SERIES |
HYNM EDITS VOL.09“BUYER’S RECOMMEND” 10人の人気バイヤーが自腹買いした 今季秋冬の、本当に良いもの。

08 UNITED ARROWS

Jamieson’s×UNITED ARROWSのニットベスト

シェットランド島最古のニットメーカーである〈ジャミーソンズ〉への別注アイテム。英国王室でも愛用されていたとされるフェアアイル柄のベストはブランドの定番でもある。「通常はVネックで展開しているものを、今回は別注としてUネックのデザインで製作しました。首元でのレイヤードも楽しめて、スーツにも合わせてみたいアイテムです」¥23,000+TAX(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)

mando×UNITED ARROWSのスーツ

30年代当時のスーツスタイルをベースにしたしたセットアップ。クラシックとモダンを融合した雰囲気で、気品あふれる仕上がりに。「最近はスーツを着る時にはワイドなシルエットのものを良く選んでいます。このストライプ柄のものはタイドアップに最適で、タートルネックのニットやカットソーなどのアイテムとも相性が良いんですよね」(ジャケット)¥74,000+TAX、(パンツ)¥37,000+TAX(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)

ERMANNO GALLAMINIのケープ

ウールとアフリカン柄のファブリックが特徴のケープ。インパクトのある刺繍物も小物アイテムとしてなら取り入れやすい。「アイテムとしてはケープなのですが、提案としてはさらっと羽織ってコートのような感覚で着てもらうのがオススメですね。一目見たときから、このデザインにやられてしまいました(笑)」¥150,000+TAX(ユナイテッドアローズ 原宿本店 メンズ館 03-3479-8180)

UNITED ARROWS メンズ チーフバイヤー 内山省治

ドレススタイルを軸に、定番モノからデザイナーズブランドまで幅広くラインナップする「ユナイテッド アローズ」のチーフバイヤーである内山さん。ダンディズムな雰囲気に包まれた内山さんは、今まさにスーツの着こなしが気分だという。「普段は直感でモノを買うことが多いのですが、最近はスーツに合うアイテムを軸に選んでいる気がします。自然と仕事もプライベートもTPOにあわせたスーツスタイルを着ることが増えていき、ジャケパンのスタイルも良いのですが、テーラリングされたスーツを大人らしく着ることが今は気分ですね」

09 URBAN RESEARCH

Bergfabelのチェスターコート

メンズでは珍しく足元近くまで伸びた丈が特徴のチェスターコート。タフでハリのある素材でエレガンスな佇まいが印象的な一着。「元々はデザイナーであるクラウス氏のプライベートサンプルであったコートを、パリの展示会で一目惚れしたのが商品化のきっかけでした。ここまで長い丈感のコートは持っていなかったので重宝しています」¥160,000+TAX(アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店 03-6721-1683)

KIJIMA TAKAYUKI×URBAN RESEARCHのビッグブリムハット

上質なラビットファーを使用したビッグブリムのハット。冬らしく落ち着きのあるベージュカラーと経年変化の楽しめるレザーリボンが程よいアクセントに。「細部まで熟考されて作られたバランス感が魅力で、人とはかぶらない個性的なデザインが購入に至ったポイントですね。別注アイテムなので、個人的に思い入れもあります」¥32,000+TAX(アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店 03-6721-1683)

READY MADEのジムバッグ

60年代に使用されていた軍服やテントを1点1点解体し、それらをハンドメイドでバッグとして復活。その時代の風景や歴史など、生地により様々な表情が楽しめるのが嬉しい。「今回僕が購入したこちらのモデルは現在廃盤となっているのですが、現在でも似たサイズ感のアイテムが店頭ではお買い求めいただけます!」¥165,000+TAX(アーバンリサーチ 表参道ヒルズ店 03-6721-1683)

URBAN RESEARCH バイヤー 佐藤祐輔

洗練されたカルチャーミックスなウエアを”都市に生きる自分らしい人々”へのライフスタイルとして提案していくセレクトショップ「アーバンリサーチ」のバイヤー、佐藤さん。自身が感じるインスピレーションと素直に向き合うことがバイイングでは大切だと語る。「まずは自分が着たいと思えるかどうか。次に関わる人とのコミュニケーションも大切にしています。同時に最近では、ヨーロッパの古着やアンティーク物も気になっているので、そうしたアイテムとのミックス感を楽しんでいます」

10 WISM

VANSのミッドスリッポン

ブランドの人気モデルでもあるチャッカーとスリッポンをミックスさせたデザインが特徴の一足。国内では希少な”MTE”と呼ばれるアウトドアライン。「撥水加工が施されたスエードのアッパーとボアのライニングがポイントで、街履きからアフターサーフまで幅広いシーンで活躍してくれるアイテムです。WISM限定での取り扱いなので是非チェックして欲しいですね!」¥15,000+TAX(WISM 渋谷店 03-6418-5034)

HANDVEARKのスウェットシャツ

ニューヨークで銀行員とアートキュレーターとして活躍していた夫婦が私財を投じて設立した、ユニークなブランド。3世代に渡り高級織物を生み出す家族経営の工場を生産拠点とし、最高級な天然素材を使用している。「日常着としてベーシックに着れるアイテムを普段以上に贅沢に感じさせてくれます。着心地は抜群で、つまるところ羊の皮をかぶった狼といったところでしょうか(笑)」¥34,000+TAX(WISM 渋谷店 03-6418-5034)

BASE MFGのキャップ

今年9月にローンチされたばかりの帽子を専門とするニューブランド。一枚の生地をつまんで、まるい頭の形に仕上げた1パネルタイプのキャップは極上のフィット感と独特の表情が魅力。「弊社でも取り扱いをしている〈ブレイン デッド〉クルーから紹介されたLAのブランドで、一点一点ハンドメイドで作られているんです。値段も手頃で、個人的に期待値も高いんですよね」¥5,800+TAX(WISM 渋谷店 03-6418-5034)

WISM バイヤー 熊谷博樹

トラッド&ストリートをベースにファッションやカルチャーを自在に行き来したトレンド感のあるスタイルを提案する「ウィズム」。最近では大阪にも2号店をオープンするなど勢いは増すばかり。そんな注目ショップのバイイングを担当する熊谷さんは、新しいブランドの発掘に重点を置いているという。「日本はもちろん世界的にもそうなんですが、数珠つなぎに若手のアーティストやデザイナーを知ることが多いんです。まだまだ世に出ていない素敵なブランドをお店を通してしっかりとご紹介していきたいですね」。

  |