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今こそ知りたい、築地の美味しい食文化。さかな料理のバイブル「クリトモのさかな道」

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移転問題で話題の「築地市場」。議論が集中しているところではなく、築地の誇る「美味しさ」に目を向けてみたいと思います。そこでオススメするのがこちら、「クリトモのさかな道」です。

著者の栗原友氏は、料理家の栗原はるみ氏の娘であり、元ファッション誌編集者という経歴を持つ料理家。海外を旅をする中で出会ったさまざまな「おいしさ」を追求し、料理の腕を磨いてきたそうです。「ユナイテッドアローズ(UNITED ARROWS)」の料理教室で講師を務めていたことも。

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そんな彼女は現在、築地市場の老舗「斎藤水産」で働きながら料理家として活動中。毎週欠かさず更新されるWEB連載「クリトモのさかな道」は、魚介料理の魅力を存分に感じさせてくれます。およそ4年にもわたる連載が、この度一冊の本になりました。

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レシピだけではなく、その食材にまつわるストーリーにまで踏み込んだコラムからは、築地市場に生きる「魚屋」の息遣いが感じられます。冷凍マグロ、秋刀魚などといったおなじみの顔ぶれはもちろん、黄金のウニ、ギンポウ、亀の手などスーパーマーケットではお目にかかれない貴重な食材も多数取り上げられています。魚にまつわる食文化は広大かつ繊細で、あくまで自宅での料理という視点で切り取られているところに親近感を覚えました。

報道が過熱する中で、そこに根付いて暮らす人がいるということにはなかなか目が向けられません。文化とはミクロな視点に立って眺めてみないとわからないものなのかも。レシピ集としてはもちろん、築地市場が育んできた食文化を理解するためにも、今こそ読みたい一冊です。

Text_Taiyo Nagashima


クリトモのさかな道 築地が教えてくれた魚の楽しみ方

単行本:256ページ
出版社:朝日新聞出版
価格:¥1620inTAX
kuritomo.co.jp
www.asahi.com/and_w/kuritomo

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