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Hanes Voice 2015 Interview of the HIP VOL.5 Eisaku Yoshida/Musician・Actor

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〈ヘインズ〉が2014年よりスタートさせた、パックTシャツの新レーベル「Hanes T-SHIRTS Japan Fit」。着丈、袖丈、身幅を日本人に合わせ、絶妙なフィット感を実現している。さらに2015年モデルでは、製品洗いの風合いを高めるために糸もオリジナルにアップデート。今回は、“白Tシャツにブルージーンズ”の代名詞として、いまだ色褪せることなくその存在感を放ち続ける、吉田栄作さんに「Japan Fit」の魅力を伺った。

Photo_Shin Hamada
Styling_Norihito Katsumi(Koa Hole inc.)
Hair&Make-Up_TOSHI
Text_Satoru Kanai
Edit_Kenichiro Tatewaki

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吉田栄作

1988年東映映画「ガラスの中の少女」でスクリーンデビュー。以降、TVドラマ「もう誰も愛さない」が話題になり、抱かれたい男として一世を風靡。2003年に「武蔵」(NHK大河ドラマ)、「ブラックジャックによろしく」(TBS)の演技が評価されギャラクシー賞奨励賞を受賞。‘16年1月12日(火)夜10時から放送のNHKドラマ10「愛おしくて」(8回連続)に出演。

また、ミュージシャンとしても多くのシングル、アルバムをリリースし、95年の香港・台湾・東京でのアジアツアーでは2万人以上を動員。12月11日(金)には、「Acoustic Night Vol.Ⅵ」を表参道GROUNDで開催。(チケットはローチケ・チケットぴあにて販売中)

憧れのスタイルを追いかけた結果でしかない

―吉田さんといえば“白Tシャツにブルージーンズ”というイメージが強いですよね。そのスタイルに辿り着いたキッカケを教えて下さい。

そもそもは、ジェームス・ディーンを始めとした、自分がかっこ良いと思う男たちのスタイルなんです。当時の髪型も湘南のサーファーは昔からしていたし、自分が編み出したものでもなくて、好きでやっていただけなんですよ。『幸せは白いTシャツ』っていう片岡義男の小説の世界とか、そういうライフスタイルへの憧れが時代感としてあって。その時、それをやっていた僕が注目を浴びただけなんです。

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―当時は、周りも白Tにブルージーンズというスタイルでしたか

高校の時でいうと、自分だけだったような気がします。時代的に流行ってきたのは本当にそれから。僕は4学年上の兄がいたので、自分が背伸び出来たのはその影響もあると思います。兄の部屋に行くと、片岡義男の小説もそうだし、いろんなレコードやカセットテープ、『ロードショー』や『スクリーン』といった映画雑誌なんかもいっぱいあって。そこで知った映画の中でマット・ディロンがジーンズとネルシャツを着ていたり、『フットルース』のケヴィン・ベーコンが、ジーンズとTシャツにブレザーをパッと羽織って軽やかに街を踊る、みたいな。そういう映画からの影響は強かったですね。

―〈ヘインズ〉を最初に着だしたのはいつ頃でしょう?

地元には売っていなかったので、高校生くらいですね。その頃になると、買い物する範囲も広がっていきますよね。僕は出身が神奈川県の秦野市だったので、中学生の時は厚木や小田原だったのが、高校生になると町田や新宿に始まり、兄の影響で渋谷や原宿、さらにはジーンズやTシャツを安く買える場所として上野のアメ横を知り、そこまで行くわけですよ。本当に大事な一万円札を1枚握りしめて、もちろん交通費込みで。いかに安くてかっこ良いジーパンを買うかっていう時に、3枚1組の〈Hanes〉は強い味方でしたね。

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本当はこれだけでいいんだよなって、原点に戻れる

―「Japan Fit」は、糸を変えたり、タグを転写にしたりと、これまでのパックTにはなかった着心地を追求しているのですが、実際に着てみていかがですか?

生地もふわっとしていて、そのままベッドに入っても気持ち良さそうですね。それに、あらためて着ると、本来これだけで良かったはずなんだよなって、つくづく思います。一時期、クルーネックの〈ヘインズ〉を着て街に出ると気恥ずかしいと思う自分もいたわけですよ。「本当に着てるよ」って言われそうで。それが年齢を重ねると「別にいいよ、好きなんだから」って開き直れるし、やっぱりこれだよなって思う自分がいる。30代の頃なんかは、かっこ良いロックTが欲しいとか、いまの気分ならまた違うもの、なんていう感じで「こんなに着ないだろ」っていうくらい買っていたんですけど。そういう時期を経て、今の自分を鏡に映し出してみると、365日これだけでいいんだよなって。原点に戻る感じがしますね。

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―Tシャツを選ぶ時のこだわりはありますか?

