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千駄ヶ谷の新名所「D.L STORE」が提案するオーセンティックの形。

千駄ヶ谷の新名所「D.L STORE」が提案するオーセンティックの形。

 
2015年9月に千駄ヶ谷にオープンした「D.L STORE」。〈ネクサスセブン(NEXUSⅦ)〉の直営店「V.E.L.」が元あった場所に居抜きで営業を開始した同ショップは、大阪の「ディライト(DELIGHT. )」、「イントラス(L'INTRUS)」の系列でありながら、「V.E.L.」の遺伝子を引き継いでいます。オープンから3ヶ月が経過した今、店長の東島氏は何を感じ、見据えているのか。インタビューを敢行しました。


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ー早速ですが、「D.L STORE」という店名の由来は?
大阪の「DELIGHT. 」と「L'INTRUS」という両ショップの頭文字をとっています。


ー「V.E.L. 」から「D.L STORE」へ。そこにはどういった経緯があったのでしょうか。
「イントラス」では〈ネクサスセブン〉を10年前から取り扱っており、今野さんと親しくさせてもらっていたのですが、今野さん自身から「東京でやってみる?」というお話を弊社ディレクターの飯田宛にいただきました。大阪では前述の二店舗を運営しているのですが、せっかくだから東京でもやってみよう、と。話をいただいたタイミングで、自分が大阪から東京に行くことになるだろうな、とは考えていましたね。


ー内装などは「V.E.L.」のときから変わっていませんよね?
はい。什器も含めて、ほぼ全てそのまま使わせてもらっています。星条旗フラッグもそのままですね。


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ー東島さんは「D.L STORE」の店長ですよね。これまで大阪ではどのようなポジションに?
そうですね、今は店長としてやらせてもらっています。大阪では両店舗の統括として業務を行っていました。東京に出てくることにハードルは感じなかったですね。変にギラギラせず、素直な気持ちで人と出会うことを楽しめるので、新たな環境に来られてよかったかなと。


ー9月13日にオープンしてから3ヶ月が経ちましたが、いかがでしょうか。
思ったよりも多くの方に認知していただいています。当初は〈ネクサスセブン〉を見に来る方が多いかと思っていましたが、 〈ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ(BEDWIN & THE HEARTBREAKERS)〉〈ザ ユニオン(THE UNION)〉など、セレクトしているブランドのファンの方も数多く見に来てくれています。千駄ヶ谷という立地は中心地から少し離れていると思いましたが、東京って街はちょっと遠くても買いにきてくれるんですね。


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ー千駄ヶ谷にはここ数年でいいお店が増えてきている気がします。
わかっている人が来る、というかんじですよね。中目黒じゃないけれど、ゆっくり買い物したいっていう。〈ループウィラー(LOOPWHEELER)〉〈ロンハーマン(Ron herman)〉などが軒を連ねていて、海外からも感度の高いお客さんが集まっている印象です。あと、千駄ヶ谷って字面がいいですよね。通ってかんじがするなあと笑。


ー牧田さんの〈ザ ユニオン〉や、〈ネクサスセブン〉などストリートの老舗ブランドと、〈TOMO&CO.〉のような気鋭のブランドまで取り扱っていますが、ブランドセレクトはどういった基準で行っているのでしょうか?
日本のブランドだけに絞って取り扱っています。コンセプトは、大人のストリート、大人のアメカジになるんですかね。ロゴものもあっていいけれど、それが主役というわけではなく、素材や物のストーリーにフォーカスしています。ライフスタイルという言葉は違うかもしれませんが、トータルで提案できるショップではありたいですね。


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ー大阪と東京のファッションの違いについて教えて下さい。
鮮度ですかね。スピード感が違う。今は日本のどこにいても情報を取りに行くことができるけれど、やはりここはトレンドを生む街だから、実際にトレンドの服を着ている人をその場で見ることができて、実感につながるのかなと。ショップ側の目線からすると、今野さんをはじめとして、ブランドの人と直接話ができるのもいいです。服作りに込められた思いを直接聞けますからね。お客さんに関しても、ファッションを本当に好きな人が多い。濃いファンというのでしょうか。大阪にもマニアックな人はいますが、東京のほうがどんどん新しいものを取り入れていくような気がします。


ー逆に、東京のここはイマイチだなあ、という部分ってありますか?
うーん、そうですね。一つの流行にたくさんの人が流れていくイメージはありますね。今これが流行ってます、ってのがわかりやすい。大阪のほうが偏屈な人が多いかもしれません。


ーなるほど。たしかに、シーズンを象徴するブランドやアイテムがわかりやすい、というのはありますね。
まさにそうなんですよね。人が多いからそういう印象を受けるのかもしれませんが、似たような格好を良く見かける気がしてしまいます。


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ー「D.L STORE」が今オススメするアイテムについて教えてください。
ひとつは、〈ベドウィン & ザ ハートブレイカーズ〉の別注MA-1です。ストレッチの利いたデニム素材とブラックのナイロン素材のリバーシブル仕様です。このブランドはカラーや刺繍などの別注を数多く手がけているのですが、素材を変えるっていうのはなかなか珍しいです。ショップオープン記念だからこそできた贅沢なアイテムですね。


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MA-1 ¥42,000+TAX


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ー他にも推しているアイテムがあれば。
自分も今まさに着用しているのですが、〈ネクサスセブン〉 ×〈デサント オルテライン(DESCENTE ALLTERRAIN)〉 × 〈ポーター(PORTER)〉のダウンジャケットも良いです。このボリュームでここまで暖かいのか、と驚いています。


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H.C.S DOWN JACKET SPECIAL ¥39,000+TAX


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ー最後に、新年に向けての抱負を教えてください。
お店といっしょに一回りも二回りも大きくなっていきたいですね。ぜひよろしくお願いします。


Photo_Jun Nakada
Text_Taiyo Nagashima

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