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2015 WORLD HOT TOPICS いまどこがヒップなんですか？

Pick up BERLIN

クラブカルチャーとヴィーガンが共存する街。

　人生観がひっくり返るほどカルチャーショックを受けたクラブBerghain/PanoramaBar。毎週末、世界各国からここに来るだけのためにベルリンを訪れる人が後を経たない。土曜のパーティーは23：59からスタートし、月曜の午後まで続く。外には驚異の列ができ、3時間待ちは当たり前。もはやベルリン名物であるが、いちばんの名物は、世界一厳しい”ドアポリシー”。パウンサーと呼ばれる厳つい門番が全身を舐め回すように見て、GoかOutサインを指一本で示す。このクラブに相応しいかどうか品定めされるのである。Outを出されたらその日は中に入れない。長時間並んで疲労感MAXの中、奈落の底に突き落とされて帰るしかない。泥酔している、ツーリスト団体、幼い、格好がダサい、派手過ぎる、挙動不審、ミーハーなど、いろんな理由がウワサされているが、真相は誰にも分からない。それでも、ダンスミュージック好きなら、死ぬまでに一度は行く価値のあるクラブである。門を潜り抜けた先にどんな世界が待っているかは入った人にしか分からない。

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　世界中のアーティストが絶大な信頼を置いているレコードショップ”The Record Loft”。2015年の１月で一周年を迎えたばかりの中古専門店。CDは一枚もない。広々した店内はとにかくレコードの山。通路だけでなくオフィスまでレコードで埋め尽くされている。テクノ、ハウス、ディスコ、ヒップホップ、ソウルなどダンスミュージックを中心に、その品揃えは秀逸。メインストリームだけでなく、かなりのレア盤も取り扱っており、一日中いても飽きないヴァイナルディガーにとっては宝箱。トイレの壁は世界中のDJのサインで埋め尽くされており、有名アーティストに遭遇することもしばしば。”働かせて欲しい”と懇願してくる若いDJが後を絶たない今最も勢いのあるショップ。日本の様に親切に中古レコードに値段など付いていないため、気に入ったレコードを見つけたらレジに持って行って値段を確認してもらおう。スーパーマニアックなスタッフとのコミュニケーションタイムにもなって楽しい。

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　ドイツは、BIO先進国であり、肥満対策や動物愛護の国でもあるため、道徳的理由や環境保護問題から菜食主義者がとても多い。そのため、大抵のレストランでは、菜食主義用のメニューを用意している。カフェ天国でもあるベルリンでは、スタイリッシュなヴィーガン専門のカフェが流行しており、Laaumaは有機野菜にこだわったベジタブルバーガーと見た目もかわいいスイーツが人気のお店。日曜日はビュッフェスタイルのブランチを提供しており、ベルリンでは主流のスタイルである。何より内装のセンスが抜群に良い。ウッドをベースにしたオーガニックで温かみのある店内に、花やライティングも絶妙。いらなくなった材木や自転車などをリサイクルして、インテリアに使用している。フードだけでなく、環境問題の意識はこういったところにも現れている。

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　いまのベルリンを象徴するかのような最先端ヴィーガンカフェDALUMA。ブティックやカフェが立ち並ぶエリアとあって、お客さんもおしゃれ。グリーンスムージーをはじめとするオリジナルスムージーが特に人気で、ベジタブルトッピングなどを自由に選べる4種類のボウルメニューを提供している。ボリュームはヴィーガンであってもドイツサイズで、全メニューテイクアウト可能。店内は、白とウッドを基調とした、無駄のない洗練された内装で、シンプルかつ健康的なメニューとマッチする。テーブル以外にもひな壇があり、土足のまま上がり、ファーストフード店の様な気軽さで食事やお茶が出来る。Free Wi-Fi完備のため、ノートパソコンやタブレット片手に近隣からNOMAD目的でやってくる人も多い。ベルリンでは、こういったスタイルのカフェが今後も増えていくだろう。

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