FEATURE |
OSAKA HOT SPOTS VOL.2「WISM 堀江」」

wism_01.jpg

原宿と渋谷を結ぶ一大ファッションストリートであるキャットストリートで、オープン以来旋風を巻き起こし続けているセレクトショップ「ウィズム」。取り扱うブランドの濃さ、スタッフの濃さは他のショップを寄せ付けず、セレクトショップが本来持っていたワクワク感に満ちた素敵なお店、、とそんな説明は蛇足ですね。みんな知ってますね。

wism_02.jpg

この濃いめの味付けの素敵なショップが、東京にしかないことに悔しい思いをしていた方も多いかと思います。そして2015年春、皆々様の期待の声にお応えする形で、ついに関西初出店と相成りました。ショップの場所は「シュプリーム(SUPREME)」や、「ビオトープ(BIOTOP)」などがひしめく、いまジワジワと盛り上がっているエリア「堀江」!

wism_03.jpg

ショップの内装テーマは「ロッカールーム」ということで、原宿店とはやや趣が異なる雰囲気に仕上がっています。ちなみにショップは3層構造。ご覧の写真は1階の様子です。ドメスティックブランドを中心に、スウェット、Tシャツ、スニーカーなど「ウィズム」らしいアイテムが並びます。

wism_04.jpg

原宿店とは商品の取り揃えが3割ほど異なるそうで、この堀江店のみで展開する限定・別注アイテムもラインナップされています。他のセレクトショップよりも、オリジナルアイテムの比率が格段に低い分、ブランドのセレクトは「ウィズム」の生命線とも言えます。

wism_05.jpg
wism_06.jpg

つねにストリートに軸足を置きつつ、絶妙に“今”を取り入れたバイイングは、エッジが効いていて実に気持ちがいいです。また、原宿店同様、スタッフのみなさんの飾らないキャラクターもショップの大きな魅力の一つだと言えます。

wism_07.jpg

オープン時には、アーティストのWATARU KOMACHI氏とのコラボレーションアイテムが並んでいました。

wism_08.jpg

そしてシャワールームを模したという、ジュエリーブランド〈ホーセンブース(HOORSENBUHS)〉のコーナー。

wism_09.jpg

ネクストブレイク筆頭格のこのブランドを、早い段階からピックアップしていた「ウィズム」の慧眼には唸るしかありません。以前フイナムでも、デザイナーのロバート・G・キーズにインタビューさせていただきました。

wism_10.jpg
wism_11.jpg

関西随一のバリエーションを誇る〈ホーセンブース〉のラインナップは圧巻の一言。そしてここで気になるお知らせが。原材料価格の値上がりなどから、6月15日より取り扱いアイテムのプライスが一律アップしてしまうとのこと! 気になる方は今買ったほうが断然お得です!

wism_12.jpg
wism_13.jpg

先ほど3フロア構造とお伝えしましたが、ショップは3階建てではなく、中層に1.5階のようなスペースがあるのです。ここでは「ウィズム」が誇るセレクトブランドをご覧のようにワンブランドづつ、フィ-チャーしています。〈タピア ロサンゼルス(Tapia Los Angeles)〉、〈スミス&スミス(SMITH&SMITH)〉、〈1205〉、〈ウミット ベナン(UMIT BENAN)〉などなど錚々たる顔ぶれ。

wism_14.jpg

そして堀江店の大きな特徴としてあげられるのが、〈コム デ ギャルソン オム(COMME des GARÇONS HOMME)〉を取り扱っているということ。やんちゃで勢いのある「ウィズム」のブランドラインナップに、ベテランならではの落ち着きと知性をもたらしています。

wism_15.jpg

2階には人工芝が引かれ、よりスポーツ感を強調した仕上がりに。什器もベンチっぽくなっていたりと、いちいち凝っているわけです。

wism_16.jpg
wism_17.jpg
wism_18.jpg

ざっと店内を見回した感じ、原宿店にあったような生活雑貨などの類は姿を消し、よりファッションに特化した布陣になっているな、という印象を受けました。

wism_19.jpg

〈スタビライザー ジーンズ(STABILIZER GNZ)〉と制作した大人気のオリジナルデニム「W-01」ももちろんあります。

wism_20.jpg

ショップの外には、原宿店同様レンタサイクルが。こいつさえあれば、ストレスなく色々なスポットが回れますね。しかも堀江店のこの自転車、なにやらとんでもない代物らしく。。詳しくはスタッフの方に聞いてみてください。ドイツ製? カーボン? 数十万? とにかくネタ満載らしいですよ。

wism_21.jpg

と、駆け足で紹介してきました「ウィズム」の新店。いかがでしたでしょうか? 取り扱いブランドとスタッフのみなさんを見ていていつも思うのですが、とにかく自分たちがいいと思うブランドをまっすぐに推していこうという方針が、徹底されているんです。よそで流行っているからうちも…、などという発想は微塵もなく、そのスタンスがとにかく粋! いつ行っても名前も素性も知らないようなブランドがゴロゴロしていて、本当にワクワクします。これこそがセレクトショップの本懐ではなかったでしょうか。そんなイデオロギーは2号店であるここ堀江にも、しっかりと受け継がれています。行く価値のある店、そう断言しておきます。

WISM 堀江

住所:大阪府大阪市西区南堀江1-9-7
電話:06-4390-4050
営業:11:30~20:00