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01
ASICS Tiger
アシックスタイガーのGEL-LYTE III
ちょうどいいポッテリ感と絶妙な色味。 スニーカーの知識は人並みな自分ですが、最近のスニーカー業界の尋常ではない層の厚さには大変興味があります。とにかく超買い手市場。はっきりいって10年前とは市場の充実度が段違いです。あれも欲しいし、これも欲しい、次から次へと“傑作”が出てくるという、恐ろしい状態となっております。その理由のひとつに、各メーカーが自社のヘリテージ(遺産)を積極的に有効活用し始めたことがあげられます。この「GEL-LYTE III」もオリジナルの発売は1990年。当時は本格的なパフォーマンスシューズとして売り出されていましたが、2015年現在のシーンではその優れたデザインに、イマドキのカラーリングを落とし込んで、ファッション的なスニーカーに華麗に転身しております。かなりのカラバリが存在しますが、茶系のこちらがとくにお気に入りです。革靴のように上品に履くのがよいかなと思っています。
¥15,000+TAX

お問い合わせ先:アシックスジャパン株式会社お客様相談室 0120-068-806

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02
YOUNG&OLSEN The DRYGOODS STORE
ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストアのスニーカー
アレンジセンスにヤラれました。 スニーカーと聞いて、多くのひとが頭の中に浮かべるのが、いわゆる“オールスター”型なのではないでしょうか。このモデルを嫌いだというひとにいまのところ会ったことがありません。それぐらいベーシックで、当たり前となっているモデルをどうデザインするか、これはもうセンスでしかないわけです。古今東西ものすごいバリエーションのモデルが生まれてきましたが、自分的にビビっときたのがこちらの一足です。一見して、米軍のトレーニングシューズ、通称「アーミーコンバース」を思わせるクリーンかつミニマルな仕上がり。生産を最近よく話題に上がる久留米の「ムーンスター」に依頼しており、品質は折り紙付き。ヒールの内側にはミルスペックの規格を思わせるような文字が刻印されるなど、“ミリ好き“には感涙ものなのです。この手のアレンジをしれっと行ってしまう尾崎雄飛氏のセンス、あらためてリスペクトなのです。
¥13,000+TAX

お問い合わせ先: YOUNG & OLSEN The DRYGOODS STORE
instagram.com/youngandolsen

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03
FICOUTURE
フィクチュールのジャーマントレーナー
甲乙つけがたい配色。 先ほどのオールスターに引き続いて、このジャーマントレーナーも名作の誉れ高い一足ですね。過去にはいくつかのメゾンブランドが、ジャーマントレーナーをベースとしたスニーカーを発表してましたし、その人気ぶりに関しては今更多くを語るまでもありません。が、この名作にあの「コーデュラナイロン」を載せてしまったブランドがかつてあったでしょうか? 16SSのテーマがドイツだという〈フィクチュール〉がジャーマントレーナーを選ぶのは筋の通った話、そしてブランドにとってコーデュラナイロンといえば、肝ともいえる素材、というわけでその二つを掛け合わせた、実に納得のいく一足がこちらです。なにより素敵なのは、頭でっかちになっていないというか、プロダクトとして高い完成度になっているということ。うんちくだけたくさんあっても仕方ないですからね。欲しい!あ、発売は来年ですので、もう少々お待ちを。
各¥22,000+TAX

お問い合わせ先:ROOT 03-6452-5867
http://root-store.com/

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04
diadora
ディアドラのN9000
極めて同時代的な一足。 大いなる敬意を込めて断言しますが、ファッション好きというのはへそ曲がり、ひねくれ者の集まりだと思っておいて間違いはありません。ひとと同じものを身に付けたくないというところから始まる天邪鬼精神こそがファッションを発展させてきたわけで、それが無くなりコモディティ化してきたら、ファッションの文化的な価値というのは地に落ちます。何が言いたいかというと、〈ディアドラ〉で“このグレー”ってイケてませんか?ということです。近年の大ヒット品番である「N9000」をスマートに仕上げた美しきグレーのグラデーション。〈ディアドラ〉のイメージが、イタリア発のちょっと大人でセクシーなブランド、というところで止まっている方、今すぐ認識を改めてください。だいぶモダン、だいぶコンテンポラリーですよ。
¥13,500+TAX

