編集スタッフがその時々に気になることをレポートする「HYNM EYE〜フイナムの視点〜」。記念すべき第10回目は、世界各国で店舗を構える〈ナイキ〉のなかでも、国内ではナイキ原宿でのみ受けられる貴重なサービス「スニーカークリーニング」の体験レポートを敢行。プロのクリーニングによってスニーカーはどこまで綺麗になるのか。とくとご覧あれ。
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靴をクリーニングするうえで最初の手順としてかかせない作業がブラッシングです。素材に応じて数十種類のブラシから適切な硬さを選び、手の届かない隙間の埃や軽い汚れをゴシゴシと落としていきます。
お次はシャンプー。使用するのは髪に使うシャンプーではなくスニーカー専用のシャンプー。ちなみに洗濯用洗剤では白く残ってしまうこともあるので、ご注意を。
汚れの種類によって洗剤を使い分け、ボウルで水の量を調節しながら、アッパーを磨いていきます。このあたりから徐々にアッパーにモデル本来の艶が戻ってくるのが見て取れます。
アッパーの大部分は普通にブラッシングするだけでも汚れは落ちます。ただ、小さな溝などはそうもいきません。しかしそんな汚れもここでは問答無用。ご覧の通りの多種多様なブラシ、シャンプーを、適材適所に使い分けることで、スニーカーを傷つけることなくクリーンナップしていきます。最後に残った泡をタオルで拭き取り、乾かしてクリーニング完了となります。
クリーニング前とクリーニング後を見比べてみると、その差は一目瞭然。クリーニングを施した左側は、もはや新品なのではないかと疑ってしまうような白さ。ちなみに所要時間は約60分程度で、価格は1,620円(税込)と意外とリーズナブル。短時間、低コストでアナタのシューズが蘇ります。(通常、返却は商品受け付け翌日から起算して5日後との事)
スニーカーのクリーニングの専任スタッフである高松将保さん。彼が店頭に立つ土日祝日のみ当日返却も可能なエクスプレスクリーニング(2,700円)も展開。基本的にクリーニングの対象はアッパーのみですが、アウトソールやスタンダードプランでは落ちないような酷い汚れを対象としたプレミアムクリーニング(3,780円)もスタンバイしているのも嬉しいポイント。
ちなみにこちらは今回、編集部が持ち込んだ「ナイキ ルナグライド6」(左がクリーニング後、右がクリーニング前のもの)。ランニングシューズならではのメッシュ部分の蓄積した汚れさえも、綺麗さっぱりと落ちてるのが確認できます。
まさに一度眠りついてしまったスニーカーに、再び生命を吹き込んでくれる魅惑のサービス。汚れが気になって履かなくなったお気に入りの1足や下駄箱で眠っている名品を、ぜひ、この機会に持ち込んでみてはいかがでしょう。
※クリーニングサービスに関するガイドラインは
コチラ
NIKE SNEAKER CLEANER
住所:東京都渋谷区神宮前1-13-12 ナイキ原宿 3階
営業:11:00〜20:00
定休日:不定休
http://nike.jp/sneakercleaner
※クリーニング職人は土・日・祝日のみ店舗に常駐。