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ラグ & ボーンのアートプロジェクトに抜擢された、山口歴という才能。

01Houston Wall Project_Meguru Yamaguchi

“オーセンティシティ”という哲学のもと、筋の通った服作りを続ける〈ラグ & ボーン(rag & bone)〉。ものづくりへの真摯な姿勢だけでなく、アートへの造詣の深さもまた一流です。ニューヨークのイーストハウストンストリートにあるショップの外壁をキャンバスとしてアーティストに提供する「Houston Project」 は、同ブランドが継続的に手がけるクリエーティブな取り組み。

過去にはザ・ストロークスのドラマーであるファブリツィオ・モレッティや、落書きのメッカとして知られる5 Pointzのグラフィティアーティスト、メレス・ワンなども参加したこのプロジェクトに、日本人アーティストの山口歴氏が起用されました。

さまざまなカラーの絵の具の筆跡を切り貼りする「カット&ペースト」という手法を独自で生み出し、彼自身のビジョンがまるで生き物のごとく飛び出してくるような感覚をもたらします。まさしく唯一無二のアートと言えるでしょう。

国境を超えて活躍するアーティストとブランド。ものづくりの深いところで共鳴する両者だからこそのコラボレーション。ニューヨークに足を運ぶことがあっても、なくても、ぜひ注目を。

Text_Taiyo Nagashima


rag & bone
www.rag-bone.com

MEGURU YAMAGUCHI
1984年東京都生まれ。ニューヨーク・ブルックリン在住。
ルネサンスに筆が発明されて以降、時代や国を越え描き出される伝統的な”筆跡/ブラシストローク”。その手法を用いて現代の表現に昇華するスタイルで創作活動を続ける芸術家。
エースホテルや+81 Gallery NY、東京のHidari Zingaroなどで展示を行った他、SOGO HONGKONGの30周年記念アーティストに選出され30メートルのビルボードを飾る。近年ではセゾンアートギャラリーでの個展(東京)、NIKEとNFL のスペシャルプロジェクトで作品を展示(ニューヨーク)するなど国際的に活躍の場を広げている。

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