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KATHARINE HAMNETT LONDON JOURNAL vol.07

“エシカル”がキーワード。健康的なジーンズができました。

広義の意味での豊かな”ライフスタイル”に注目が集まっている近年。その波は止まることを知らず、衣・食・住すべてにおいてオーガニック志向の概念やアイテムがどんどん育まれています。なかでも、衣服におけるそれをいち早く取り入れてきたのが〈キャサリンハムネットロンドン〉です。環境問題を始め人種や政治的問題にも積極的に取り組んでいるブランドで、デザイナー自身も社会派デザイナーとして知られているほど。

今回は、そんな〈キャサリンハムネットロンドン〉の呼びかけにより実現した、デニムブランド〈リー（Lee）〉とのコラボレーションアイテムを紹介します。近年、環境や生産者の健康に影響が少ないオーガニックコットンを使用したアイテムを多く展開している〈リー〉。その姿勢に〈キャサリンハムネットロンドン〉が共感を得たことにはじまります。

今回のモデル「AMERICAN RIDERS 203」は、〈リー〉伝統の左綾デニムなどディテールも縫製仕様もこだわり抜いて、素材も原綿からこだわった次世代のスタンダードジーンズを目指しました。〈リー〉のテーマでもあるエシカルな要素を盛り込み、原綿の畑から商品になるまでを一貫して管理。素材は非遺伝子組み換えの、ウガンダ産オーガニックコットンとギリシャ産のコットンを使用し、売上の一部はNGOハンガー・フリー・ワールドの井戸建設に寄付されます。

生地はデニム本来の質実剛健さを求めるため、あえて14.4オンスの無骨な生地を開発。ワンウォッシュタイプとダメージ加工を施した2タイプから成り、シルエットはともに、腰回りにゆとりを持たせ、膝から裾にかけて一気にシェイプ、テーパードを効かせてスタイリッシュな印象に仕上げています。

アイテム単体で捉えるカッコよさはもちろんですが、背景にあるモノづくりに対する姿勢やアプローチが、その魅力をより後押ししていると言えます。3月中旬より発売です。どうぞお見逃しなく！