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ニューエラの次なる一手。Next Stage of New Era® “Bags & Packs” vol.04

スタイリスト・鹿野巧真が捉える「バッグコレクション」の真髄。

過去3回に渡って特集をしてきた〈ニューエラ〉の「バッグコレクション」。最終回となる今回は、雑誌や広告など幅広いフィールドで活躍するスタイリスト、鹿野巧真氏の視点から、このコレクションを徹底分析。ファッションの最前線を走る彼の目に、これらのバッグはどのように映ったのだろうか?

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PROFILE
1984年生まれ。文化服装学院卒業。アシスタントを経て2008年よりフリーランスで活動開始。メンズ、レディース問わず、雑誌、広告、アーティストなどを手掛ける。趣味はスノーボード。
http://takumakano.com

デザインと機能のバランスが大事。

ー鹿野さんは普段どんなバッグを使われているんですか?

鹿野:基本的にはトートしか使わないです。スタイリストという仕事柄、車移動が多くて。車を停めているときに運転席から荷物を出し入れするのに、トートがいちばん使い勝手がいいんです。だから仕事のときはトート。オフはスノーボードによく行くので、大きめのダッフルバッグを使っています。

ーモノ選びの基準などはあるのでしょうか?

鹿野:僕、”黒”が好きで、持っているもののほとんどがブラックなんです(笑)。だからバックも色は必ず”黒”で、デザインはシンプルなものを選びます。それに加えて、仕事で使うなら機能、オフで使うなら容量が備わっているものが必須ですね。

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ーそれは最初に話された理由で?

鹿野:そうですね。トートは荷物の出し入れがしやすい反面、中で荷物がゴチャゴチャしやすい。だからバッグの中に、小さなポケットなどがついていると嬉しいですよね。そうすると荷物も整理しやすいので。

ーなるほど。

鹿野:ダッフルバッグの場合は、スノーボードへ行くときの荷物が全部入る容量が大前提。可能な限り手荷物は少なくしたいので。

ーご自身の生活スタイルにあった選び方をされているんですね。

鹿野:これまでにいろんなバッグを使ってきたんですが、デザインを意識し過ぎると使い勝手が悪くなってしまうし、逆に機能を追求し過ぎると人前で持つのが嫌になる。そうなると、自ずとデザイン性と機能性のバランスが取れたバッグを使うことになりますよね。紆余曲折を経て、結果的にこうなった、という感じです(笑)。

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ユーザー目線で考え抜かれた機能。

ー今回〈ニューエラ〉の「バッグコレクション」をご覧になられた第一印象を教えてください。

鹿野:デザインがシンプルで、なおかつ機能性が充分に備わっている。どのアイテムにもそんな印象を受けました。ヴィヴィッドなカラーリングのものなどもあって、誰もが手に取りやすいデザインですよね。それに使用されている生地やひとつ一つのディテールなど、作りに関してもすごくクオリティが高いな、と。〈ニューエラ〉が伝統あるブランドだけに、やっぱり生半可なことはしていないな、というのが率直な感想です。

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ー今日はトートバッグを使用されています。

鹿野:やっぱり普段から使い慣れているトートがいちばん最初に目につきました。しかも、僕の好きな黒があったので、迷わずこれを手に取りましたね。

ー実際に使用された感想はいかがですか?

鹿野:物凄く使いやすいです。というのも、小さなポケットが付いているんですよ。冒頭で話した通り、これがあるのとないのとでは、大きな違いがある。それに、パソコン用にクッションが付いた収納ポケットもあるので、とても便利ですね。

ー荷物は細かいものが多いんですか?

鹿野:そうなんです。やはりたくさんの人と接する仕事なので、ファブリックフレッシュやフレグランスなどで身だしなみは整えておかなければならない。しかしながら大きいものを持ち運ぶときはかさばるし、荷物が重たくなるので、どうしてもコンパクトサイズになるんです。そうなるとやっぱりバッグの付属のポケットは必須になりますね。

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ーそれだけのためにポーチを用意して、メインの収納部分をかさばらせたくないですもんね。他にはどんな荷物をお持ちなんですか?

鹿野:手帳にメモ、書類ケース、筆記用具などのステーショナリー類に、財布やサングラス、折りたたみ傘などの身の回り品。あとは仕事の合間に車の中で見るためのDVDです。〈ニューエラ〉のトートバッグにはショルダー用のストラップが付属されているので、荷物が重たくなったときなんかはショルダーバッグにして使ってもいい。それに、開け口が広いので大きな荷物でも出し入れしやすいのがいいですね。普段パソコンを持ち歩くし、手帳も大きいものを使っているので。

ーなるほど。

鹿野:あと、開け口にジップが付いているので、雨の侵入を防げるのも魅力的だなと思いました。パソコンが濡れないか、ちょっとの雨でも心配だったりするじゃないですか。レザーの小物とかが濡れるのもよくないですし…。でも、このジップがついているだけでその心配が柔らぐのは嬉しいですね。

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シンプルで質実剛健。幅広いシーンに対応する汎用性も魅力。

ーデザイン面に関してはどんな感想をお持ちですか?

鹿野:無駄な装飾のないソリッドなルックスが、シンプルでいいですね。それに、ナイロンの生地が機能的なイメージと結びついて、質実剛健な印象をもたらしている。チャラチャラしたムードがまったくないので、モノ選びに対して確固たる審美眼を持った大人の男性でも、しっかり納得させられるクオリティーだと思います。

ースタイリストとして、このバッグを使用したコーディネートはどんなことを気にしますか?

鹿野:素材がナイロンなのでスポーティなスタイルに合わせるのがおすすめです。あとは色がワントーンで統一されているので、今日の僕のようにウェアもワントーンにするとか。その際は、異素材のものを組み合わせて、素材感でメリハリをつけるといいと思います。

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ーちなみにトート以外だと、どんなバッグを使ってみたいですか?

鹿野:やっぱりダッフルバッグですかね。スノーボードへ行くときに。デザインも機能もそうですが、生地がタフなので、アクティブなシーンなんかにはもってこいだと思うんです。あとはキャンプなどで使うのも良さそうだし。

ー確かに生地がタフで容量もあれば、アウトドアにも良さそうですね。

鹿野:あと、バックパックは実際に撮影のコーディネートでよく使用します。〈ニューエラ〉ってストリートともリンクするじゃないですか、だからバックパック類は特にストリートファッションとの親和性も高いと思うんです。

ーそう考えると、使えるシーンは結構幅広そうですね。

鹿野:そうですね。それはやっぱりデザインがベーシックで、機能との折り合いを考えながらつくられているからだと思います。先ほど話したとおり、どのモデルも一貫してシンプルなルックスだし、機能のパフォーマンスも高いので、ユーザーの個性を尊重しながらさり気なく日常をサポートしてくれる。これが〈ニューエラ〉のバッグの最大の魅力だと思いますね。

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Tote Bag
Size:W550 × H350 × D170mm
Color:Black
Fabric:Nylon/1680D
¥10,000+tax

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