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ポルノ映画の100年の歴史を辿る展覧会、VACANTにて開催。

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ファッション史、またカルチャー史に関わる本を書いてきた長澤均による『ポルノ・ムービーの映像美学』をテーマとした展覧会「ポルノ・ムービー・エステティカ」が、原宿VACANTにて開催。

本展は、長澤均による著作『ポルノ・ムービーの映像美学』の刊行に連動し、さまざまな写真、映像資料とともに過去100年間のエロティック・フィルムの歴史を辿り、これまで語られることの少なかった欧米のポルノ映画史をトークショーなどを交えて紐解いていきます。

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『ポルノ・ムービーの映像美学』(長澤 均 著/彩流社)

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『Camille 2000』(1969)

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『Dr.Caligari』(1989)

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『Le parfum de Mathilde』(1994)

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『The Lickerish Quartet』(1971)

1895年にフランスのリュミエール兄弟によって発明されたといわれている映画。長い映画史とほぼ同時期に始まったポルノは、1907年には最初のハードコア・ポルノが制作されていたほど掘り下げれば歴史は深いのです。同展のテーマでもある『ポルノ・ムービーの映像美学』は、「視線」と「扇情」をキーワードに映画草創期から存在したポルノ・ムービーを時代のエポックとともに、映画の内容、撮影技法の変遷を辿り、女優や監督たちの知られざる個人の物語を紡ぎ、独自の視点によって映画に登場する流行風俗や身体文化を「拡張したエロティシズム」の世界像として読み解いています。

セクシュアルながらも映像美学に満ちた名作・奇作の数々。ポルノは男性のためだけのものではなく、女性のためのものでもあるというメッセージを秘めたこの貴重な展覧会に、ぜひ足を運んでみてください。

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ポルノ・ムービー・エステティカ / ポルノムービーの映像美学
会期:9月18日(日)〜23日 (金)
会場:VACANT 2F
住所:東京都渋谷区神宮前 3-20-13
開館:12:00〜20:00(開催期間中無休)/18,19,22日はイベント開催の為、展示は17時まで
料金:¥1,000 (ノベルティステッカー付)
www.vacant.vc/pornmovieaesthetica

長澤 均 (ながさわ ひとし)
グラフィック・デザイナー/ファッション史家。美術展や本の装丁、CDジャケットなどのデザインのかたわらファッション史・カルチャー史に関する論考を執筆している。著作に『流行服 洒落者たちの栄光と没落の700年』(ワールドフォトプレス)、『昭和30年代 モダン観光旅行 ~絵はがきにみる風景・交通・スピードの文化』(講談社)、 『BIBA スウィンギン・ロンドン1965-1974』(ブルース・インターアクションズ)、 『パスト・フューチュラマ ~20世紀モダーン・エイジの欲望とかたち』(フィルムアート社)、『倒錯の都市ベルリン ~ワイマール文化からナチズムの霊的熱狂へ』(大陸書房)など。

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