お問い合わせ先:ディアドラ・ジャパン 03-5770-3040

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01
SALOMON
サロモンのウィンターシューズ
パフォーマンス目線の冬靴。 トレイルランニングをかじって以来、僕のなかで日に日に存在感を増しているブランドが〈サロモン〉です。トレイルでのランニングシューズはもちろんのこと、ロードでも使えるランニングアパレル、はたまた帰宅ラン時に重宝しているデイリーユースでも使えるバックパックなど、着実に僕の日常に〈サロモン〉が浸透してきています。そしてこの冬は、ウィンターシューズ「SHELTER CS WP」までもが仲間入りする(かもしれない)。アッパーは保温材も含めた4層構造となり、ソフトシェルを合わせることでフィット感を確保。マイナス18℃でも足もとの温かさをキープしてくれます。また、全体をブラックで統一しているため見た目は実にスタイリッシュ。しかも重量はわずか390g(27cm)! 冬のシティシューズを、カジュアルシューズとしてではなく、あくまでもパフォーマンス目線で形作るその真摯な姿勢にグッと来ます。
¥13,000+TAX

サロモン/アメア スポーツ ジャパン 電話:03-6831-2718
www.salomon.co.jp/softgoods/news/articles/2979

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02
THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイスのミュール
アップデートした“社内履き”。 会社にいるときは、俗に言う“社内履き”に履き替えている。単純に楽だからだ。夏は〈アディダス〉の「アディレッタ」を、冬は〈ザ・ノース・フェイス〉のミュールを。この2つを季節に合わせて交互に履き替えては、保管して、をここ数年繰り返してきた。特に後者のミュールは、3年近く秋冬シーズンはほぼ毎日履き続けてきたので、そろそろソールのダメージが深刻な状態に。というわけで、おかわりしようと〈ザ・ノース・フェイス〉のサイトをポチっと覗いてみると、ミュールそのものがさり気なくバージョンアップしてるじゃないですか。フォルムはシャープに、ラバーのアウトソールには立体感が加わり、見た目も履き心地も向上。保温性のあるプリマロフト®は、寒い冬の冷えた足もとをぬくぬくと温めてくれます。
¥7,800+TAX

ザ・ノース・フェイス原宿店 電話:03-5466-9278 www.goldwin.co.jp/tnf/

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03
PUMA IGNITE Proknit
プーマのイグナイト プロニット。
見た目でランシューを選ぶならコレ! ランニングシューズを選ぶときに、もっとも重要視するのは見た目です。もちろん機能性や狙うタイム、自分の足との相性に応じて使い分けることも大切ではある。けれど、日々のジョグのためを考えれば、僕にとって見た目こそがモチベーションを上げるための最大のキーワードとなる。そこでご紹介したいのが〈プーマ〉の「IGNITE Proknit」。まるで靴下のようなニットアッパーに、適度な反発性がバネとなるイグナイトフォームをソールに搭載し、履き心地は言うまでもなく快適そのもの。難なく街履きにも対応できるモノトーンの配色ってのもポイント。日々の日常とランニングをなるべくシームレスに過ごしたい僕にとっては、おあつらえ向きな逸品です。
¥16,000+TAX

プーマ お客様サービス 電話:0120-125150
www.puma.jp

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04
Reebok CLASSIC×BornxRaised
リーボック クラシック×ボーンアンドレイズドのクラシックレザー
理想的なコラボレーション。 誰がなんと言おうと、僕にとって〈リーボック クラシック〉といえば「クラシックレザー」なのである。発売から30年以上経た今も色あせない完成されたフォルムに、安定感のある履き心地、錚々たるアーティストが好んで履いたというカルチャー的なスパイスもこのモデルに彩りを加えてくれている。そんなクラシックレザーの最新作としてリリースされているのが、LA発のストリートブランド〈ボーンアンドレイズド(BORNxRAISED)〉とのコラボレーションによるこちらの品。プレミアムなレザーにヒール部分の色を切り替え、ソールにはガムソールを採用。モデル本来の魅力を損なうことなくオリジナリティを感じさせる。その仕上がりからはクラシックレザーに対するリスペクトの精神を感じさせてくれます。
¥16,000+TAX

