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まるで思考実験のように。 2つの時間軸が共存する、エンダースキーマとGショックの共作。

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時間とは、どんな形状をしているのでしょうか。

現代的な認識の中で、時間とは過去から未来へとまっすぐにつながる「直線」的なものとされています。一方で、アナログ時計は24時間という区切りとリンクしながら毎日同じ軌道上を回転する、「円環」的な時間の形状を示唆します。

今回、〈エンダースキーマ(Hender Scheme)〉と〈Gショック(G-SHOCK)〉のコラボレーションアイテムが成し遂げるのは、レザーが時の経過とともに変容することが表す物理的な時間(=経年変化)と、デジタル時計の文字盤のソリッドで正確な情報的時間の共存です。

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協業することでしか実現できないプロダクトを作る。かねてから〈エンダースキーマ〉がコラボレーションに関して、意識している考え方です。今回、35周年の歴史をくつがえす試みを行うという気概を持つ「カシオ(CASIO)」・Gショックとの協業により、Gショックの本体に〈エンダースキーマ〉製のレザーベルトを組み合わせた、まったく新しいモデルが誕生しました。

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ケース本体は、DW-5600をベースにしており、ケース裏面にブランドロゴや機能を刻印するなど、ミニマルなデザインとなっています。

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Hender Scheme × G-SHOCK DW-5600HS-4JF ¥26,000+TAX

デジタル表示が伝える精密な時間と、ベジタブルタンニン鞣しのレザーベルトの経年変化が伝える時間。二つの時間軸。シンプルに美しいプロダクトである、ということだけでなく、そこに思想の厚い層が隠れていることを実感します。

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本革のレザーバンドの起用は、Gショック35年の歴史において初めての試み。その耐久性に見合った堅牢なレザーベルトをつくるため、姫路のタンナーによるピット鞣しのカウレザーを採用したそうです。

通常はドラムに入れてなめす工程を、ピットの中に漬け込み、静かに鞣す「ピット鞣し」という方法をとることで、繊維が詰まった頑丈なレザーが完成します。手縫いで縫製されたレザーベルトは、使用するごとに色と質感が変化していきます。

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上記の写真は、およそ二ヶ月間の時間がもたらした経年変化を捉えています。「使用されることでプロダクトが完成していく」という考えに基づき、ものづくりを続ける〈エンダースキーマ〉と、日本が誇るタフで精巧なGショック、それぞれの魅力を今までにない時間という概念へのアプローチで最大限に引き出したコラボレーション。

2018年1月3日(水)から、スキマ(online shopのみ)、国内外のエンダースキーマ取り扱い店舗にて発売開始です。初売りアイテムの筆頭、ぜひお見逃しなく。

Photo_Masahiro Sanbe

Text_Taiyo Nagashima


スキマ
電話:03-6447-7448
営業:14:00-20:00(不定休)
online.henderscheme.com

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