ロックTにしても、どうしても新品はかっこ良くないんですよ。やっぱり着古して、着古して、色が褪せていったもの。むしろ、首周りがテロテロになっちゃってる方がかっこ良い。自分の中で、一軍、二軍、三軍があって、テロテロになり過ぎたのは近所で着るくらいにして、新しい良いものは割と普段から着て、1番いい状態のものをライブやテレビ等で着ています。

―テレビなどに出演される時のTシャツは自分で育てた一軍選手なんですね

そうですね。スタイリストさんが持ってきたのだと、襟をガッて伸ばしたりね。ちょっと伸ばし過ぎちゃうこともありますけど。

―この「Japan Fit」は、生地がしっかりしていて、洗いもかけているので、開けた瞬間から一軍入り出来そうですね。

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―(生地に触れながら)確かに。しっかりしてるってことは、一軍の期間が長いということですもんね。そう、ジーンズなんかでも、ものすごい本数の〈リーバイス501〉を持っていて。基本はウエストとレングスで合わせているから同じサイズのはずなのに、微妙なフィット感が違うんですよ。ダメージでも印象が変わるし。だから、ライブ会場に行って普段着用の501からステージ用の501に着替えたりしています。人から見たら何にも変わらないんでしょうけど、自分なりのこだわりで。

―サイズ感で言うと、「Japan Fit」は日本人の体型に合わせていまして。サイズピッチを狭くすることで、気分によって替えられるのも魅力なんです。まさに、いま吉田さんが仰っていたような、微妙な違いを楽しめる。今はLサイズを着ていただいていますが、先ほどMサイズを着て頂いた時に、「Lサイズだとリラックスで、Mサイズだともう少し違う感じ」って仰っていましたよね。Tシャツも細かいサイズ感で選ぶことはありますか?

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ありますよ。例えば海に行く時なんかは、ちょっと大きめでダボっとさせるし、この上にレザージャケットを着る時は、タイトになるし。あとは、行く場所ですよね。鍋を食いに行く時はちょっとラフに行こうとか、ステージに立つ時はちょっとタイトにしようとか。

でも今、白Tも本当にオシャレアイテムですからね。オシャレな人に認められるようになっているんですよね。

―若い人でも、吉田さんに憧れて着ている人もいます。憧れの存在として、いまだ存在感を発揮しているのはすごい事ですよね。

そうなっちゃったからね。一生言われるんだろうし。でも、みんな好きで着ているものだから、その代表的な人物でいられるのはラッキーなのかもしれない。逆にいうと、なんで誰もならなかったんだろうっていうね。ずっとあったモノだし。そういう意味では、そうなる前からずっと、高校生の頃、もっともっと前から、もう物心ついた頃からずっとそういう格好をしていたっていう、なんかダシが僕にはきいていたのかもしれないですね。

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Hanes T-SHIRTS Japan Fit

日本人の一般的な体型を研究し、着丈、袖丈、身幅を日本人に合わせ、絶妙なフィット感を実現。また、着心地のよさはもちろん、“買い求めやすい”というトレンドに合わせて、これまでの3枚入りから2枚入りに変更。まさに新定番と呼ぶに相応しいパックTである。形は、メンズが定番の「クルーネック」と、近年その存在を強めつつある「Vネック」の2 型。ホワイトとブラックの2色展開で、サイズもS〜XLと幅広い。女性向けに作られた「for HER」は、クルーネックでM、Lの2サイズあり、ホワイトのみの展開。白 ¥2,700 in tax、黒 ¥2,808 in tax

ヘインズブランズ ジャパン

電話:03-5361-2823
www.hanes.jp
オフィシャルオンラインストア

パンツ ¥24,840(KURO)
シューズ ¥54,000(BROKEN HOMME)
バングル(右)¥41,040(Burnout)
バングル(左)¥5,940(Burnout)
その他、本人私物
KURO TOKYO 03-5413-8966
JACK of ALL TRADES press room 03−3401−5001