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FEATURE|My Jeep®, My Life. ボクとJeep®の暮らしかた。

My Jeep®, My Life.

ボクとJeep®の暮らしかた。

今年で生誕75周年を迎えるアメリカが生んだSUVの元祖〈ジープ(Jeep®)〉。昨秋、満を持して日本でのデビューを果たした「Jeep® Renegade(ジープ レネゲード)」は、コンパクトながら力強い走りと性能を見せるニューモデルだ。日々都市生活をサバイブし、自分の趣味をも充実させるあの人は、この車をどう乗りこなすのか? 第1回は、メンズファッション誌『オーシャンズ』の副編集長として激務をこなす一方、週末はサーファーとしての顔を持つ江部寿貴さんが登場。彼の目に映る「ジープ レネゲード」の姿を追う。

  • Photo_Fumihiko Ikemoto
  • Text_Yuichiro Tsuji
  • Edit_Jun Nakada

本をつくりたいという想いがあったわけではなかった。

「じつはぼく、編集者になりたくてこの業界に入ったわけじゃないんですよ。きっかけは本当に些細なことだったんです」
開口一番、意外な言葉で話を切り出してくれたのは、人気メンズファッション誌『オーシャンズ』にて副編集長を務める江部寿貴さんだ。
「当時ぼくは大学生。洋服が好きだったから卒業後はセレクトショップに入ろうと思っていたんですけど、先輩の助言でそれはやめて。そのタイミングで友達に誘われたのがファッション誌の編集の仕事でした。それで受けた面接が通って、新卒採用で出版社に入社したんです。とくに本をつくりたいという想いがあったわけでもないんですけど、雑誌を読むのは好きだったので。まぁいっか、くらいの気持ちで仕事をはじめたんです」
その後6年間、新卒で入社した出版社で務めたのち、現在の編集部へ入った江部さん。現在は名物エディターとしてその手腕を振るいながら、激務をこなす日々を送っている。軽い気持ちではじめたはずの仕事なのに、いまでは彼のほうが仕事の虜になっているという。
「いまは編集者になってすごくよかったと思っています。服が好きでファッションを取り上げる仕事ができるなんて幸せなことじゃないですか。もちろん自分のやりたいようにやるだけではダメだし、読者をしっかり納得させるおもしろいコンテンツを考えるのは一筋縄ではいかない作業です。それに、毎月の締め切り前は嫌になるくらいハードだし、どこかでバイトでもしたほうが儲かるんじゃない? って思うことも多々あるんですけど…(笑)。それでも、好きなことを取り扱える喜びのほうがぼくには圧倒的に大きいですね」

東京サーファーだからできること。

そんな江部さんにとって、欠かすことのできないライフワークが自身の趣味であるサーフィンだ。編集という流動的な仕事をこなしながらも、「海へ行く時間は必ずつくるようにしています」と江部さんは語る。
「サーフィンをしているときは、いわば自分だけの時間。これがあるからこそ、仕事や家族との時間の大切さも身にしみて感じるんですよね」
はじめて板を持ったのは高校生のとき。海に板を浮かべ、先人たちの見よう見まねで波を掻き分けるも思うようにボードを操れず。そのときはすぐにやめてしまったという。
「でも、大学生のときにまたサーフィンがやりたくなったんですよ。きっかけは『エンドレス・サマーⅡ』という映画を観て。ロバート・“ウィングナット”・ウィーヴァーっていうプロサーファーが出ているんですけど、スクリーンのなかの彼の姿が途方に暮れるほどかっこよくて。彼が乗っていたロングボードがぼくもたまらなく欲しくなってしまったんです(笑)。それで当時買ったばかりのハイブランドのリュックを売って、そのお金でボードを手に入れ、再び海へと向かったんです」
浮力のあるロングボードは前に進みやすく、波にも乗りやすい。これによりサーフィンの楽しみを知った江部さんは、ディープな世界へとどんどんのめり込んでゆく。現在はショートボードを乗りこなしながら、波の上に水飛沫のラインを描いている。
「いまは仲間たちと千葉にシェアハウスを借りて、そこを拠点にサーフィンをしています。ほぼ毎週ですね(笑)。土曜日は朝から海に入りたいので、金曜日は早く家に帰ります。だから飲みの誘いを渋々断ってますね。次の日の早朝に起きて、東京から千葉まで約1時間半の道のりを車で移動して。着いたらすぐに海へ入り、サーフィンが終わったら近くのカフェで休憩して、お昼頃には家に戻って家族たちとの時間を過ごしています」
サーフィンについて語る江部さんの顔には、つねにどこか嬉々とした表情が見て取れる。そこまでサーフィンが好きなら、海の近くに住んだりはしないのだろうか?
「昨年、仕事でずっと憧れていたサーファーの方とご一緒する機会に恵まれて。そのときに同じ質問をしたことがあるんですよ。それで返ってきた言葉にぼくはすごく感銘を受けて、いまでもそれと同じことを思っているんです」
東京出身のサーファーとしても知られる彼から大きな影響を受けたという江部さん。「東京に住むサーファーたちは、“東京サーファー”って呼ばれているんですけど」という前置きを添え、続けて語り出す。
「彼やぼくを含む東京サーファーたちは、ローカルの海を持っていないんですよね。近くても千葉か湘南へ時間をかけて行くしかない。でも、車で目的地へ向かっているあいだにいろいろ考えたり、どんな波に乗ろうかイメージを膨らませたりすることができる。仲間たちも車に乗っていれば一緒にサーフィンの話をしたり。つまり、家を出た瞬間からぼくたちのサーフィンはすでにはじまっていて、これはローカルの海をもつ人たちには絶対にできないことなんです。彼は、”その時間はすごく貴重な時間だよね”って教えてくれて。ぼくは家族と東京に住んでいて、仕事も東京にあって、毎日海に入れる生活をうらやましく思うこともあったんですけど、彼の話を聞いて東京と海の距離感がとても心地よく思えるようになったんです。だから車に乗っている時間も、じつは好きなんですよ」

