランドがこういった淡いカラーリングの加工をしていたんですけど、リーバイス®っていう老舗ブランドが、王道の「501®」でいまの時代にこのような加工のアイテムをリリースするのは珍しいし、面白いと思いますね。

ーこういったクリーンなウォッシュ加工は80年代に多かったんですか?

坂田:はい、80年代の終わりから90年代くらいですね。もともとヨーロッパで流行していた、“ストーンウォッシュ”だったり、“ケミカルウォッシュ”の流れを、アメリカのリーバイス®が取り入れたっていう背景があるんです。この「501® CT」には、そういった背景が反映されていると思いますよ。

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ーもともと古着屋を経営されていた坂田さんも、納得の出来映えですか?

坂田:そうですね。90年前後の空気感を再現しつつ、シルエットは現代的に落とし込んでいるので、幅広い世代に支持を得られるんじゃないかな。

ー4つのカラーのうち、今日はアイスブルーのカラーを選んで穿かれたのはどうしてですか?

坂田:世の中の流れとして、次はこの色がきそうな気がするからです。あと、程よくダメージの加工も入っていて、アクセントになるじゃないですか。フラットなデニムは、今の気分だとちょっと物足りないんで。

ートレンドの傾向でも、グランジっぽいニュアンスが少しづつ取り沙汰されてますもんね。

坂田:そうですね。少し前まではキレイでプレーンなものが主流だったと思うんですけど、男ってどこか“タフさ”を求めるじゃないですか。ラギッドとは違ったタフさというか、武骨な“男臭さ”ではなくて、もっとシンプルな“男らしさ”のようなもの。それが絶妙なバランスで表現されてますよね。いまはそういう気分なんだと思います。

ーこのアイスブルーに限らず全色共通として、トップスやシューズにはどんなアイテムを合わせたら良いと思いますか?

坂田:ちょっとリラックスしたスタイルを意識するといいかもしれない。カットソーやスウェットなどがマッチすると思います。シューズはスニーカーで、ラフに合わせるのが良いんじゃないかと。裾をロールアップしても良いし、クッションさせるのも鮮度があってオススメですね。まあ、気負わずに穿くのがいちばんだと思いますよ。

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