小学校4年生の時の運動会の出し物がラップだったんです。

ーT-PABLOWさんは今年成人式を終えたばかりですけど、音楽とファッション、どちらに最初は興味を持ったんですか？

T-PABLOW：ファッションですね。お袋がお洒落するのが好きだったりしたんで。中学生になってからは、自分たちでも凄い気を遣うようになってきました。

ーどんなファッションが好きだったんですか？

T-PABLOW：今とあんまり変わらないんですけど、ちょっと大人っぽい雰囲気のものにストリートっぽいものを混ぜたような感じですね。

ーその頃からヒップホップは聞いたりしていました？

T-PABLOW：ヒップホップは好きでしたね。小学生の頃から聴いてました。兄貴がいて、2こ上の。その兄貴から、お洒落とか音楽とかを学びました。あと、小学校4年生のときの運動会の出し物がラップだったんですよ。先生がラップをやろうって言い出して。

学年合同でやったんですけど、1組と2組でここのラインを歌って、3組が入って来てかけ合うとか。普通のおじさんの先生だったんですけどね（笑）。その先生が歌詞も書いてきて、自分たちが手とか足とか叩きながら、リズムを作って。そのときから、日本語でラップをすることは普通のことだと思っていました。

ーなるほど。隔世の感がありますね（笑）。まさに新世代。今は何か制作に入られてるんですか？

T-PABLOW：ソロのアルバムを作ってます。夏前くらいにはリリースしたいと思ってます。

ー遂にソロアルバムですね。今の流れだと、いわゆるコアな層だけでなく、『高校生RAP選手権』や『フリースタイルダンジョン』からの流れのお客さんも多そうで、とても良いタイミングですね。

T-PABLOW：もともと自分は自分へのハードルが高くて、イメージしている理想とのギャップにやられちゃうことがあるんですけど、今こういう環境にいるのはやっぱり感謝してます。いろんな人たちが、このシーンを作ってきてくださったから、『フリースタイルダンジョン』のような企画が出来たりしていると思うので。俺も次の世代に影響を与えるラッパーの一人になりたいなって思ってます。

今まで穿いてきたデニムのなかで、一番良い。

ーライブのときの服装で心がけていることとかありますか？

T-PABLOW：やはり動き易さですかね。あと、自分は古着とかも凄い好きで。ああいう、時が経てば経つほど価値が出てくるアイテムってのは好きですね。他人と被りにくいし、自分のスタイルも出しやすいし。

ーでは、〈G-Star RAW〉にはどんなイメージを持っていましたか？

T-PABLOW：：ヒップホップの業界の人のなかでも、凄いお洒落な人たちが着ているブランドっていうイメージがありました。雑誌とかでも、自分が、超カッケーって思う人たちがよく着ていましたし。

ー実際に今回穿いてみていかがですか？

T-PABLOW：：お世辞抜きで、今まで穿いてきたデニムのなかで、一番良いです。一番しっくりくるなーと思って。すぐに自分に馴染んだ感じがあったんですよね。

ーT-PABLOWさんのスタイルに物凄いハマっていますよね。

T-PABLOW：今流行っているブランドのなかには、来年には穿けるかどうかも分からないものもあるけど、〈G-Star RAW〉は流行りも押さえつつ、ずっと穿けそうだなって感じがします。

ーそれこそ、ライブのときにも穿いてくれた「Elwood」というモデルは、ブランドの超定番モデルで、今年で20周年なんですよ。

T-PABLOW：へー！ 凄いですね！ 自分は流行りモノとかも好きなんですけど、こういう何年後に穿いていてもまったく恥ずかしくないっていうようなモノってのは素晴らしいですよね。