〈ジープ〉にはスタイルがある。

穏やかな口調でそう語る江部さん。車に乗っているときも大切な時間だからこそ、サーファーたちが板にこだわるように、自分が乗る車にもこだわりたい。「ジープ レネゲード」は彼の目にどのように映ったのだろうか?
「ヨーロッパの車がキチキチと固い動きをするのに対して、こちらはすごくフカフカしていて動きが柔らかい。シートの位置が高くて視界も広いし、すごく運転しやすいです。サイズ感が少しコンパクトな割に中は広々としているから、うちみたいな4人家族でも安心して乗れますね。これなら女性が運転してもいいと思う。平日は車に乗らないパパの変わりに、ママが車に乗って買物へ行くのもよさそうです」
優しい表情でそう述べたあと、〈ジープ〉についても言及する。
「こういう車に乗っている人はこんな人だろうな、と思わせる車ってあるじゃないですか。例えばヴィンテージの車だったり、アメ車に乗っている人ってなんかかっこいい。それと同じで、〈ジープ〉に乗っている人ってスタイルがある人だと思うんです。いまの時代、燃費とか数字で測れる部分をみんな気にするけど、〈ジープ〉を持っている人の場合は自分の生活のなかに海とか山があるから乗っているように思います。そういうスタイルがある人には魅力的な人が多い。〈ジープ〉にはそれだけの説得力がありますよね」
車は男の憧れでもある。とくにアメ車であればなおさら。〈ジープ〉にはそういった夢が詰まっているのだ。
「楽しい車ですよ、レネゲードは。実用車の中ではダントツでいい車だと思う。家族のためにミニバンを買うのもなんだかお父さんっぽくてほっこりするんだけど、ファッションが好きで、しっかりと自分のオリジナリティを持っている人には、こういうかっこいい車に乗って欲しいですよね」
江部寿貴(えべとしき)

1977年、東京下町生まれ。早稲田大学卒業後、世界文化社入社。「Men's Ex」編集部「Begin」 編集部勤務の後「OCEANS」創刊に参画。2010年より現職。プライベートでは2児の父としての顔も。

ジープ フリーコール
電話:0120-712-812
Jeep® RENEGADE TRAILHAWK(ジープ レネゲード トレイルホーク)
¥3,456,000(全国メーカー希望小売価格[税込])
【主要装備】
・右ハンドル
・4,260mm×1,805mm×1,725mm
・乗車定員:5名
・直列4気筒 マルチエア 16バルブ
・総排気量:2,359cc
・最高出力(kW/rpm):129(175ps)/6,400(ECE)
・最大トルク(N・m/rpm):230(23.5kg・m)/3,900(ECE)
・4輪駆動(オンデマンド方式)
・電子制御式9速オートマチック
・無鉛レギュラーガソリン
Jeep® RENEGADE
www.jeep-japan.com/renegade
Jeep®が展開しているライフスタイル・ウェブマガジン「Real Style」では、江部さんのサーフィン道具10選を掲載中!
http://jeepstyle.jp/jeep-oceans-surfin-goods