時代のツボを突いた家具や雑貨を揃える「アクメファニチャー（ACME FURNITURE）」にて、イラストレーターface氏のソロエキシビジョンが開催されます。「SEE YOU LATER」と題されたエキシビジョンは、ひとつのストーリーに沿って形作られています。

"船で何日かかけてアメリカに行く時代に、英語を学びに単身アメリカに向かった僕の大叔母。彼女はそれ以来アメリカを第二の故郷として愛していました。そんな彼女からは中高と英語を学び、アメリカにも何度か連れて行ってもらいました。その甲斐あって幼い頃から僕にとってアメリカは身近な存在でした。「SEE YOU LATER」彼女との別れ際の挨拶はいつもこれでした。今年の10月に90歳という節目にこの世を去った大叔母。二人が愛したアメリカをテーマに個展を開催します。"とのこと。

face氏は、CG時代の「誰にでもできる無機質さ」に疑問を持ち、自分にしかできない温かみのある表現を求め、本格的に手書きのイラストを始めたのだとか。古き良きアメリカのアナログな雰囲気が、彼の幼い心象風景に刻み込まれていたのかもしれません。エキシビジョンのテーマである「アメリカ」は、「アクメファニチャー」の提案するアメリカン・ヴィンテージの世界観と重なるもの。両者にとっては必然とも言えるこちらのエキシビジョンに、ぜひ注目を。

ところで、face氏は自身のエキシビジョンのストーリーを、下記のように締めくくります。「また会えることを期待して。。。SEE YOU LATER...」と。うーん。いろいろと考えさせられます。