Ray-Ban® OPTICAL
サーモントの次世代、「クラブマスター」。

1937年の創業以来、〈レイバン(Ray-Ban®)〉は数々のマスターピースを生み出してきた。なかでも、幅広い層に根強い人気を得ているのが「クラブマスター」だ。知性の象徴であり、反体制のスピリットが宿る銘品。その魅力を余すところなく伝えよう。

Photo_Masaki Sato
Text_Takano Fujii

アメリカン・クラシックの王道をモダンにアレンジ。

1986年に誕生した「クラブマスター」は、自由と知性のスピリッツが宿るシンボリックなアイウェアだ。プラスチック製のブロウをメタルブリッジが分断するサーモントと呼ばれるデザインが特徴だが、まずはサーモントのルーツに触れておきたい。

1950年代、アメリカ軍将校のモント氏は自らの眉毛が薄く、貫禄がないことを悩んでいた。そして、威厳や貫禄が増すメガネの製造を依頼して生まれたのが、掛けると眉毛があるように見えるフレーム。そのメガネはモント氏に敬意を込めて “Sir Mont(サー・モント)” と名づけられた。

サーモントは、1950年代から’60年代のアメリカで、政治家や知識人などがこぞって掛けたことで爆発的に浸透する。マルコムXが愛用したこともあり、知性や反体制の象徴となった。そもそもサーモントは威厳や貫禄を増すために生まれたデザイン。それ故にフレームの主張が強く、実はいま掛けこなすのが難しい形でもある。だが、数多くの人が「クラブマスターは掛けやすい」と絶賛しているのだ。そのデザインの秘密を紐解きたい。

プラスチックブロウとメタルブリッジを備えた「クラブマスター」は、サーモントにありがちなぼってりとした野暮ったさはなく、やや細身で精悍なフォルムだ。そのDNAを受け継いだオプティカルは、天地幅が少し浅いなど、より現代的な意匠にアレンジされている。そのため、クラシカルで主張の強いデザインでも眼鏡浮きせず、“ありのままに、自分らしさ” を演出できる。これが「クラブマスター」が支持される所以と言える。ジーンズやTシャツといったカジュアルな装いはもちろん、フォーマルなセットアップにも様になる。振り幅の広さも魅力のひとつ。さらに、豊富なバリエーションが揃っている。

RX5154 2077 & RX5154 2012 ¥24,000+TAX(Each Price)

例えば、ダークハバナの「RX5154 2012」は、肌馴染みの良いべっ甲柄のレトロな趣で、柔らかな表情を作ってくれる。マットブラックの「RX5154 2077」は、落ち着いたトーンで都会的な雰囲気を醸し出す。

RX5154 5493 & RX5154 5491 ¥24,000+TAX(Each Price)

「RX5154 5491」はブラックハバナ、「RX5154 5493」ではグリーンハバナといったヴィンテージ感あふれる生地を採用し、繊細なカラーリングで人とは違う個性を発揮。

RX5154M 5561 & RX5154M 5558 ¥45,000+TAX(Each Price)

ユニークなのが、薄くスライスした天然木を採用したモデル。「RX5154M 5558」はメープルウッド、「RX5154M 5561」はウォールナットを使用し、木目の柔らかさや色味の違いを楽しめるうえ、経年変化で味わいも増す。

RX5334 ¥26,000+TAX

また、嬉しいことに、今シーズンにはこれまでサングラスにしかなかった「クラブマスター」のフォールディングタイプが誕生した。サーモントの象徴的なスタイルは保持しつつ、コンパクトに折り畳んで収納可能。バッグやポケットの中でかさばらず、気軽に持ち運べる。

アメリカン・クラシックの王道であり、知性の象徴であるサーモントに、〈レイバン〉ならではのモダンなアレンジを加えた「クラブマスター」は、サーモントの次世代と呼ぶに相応しい。

ミラリ ジャパン
電話:03-5428-1030
www.ray-ban.com/japan
※次回(Vol.09)の記事の公開は11月12日(木)予定