リーボック アディダスグループお客様窓口 電話:0570-033-033
reebok.jp

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01
REPRODUCTION OF FOUND
リプロダクション オブ ファウンドのブリティッシュミリタリートレーナー
2016年の最右翼。 ヤバいスニーカーに出会ってしまいました。その名は〈リプロダクション オブ ファウンド〉。「見つけ出す」+「再現する」をコンセプトに、2016SSよりスタートするシューズブランドで、なかでも「ミリタリートレーナーシリーズ」が秀逸。原宿の名店で腕を磨いたミリタリーに造詣の深いスタッフが発掘してきた、フランス、イギリス、ドイツ、カナダなどのミリタリーシューズを復刻。しかも単なる復刻ではなく、製造を手がけるのは50~70年代に数多くの軍用トレーニングシューズを生産していたスロバキアのファクトリーで、丁寧にハンドメイドでつくっているところにあります。また仕様もオリジナルに忠実ながら素材などを今のファッションシーンに合うようにセレクトするなど、あくまで現代的に再現。で、個人的に気に入ったのがこの「ブリティッシュミリタリートレーナー」。90年代にかけてイギリス軍のトレーニングシューズとして採用されていたもので、軍パンはもちろん、ジーンズやチノ、スラックスなど、何にでも合わせられる汎用性の高さは群を抜いてます。ロゴやタグなどに品名や国名、年代を記載するなどデザインソースを明記しているところが、スニーカーフリークの心を揺さぶるはず。全4色展開でオリジナルカラーのベージュもあり。発売は来年。待ちきれません!
各¥18,000+tax

お問い合わせ先:EYE FOUND 03-6434-7418

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02
montrail
モントレイルのフェニックス
トレランデビューにつき。 先日、上越国際スキー場で開催されたトレイルマラソン大会に行ってきました。土砂降りの雨の中、約27kmをほぼノンストップでラン。走り終えて感じたこと、それはウェア選びよりもシューズ選びがとても大切だということでした。今回のような悪天候の場合、基本地面はぬかるみだらけなので、ロード用のシューズでは足の踏ん張りが利かず転倒必至。やはり凹凸のあるアウトソールが一番だなと感じました。そこで気になったのが、〈モントレイル〉の「Phoenix」。ご存知〈ノンネイティブ〉がリリースしている別注モデルのオリジナル版です。元々、2005年に欧州市場に向け発表されたモデルで、機能・デザイン共に高い評価を受け、トレイルランニングシューズとして「最高峰」とも言われた名品。これは、そのアップデート版で、ブランド初のMADE IN JAPANモデル。スウェードとメッシュの軽量コンビネーションアッパーに、シャープなフォルムとアグレッシブなアウトソールを取り入れた1足は、今後のトレイルはもちろん、街履きとしても高い威力を発揮してくれそう。
各¥16,000+tax

お問い合わせ先:コロンビアスポーツウェアジャパン 0120-193-821
www.montrail.jp

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03
PUMA
プーマのスウェード
男なら黙ってスウェード。 1968年の誕生以来、〈プーマ〉を代表するシューズとして不動の地位を築いてきた「スウェード」。80年代、ビースティ・ボーイズやスケーターのスコット・ボーンをはじめ、アメリカのストリートカルチャーに多大な影響を与えた人たちが愛用し大ブレイク。もちろんアメリカだけじゃなく、イギリスではユーゴスラビア製など基本的に同じスペックの「ステイツ」というモデル名で人気を博したのは有名な話です。90年代に日本で巻き起こったスニーカーブーム。ハイテクスニーカーが台頭する一方で、いわゆるデッドストックや限定モデルといったよりレア度の高いアイテムにも注目が集めるようになり、「スウェード」は94年に展開がスタート。ビースティ・ボーイズ効果もあってプレミアが付いていました、懐かしいですね。他のブランドにも名作と呼ばれるスニーカーはたくさんありますが、音楽とファッションシーンの双方から影響を与えたシューズは、「スウェード」を除いて他にない(はず)。毎日履くわけではないけれど、常に引き出しの一番手前に並んでいる、マイベストスニーカーです。
各 ¥8,500+tax

