福岡県福岡市博多区。食、もしくは音楽のイメージが強いかもしれません。ですが、今回ご紹介するお店はそのイメージを少し変える力があるのではないでしょうか。

博多のデザインホテル「WITH THE STYLE FUKUOKA」の敷地内ににオープンするコンセプトストア「FROM WHERE I STAND」。"人の歩く道のり、旅人の立っている場所から" といった意味合いのある店名をルーツに、ホテルの中にある最高の売店がコンセプトだそう。

このお店がまずユニークなのは、ショップを作り上げたそのスタッフの面々です。クリエイティブディレクターには幾多の美しくも儚き作品を残している、写真家の水谷太郎、企画・バイイングに〈サンカッケー〉、〈フィルメランジェ〉、〈ヤングアンドオルセン ザ ドライグッズストア〉の尾崎雄飛、インテリアは数々の名ショップを手がけてきたインテリアデザイナー佐々木一也が担当、グラフィック周りを、『Spectator』などのアートディレションでおなじみ、峯崎ノリテルが、そしてプロデュースを注目のブランドを多数抱えるPRエージェンシーの中室太輔というメンバー。

このドリームチームが果たしてどんなショップを作り上げたのか。

ホテルだけに、旅で重宝するiPhoneケーブルやパッカブルのアウターから、メゾンブランドのジャケットやワンピース、アクセサリーやハットといった小物、地元・九州の作家によるマグカップやウッドボールなどの生活雑貨まで、約30坪のスペースに個性的なラインナップが凝縮しています。

旅とモノを有機的に繋ぐことを是としたショップには、世界中から集められたものが美しくも心地よく陳列されています。店内には国内外の写真家やアーティストの作品を 展示・販売するギャラリースペースも常設されるそう。

元々、福岡はファッション文化においても、東京とはまた違った方向性で興味深いショップがいくつか存在していた場所。またひとつ福岡ツアーにおいて欠かせないお店が登場しました。なお、朝8時からの営業ですので、出勤前にも通うことができますよ！