ファッションのみならず音楽やアートとクロスオーバーし、パリ・メンズコレクションで独自の世界観を発表する〈ユリウス（JULIUS）〉。今回、このブランドを運営するサードストーンから、音楽レーベル〈ニルズ（NILøS）〉が発表されました。これは、2015-16年秋冬シーズンより始動している、同名のブランドの新しい取り組み。これから定期的にボーダレスかつ前衛的なサウンドを発表していくという。

このレーベルの第一弾として、サウンドクリエーターのENAをフィーチャーし、彼が解釈した〈ニルズ〉の世界観を、40分を超えるワントラックで表現したコンセプトアルバム「SøIL」が発表されました。ENAは、GOTHTRADによるイベント「Back To Chill」のDJとして活躍し、2013年にはフランスのレーベル「7even」からオリジナルアルバムを発表するなど、ドラムンベースから派生した独自のトラックが国内外で評価を集めています。

4月5日（火）、「SøIL」のリリースを記念したイベントが東京・渋谷の「DOMMUNE」で開催されます。ENA、Ryo Murakamiがライブパフォーマンスを行うほか、〈ユリウス〉のデザイナー堀川達郎氏、〈ニルズ〉のディレクター高橋佑次氏、雑誌『FLOOR』編集長の芹澤直樹氏による、〈ニルズ〉サウンドプロジェクトの核心に迫るトークセッションも予定。〈ニルズ〉の新しい試みに注目してみてはいかがでしょうか。