お問い合わせ先:プーマ お客様サービス 0120-125-150
www.puma.jp

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04
CONVERSE
コンバースのスエード オールスター ブーツ NS Z SHIN-HI
いい意味でコンバースらしくないのがいい。 春はシャツ、夏はTシャツ、秋にはニット、冬ならコート。トップスだったら季節感のあるアイテムがなんとなく思い浮かびますが、冬らしい靴って何? と聞かれてもパッと出てきません。ただ、形こそ特定できないけどスウェードの靴は秋冬らしい気がします。で、ちょっと履いてみたいと思ったのが〈コンバース〉のブーツタイプのオールスター。サイドゴアブーツがやたらと注目を集める今シーズンですが、これも言わば同じ系統。サイドにジップが付いているから脱ぎ履きが楽チンだし、あんまり他の人とかぶらなそうなのと、合わせるパンツを選ばないブラックとベージュのカラーリングもいい。〈コンバース〉でそんなモデルあったんだ! とツッコまれるのが目に浮かびます。ブーツとスニーカーの要素をうまくミックスしたような一足。密かに名作になる予感がプンプンしてます、はい。
各¥10,000+tax

お問い合わせ先: コンバースインフォメーションセンター 0120-819-217
www.converse.co.jp

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01
NIKE SPORTSWEAR
ナイキ スポーツウェアのエア ハラチ ユーティリティ
海外旅行のお供に。 ランニングシューズをデイリーユースとして取り入れるというのは、今や当たり前の昨今ですが、本気でランニングシューズとしても、ライフスタイルシューズとしても使えるものというと、その選択肢は絞られてきます。求めるのはやはり、機能性とデザイン性を高次元で兼ね備えていること。初代「エア ハラチ」は、ライトグリーン、ブルーというポップなカラーリングが印象的だったわけですが、シックなカラーリングの「エア ハラチ ユーティリティ」は合わせる服を選ばないスニーカーの見本です。「エア ハラチ」シリーズ特有の類いまれなフィット感と高いクッション性はランニングにももってこい。旅行先での走りたい欲、歩きたい欲をこれ一足で充足してくれる頼れるやつです。シリーズを通して、形を少しずつ変えながらも愛され続ける理由、わかるような気がします。
¥13,000+tax

お問い合わせ先:NIKE カスタマーサービス 0120-6453-77

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02
Reebok CLASSIC
リーボック クラシックのベンチレーター ST
変わらない安心感。 ゆっくりと、しかし着実にスニーカー界でその存在感を高めてきているリーボック クラシック。こちらは往年の名モデル「ベンチレーター」のデザインそのままに、ワントーンカラーで染め上げています。アッパーのレザー×スエード×ナイロンという組み合わせによる、そこはかとないクラシックな雰囲気がぐっときます。いい塩梅のフィット感と重量感を感じるはき心地は、例えるならば、衣類における「メイドイン U.S.A.」が持つラフさといったところでしょうか。奇をてらわないという、この安心感が非常に好きです。このオールグレイのほか、オールブラックやオールホワイトもあり、そのカラーリングによってビンテージ感の度合いが変わるというのも、スニーカーの奥深さところ。スニーカー界の挑戦者として、コストパフォーマンスを徹底しているところも、ぜひ応援したい。
¥9,800+tax

お問い合わせ先:リーボック アディダスグループお客様窓口 0570-033-033

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03
Onitsuka Tiger
オニツカタイガーのコロラド エイティファイブ サムサラ
控えめという美学。 ライフスタイルスニーカーとして、ここ最近なかなかいい仕事してますよね、と言いたくなるのがオニツカタイガー。このスニーカーは、1985年に発売された「コロラド」の30周年記念モデル。アシックスのシンボルマークをパンチング加工した控えめなデザインはじつに洗練された印象を与えます。どこのブランドか一見したところわからないというところも、ユーザー優先のデザインのような気がして、好感が持てます。きれいなネイビーのスエードという上品な佇まいは、モダンの極地。元から機能性の高さは折り紙付きのオニツカタイガー。そこにデザインという要素が加われば、鬼に金棒のシューズといえるわけです。
¥13,000+TAX

