1996年、表参道の同潤会アパートの1室から始まったギャラリー＆スペース「ロケット」は、これまでも新進気鋭のクリエイターとともに、ユニークで斬新な空間を作ってきました。

今まで原宿に場所を移していましたが、20年目を迎える今年の春、表参道ヒルズの同潤館3Fに戻ることになりました。表参道で新しいスタートをきる「ロケット」は、時代の気分を反映させたファッションやクリエイティブなど原宿より少しモードな風合いを感じるスペースに。

今回オープニング記念展の企画では、ファッションデザイナーの山懸良和が手がける〈リトゥンアフターワーズ（Writtenafterwords)〉と、〈リトゥンバイ（written by）〉の最新コレクションに関連したインスタレーションに、同年代アーティストの小西紀行の作品を起用した「gege」展が開催されます。

山懸良和は大阪の専門学校を卒業後、イギリスの名門美大セントラル・セントマーチンズにてウィメンズウェアを学んだあと、ジョン・ガリアーノのアシスタントを務めました。帰国後、スタートした自身の〈リトゥンアフターワーズ〉は型破りなデザインやコレクションの演出で、ファッション業界にアートの風を吹かせていると話題のブランドです。

また、「ロケット」20周年を記念して、山懸良和と藤原ヒロシによるオリジナルのコラボレーションアイテムも限定発売します。新しくさらにパワーアップした「ロケット」から発信される、日本の新鋭デザイナーによるアートとファッションの融合クリエイション、ぜひみなさんもお見逃しなく！