今や旅行用スーツケース世界シェアNo.1メーカーの〈サムソナイト〉は、同社製品の性能を明らかにする「実験動画シリーズ」を公開しています。その実験方法は、馬や重機が登場したりと、とにかくユーモアに溢れた実験方法なのです。人々に受け入れられやすい「コンテンツとして楽しめるもの」でありながらも、明確に商品価値を伝えている動画の数々。「コンテンツとしての楽しさ」と「性能を伝えるメッセージ性」の要素をバランスよく表現した、〈サムソナイト〉の「実験動画シリーズ」は、一見の価値ありです。
まずはスーツケースがいかに軽量であるかを表現した動画から。天秤の片方に〈サムソナイト〉のスーツケース、もう片方にニワトリを乗せ、平衡な状態でニワトリにエサを与えます。すると……
ニワトリがエサを食べ始めるとすぐに均衡は崩れ、食べたエサの重さでニワトリが下に傾きはじめます。
わずか1.6kgと超軽量なソフトスーツケースであることを、ニワトリを使って証明した実験動画です。
次は防水性のテスト。マネキンに傘を差し、隣にスーツケースを立てた場所に、ドラム缶1杯分の水を豪雨に見立て、一気に放出します。果たして中身の荷物は無事なのか?
まさにバケツをひっくり返したような雨、いや、それ以上ですね。
急な天候の変化にも対応できることをアピールした実験動画。実際にはありえない量の水がスーツケースを襲いますが、中のマッチはまるで湿っていません。
落下の衝撃に耐えられるか? 耐久テストでは、15mの高さからスーツケースを落下させます。
今度は300kgの台車を上から落下させますが、スーツケースは形状回復し、逆に台車が壊れてしまいました。
落下時の迫力ある音を聞くと、いかにスーツケースに大きな負荷がかかっているかが分かります。それでも元に戻る〈サムソナイト〉のスーツケース。通常ここまで手荒い扱いをされることはないと思いますが、大は小を兼ねるという意味では、絶対的な安心感があります。
ガッチリとした男性たちがスーツケースを開けようと孤軍奮闘。さらにはトラクターや馬までがスーツケースをこじ開けようと、綱を引っ張ります。
あくまで推測ではありますが、現時点で1トン以上は負荷がかかっているはず。
結果、鍵はまったく開く気配がなく、スーツケースの鍵の耐久性の高さが証明されました。絶対に引き裂かれないという謳い文句でお馴染み、〈リーバイス®〉のパッチを想起させます。
これまで紹介してきたように、〈サムソナイト〉は自社製品の品質の高さを様々な実験動画を用いて表現してきました。ニワトリや大量の水、重機を用いた実験など、つまり〈サムソナイト〉のプロダクトには、多くの性能が、しかも高い次元で備わっているということです。上の画像は、2010年時点でのブランドの世界シェア分布図、青い部分がそれに該当します。これでも分かるように、いかに世界的に認知されているのか一目瞭然。トラベルバッグの世界シェアトップであることも頷けます。そんな〈サムソナイト〉のものづくりを継承しながら、都市生活者に向けたバッグを提案している〈サムソナイト・レッド〉。2014年春夏シーズンからと、まだデビューして間もないながら、玄人のバッグフリークからもすでに注目を浴びています。
そして今回、フイナムと〈サムソナイト・レッド〉がタッグを組んだコラボレーションプロジェクトでは、2型のバッグを製作しました。というわけで、次回は完成までの製作過程を紹介していきます。乞うご期待!
サムソナイト・ジャパン株式会社
カスタマーサービス
電話:0800-12-36910
www.samsonitered.jp