お問い合わせ先:アシックスジャパン株式会社 お客様相談室 0120-068-806

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04
Admiral
アドミラルのグリーンパーク
随所に漂う英国気質。 ここ数年、定番中の定番としてスニーカーシーンの中でもイチ抜けた感のある、ベルクロス白スニーカーですが、ド定番だからこそちょっと人と違うところを攻めたくなるのが性(さが)というもの。というわけで〈アドミラル〉なのですが、付け加えるのならば、アッパーの上質なレザー、ほどよいワイズと、定番の形だからこそ、ちょっとした違いが大きな差を生みます。後付けなのかもしれませんが、上品なベージュのインソールを含めて、漂う気品は、英国ブランドらしいと感じ入ります。タンの中心から外れたところにブランドタグが付いているというのもニクいところ。定番ブランドに飽きたら、〈アドミラル〉を思い出してみてください。
¥11,800+tax

お問い合わせ先:Sojitz GMC 03-6894-5760

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01
SUVSOLE
サブソールのビムラムソールスニーカー
アノニマス、その①。 中高生時代にスニーカーにハマった時は“スニーカーそのもの”に価値を見出して買い漁っていたのですが、今は“いかに自分のスタイルに取り込みやすいか”が絶対的な基準になっています。となると、主張が強過ぎないもの、つまりブランド性が前面に出ていないアノニマスなデザインに自然と惹かれるわけで。〈サブソール〉のこのモデルも、ブランドを判断できる要素はベロに刺繍されたタグとサイドに入る型押しのネームのみという、至ってシンプルな一足。スウェード素材で黒単色であることを考えると、ちょうどスニーカーと革靴の中間といった感じ。それでいて、〈サブソール〉のためだけにVibram社に製作を依頼したオリジナルソールを使っている辺りが、スニーカーらしい実用性の高さを感じさせてくれます。
¥17,000+TAX

お問い合わせ先:WISM 03-6418-5034

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02
HERSEY
ハーシーのランニングシューズ
アノニマス、その②。 引き続き、アノニマスなスニーカーを。実は『フイナム・アンプラグド』の創刊号でもご紹介している〈ハーシー〉のランニングシューズ。アメリカで1982年に創業した、それなりに歴史のあるブランドですが、意外と初見の方も多いのではないでしょうか。ご覧いただければわかる通り、こちらもデザインに一切の無駄はなく、ベロにタグが刺繍されているのみ。素材ごとの異なる質感が生む、グレーのグラデーションもとにかく美しい。少し値は張りますが、一点一点手作業でソールを縫い付けていると聞けば納得できるはず。自身では多くを語らずとも、それが逆にただならぬ存在感を醸し出している一足です。
¥34,000+TAX

お問い合わせ先:COVERCHORD http://coverchord.com/

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03
adidas Originals by PALACE
アディダス オリジナルス バイ パレスのPALACE PRO
普通が一番。 誰が見ても一目瞭然、〈アディダス〉です。しかも〈パレス スケートボード〉とのコラボモデルというトレンディな一足。前言と矛盾するようですが、たまには話題のモデルも欲しくなります。とはいえこのPALACE PROもこれ見よがしなコラボレーション感はなく、白赤のカラーリングとも相まって、まるで体育館シューズを彷彿とさせるようなクラシックな佇まい。世界中が注目するブランドが手掛け、しかもスケートボーディングを想定して高いパフォーマンス性と耐久性を追求して作り上げたにも関わらず、最後に形となったのは、圧倒的なまでに“普通”なシューズでした。ハイテクモデル全盛の今だからこそ、その存在が際立ちます。
¥18,000+TAX

お問い合わせ先:アディダスグループお客様窓口 0570-033-033

item
04
New Balance
ニューバランスのMT610
雨にも雪にも負けず。 〈ニューバランス〉からリリースされているGORE-TEX®搭載モデルの最新型、MT610。区分けとしてはトレイルランニング用のモデルなので、そんなところもトレイルランの大会に出場する編集部員が何人もいるフイナムらしいのですが、僕はそんな過酷なスポーツとは一切無縁。GORE-TEX®による優れた防水・透湿性を備えつつ、タウンユースにも対応できるシックな配色が施された“雨の日用のスニーカー”としてオススメさせていただいた次第です。この手のシューズで、雨の日じゃなくても履きたくなるようなデザインは貴重ですから。もちろん雪の日でも難なく対応可能なので、冬の唯一の楽しみともいえるスノーボードに行く道中でも使えそう。
¥11,500+TAX

お問い合わせ先:ニューバランス ジャパンお客様相談室 0120-85-0997

item
01
NEW BALANCE×nonnative
ニューバランス×ノンネイティブのMNL710
エベレスト×ベアフット 「DUNE(砂漠)」をテーマに制作された「MNL710」。美しいベージュのグラデーションに心惹かれるのは言わずもがな。アメリカ人初のエベレスト登頂を果たした「ルー・ウィッタカー」が着用していた「710」という品番を継承しつつ、ベアフットランニングのソールユニットを搭載することで極めて現代的な仕上がりに。個人的にグッときたポイントは、土踏まず上部のドットからブルーが覗いていること。砂漠のオアシスを表現したというカラーづかいに、コンセプトの秀逸さを感じます。着用した際のフィット感も抜群で、本気のアクティビティにおいても活躍してくれるんじゃないか、というほど。いや、実際のところはもったいなくてトレイルでは気安く履けないですけどね。
¥18,900 inTAX

お問い合わせ先:VENDOR 03-6452-3072
http://vendor.co.jp/

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02
adidas
アアディダスのEQT ADVENTURE
型押しスエード×トレイルソール ここ最近のアディダスの攻めっぷりには、目を見張るものがあります。ビッグネームとのコラボレーション、名作の復刻、そしてパフォーマンス領域での躍進と、全方位で勢い抜群。なかでも個人的に注目しているのは、アウトドアカテゴリに属する「EQT ADVENTURE」です。型押しのピッグスキンスエードにコーデュラナイロンを合わせた妙技もさることながら、そこにガチのトレイルで本領を活躍するであろうアウトソールをドッキング。なんともいえない艶かしいルックスと男らしい機能性。パッと見の面持ちが全てを物語っています。
¥25,300 inTAX

お問い合わせ先:アディダスグループ お客様窓口 0570-033-033

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03
ORPHIC
オルフィックのCG2
ネオプレーン×ベルクロ 「フューチャリスティック」というワードがしっくりくる面構えは、無機的な曲線と独特のソールパターンゆえ。しかしながら光沢を抑えた素材を採用することで、ギラつくことなく、普段着にスパッとはまってくれます。このへんのやりすぎないさじ加減が、〈オルフィック〉の魅力だなと。足元が浮いてしまうのは好きじゃないけれど、シンプルなローテク・スニーカーは一通り履いてしまったし……。という微妙な男心をくすぐるミックス感に軍配。足首をホールドするネオプレーン素材も気持ち良く、ベルクロの便利さも見逃せないポイント。冬のオーセンティックな着こなしに、あえて雑に合わせて履いてみたい一足。
各¥26,000+TAX

お問い合わせ先: alpha PR 03-5413-3546

item
04
NIKE SPORTSWEAR
ナイキ スポーツウェアのスニーカーブーツ
フライニット×耐水 フライニットにぞっこんの我が両足。ランニングシューズの一軍には間違いなくフライニットルナ3が入ります。しかし、完璧な人間がいないように完璧なシューズも存在しえないわけで、その抜群に快適なアッパー素材は、突然の雨をすんなり通してしまう、という弱点を抱えていました。今回発売されたスニーカーブーツは、唯一とも言えるそのウィークポイントを克服してしまったそうです。二重構造になったフライニットテキスタイルは耐水性を獲得。雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ、その上履き心地も折り紙つきとなると、前言撤回、これこそ完璧なシューズと言えるのかもしれません。あ、もちろん最大のアドバンテージは、理屈を抜きにした「かっこよさ」にあるわけなんですが。
¥21,600 in TAX

お問い合わせ先: NIKE カスタマーサービス 電話:0120-6453-77

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01
foot the coacher
フット ザ コーチャーのF.A.S.t.
新しいスタンダード。 〈フット ザ コーチャー〉の竹ヶ原敏之介さんと〈タカヒロミヤシタザソロイスト〉の宮下貴裕さんの二人が始めたスニーカーのライン「F.A.S.t」。今回で早くも3シーズン目を迎えたこのラインから、定番モデルの「front lace.」を紹介します。アッパーにスエードを使ったこの一足は、巧みにあしらわれたカーフレザーがアクセントになり、ディテールに施された繊細なステッチは〈フット ザ コーチャー〉ならでは。ソールにはビブラム社製の軽量なスパイクソールを用いることで、長時間履いても疲れにくい設計になっています。新しいスタンダードとして、スポーツメーカーのスニーカーを履き飽きた人におすすめしたい一足です。
¥39,000+TAX

お問い合わせ先:ギャラリー オブ オーセンティック 03-5412-6908
http://galleryofauthentic.jp

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02
CAMPER
Camper Together with Gosha Rubchinskiy
黒のモダンな一足。 2006年にスタートしたコラボレーションラインの「カンペール・トゥギャザー」。これまでファッションやグラフィック、建築など、各分野のデザイナーと組んでユニークなアイテムを作ってきました。過去には、〈ベルンハルト・ウィルヘルム〉や〈ミントデザインズ〉、〈nendo〉などが名を連ねています。〈ゴーシャ・ラブチンスキー〉とのコラボレーションは、今回で3シーズン目を迎えました。1980年代の〈カンペール〉を代表するスニーカー「ランナー」をベースに、ゴーシャらしいスケートシューズを思わせる仕上がり。中でも黒のモデルは、デザイン性を抑えた洒落た雰囲気で、とくにおすすめしたい一足です。素材には、柔らかな牛革を使用。今回で最後となるゴーシャとのコラボレーションモデルは、東京の「カンペール 表参道店」で発売中です。
¥25,000+TAX

お問い合わせ先:カンペール 03-5412-1844
http://www.camper.com/ja_JP

item
03
adidas by RAF SIMONS
アディダス バイ ラフ・シモンズのRESPONSE TRAIL
初登場のオールブラック。 2015-‘16年秋冬で5シーズン目を迎えた、〈アディダス〉と〈ラフ・シモンズ〉のコラボレーション。以前からラフ・シモンズは自身のブランドでもスニーカーを発表していましたが、〈アディダス〉と組んだことで、独創的でフューチャリスティックなデザインに拍車が掛かっています。今回紹介するのは、前シーズンから継続のモデル「RESPONSE TRAIL 2」。デザインの特徴は、2足のスニーカーを履いているようなアッパーと、ヒールについた着脱式のパーツ。一見、過剰のようにも見えますが、初めてとなるオールブラックのモデルは取り入れやすいデザインに仕上がっています。〈アディダス〉のシューズ「レスポンス」がベースのため、歩行をサポートする機能も完備。
¥57,500+TAX

お問い合わせ先:エリミネイター 03-3464-8144
http://www.eliminator.co.jp

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04
GERMAN TRAINER
ミリタリーシューズの代表「ジャーマントレーナー」
スニーカーの名作。 多くのデザイナーズブランドが、デザインの参考にしてきたスニーカー「ジャーマントレーナー」。これは1970年代から’80年代にかけて西ドイツ軍が訓練用に採用していたスニーカーを指し、当時はドイツを代表する2つのスポーツメーカーが生産を手がけていたことでも知られています。トゥの部分にスエードをあしらったシンプルなフォルムに特徴があり、ブラウンのゴムソールがアクセントになっています。とくに写真のカラーは、カジュアルからフォーマルまで幅広いコーディネートに合わせることが可能。写真のレプリカモデルはこの他に、黒とネイビーがベースのタイプもラインアップ。スニーカーには、名作と言われるものがたくさん存在しますが、「ジャーマントレーナー」もその中の一つだと感じます。
¥16,800+TAX

お問い合わせ先:タナカユニバーサル プレスオフィス 03-5775-4260
http://www.tanaka-u.co.jp