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東出昌大初の写真集のテーマは「感じる」。稀代のクリエイターと旅した先に見えたものとは?

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©️Masaru Tatsuki

春の息吹がそこかしこから聞こえてくる今日この頃ですが、まだまだ寒かった先月に発売になった『雪は西からやって来る』という写真集を知っていますか?

俳優・東出昌大初の写真集にして、ロードムービー・フォトブックなのですが、まずなんの先入観も持たず、バイアスをかけることなく、ページを開いてみてください。

企画の仕掛け人は、本写真集のアートディレクターである町口覚。森山大道や蜷川実花といった日本を代表する写真家の写真集を手がけ、国内外で活躍する俊英が「頭で考えるな、身体で掴め」をコンセプトに東出にオファーし、プロジェクトが動き出したそう。

そして撮影は、東北の人・ 文化・自然に魅了され、約10年ものあいだ東北を撮り続け、写真集『東北』で2011年に「木村伊兵衛写真賞」を受賞した田附勝。

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©️Masaru Tatsuki

東出にはテーマだけを告げ、詳細な日数や行き先は伝えず、撮影の旅が始まったそう。雪山での狩猟、縄文人の起源の地、出羽三山での山岳信仰、太平洋での漁などなど、むき出しの生がそこにはありました。

荘厳な自然のなかに身を置いた東出の姿と、彼自身の言葉が綴られた本作。どこまでも真摯で、いつわりのない“リアル”が収められています。

東出からは、以下のようなコメントが届いています。(全体より一部抜粋)

「若手俳優の写真集だろ」と拒否反応を示さずに、書店で見かけたら、 是非手に取ってやって下さい。めくってみて下さい。田附勝さんが撮影した一枚一枚の写真を、「見る」ではなく、「読もう」としてみて下さい。

本作の発売を記念した展覧会では、写真集からセレクトされた写真と文章とともに、実際に旅で使用した道具や、東出が旅の途上でしたためた日記などが展示されます。また、期間中の4月21日(金)には朗読会『西から雪はやって来る、朗読』、5月21日にはトークイベント『僕らのやっていること』が開催されるとのこと。

いまを生きる才人たちの競演、ぜひお見逃しなく。

Text_Ryo Komuta


東出昌大写真集『西から雪はやって来る』
写真:田附勝
言葉:東出昌大
造本:町口覚
判型:174 x 237mm(B5判変型)
頁数:224頁
写真点数:138点 並製本
発行所:宝島社
価格:2,980円+税

雪は西からやって来る
主催:東出昌大、町口 覚、田附 勝
共催:VACANT
協力:Humanité、マッチアンドカンパニー、宝島社
協賛:富士フイルム株式会社

<前編>
期間:4月16日(日)〜4月23日(日)
時間:12:00〜20:00(4月21日(金)〜17:30)
会場:VACANT 2F
入場:¥300

<後編>
期間:4月24日(月)~5月21日(日)
時間:12:00~20:00
会場:VACANT/GALLERY
入場:無料

朗読会「西から雪はやって来る、朗読」
日程:4月21日(金)
時間:開場 19:00/開演19:30
会場:VACANT 2F
入場料:¥1,500

トーク「僕らのやっていること」
日時:5月21日(日)
時間:開場 18:00/開演18:30
会場:VACANT 2F
入場料:¥1,500

東出 昌大 (ひがしで まさひろ)
俳優。1988年埼玉県生まれ。2012年に映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。同作で第36回日本アカデミー賞新人俳優賞などを受賞。翌年、NHK連続テレビ小説『ごちそうさん』で注目を集める。近作に、映画『クリーピー 偽りの隣人』、主演映画『デスノート Light up the NEW world』など。羽生善治役を演じた映画『聖の青春』では第40回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。今後の出演作として、テレビNHK大河ファンタジー『精霊の守り人』シリーズ、映画『関ヶ原』(2017年8月26日公開予定)など。

町口 覚 (まちぐち さとし)
グラフィックデザイナー、パブリッシャー。1971年東京都生まれ。「マッチアンドカンパニー」主宰。森山大道、蜷川実花、大森克己、佐内正史、野村佐紀子、荒木経惟など日本を代表する写真家の写真集をはじめ、映画・演劇・展覧会のグラフィックデザイン、文芸作品の装丁などを幅広く手掛ける。2005年、自ら写真集を出版するためレーベル「M」を立ち上げ、2008年より世界最大の写真の祭典「PARIS PHOTO」に出展、世界を視野に“日本の写真集の可能性”を追究している。2009年、2015年に造本装幀コンクール経済産業大臣賞、2014年に東京TDC賞などを国内外で受賞多数。

田附 勝 (たつき まさる)
写真家。1974年富山県生まれ。1995年よりフリーランスとして活動を始める。2007年、デコトラとドライバーのポートレートを9年にわたり撮影した写真集『DECOTORA』(リトルモア)を刊行。2006年より東北地方に通い、東北の人・文化・自然と深く交わりながら撮影をつづける。2011年、写真集『東北』(リトルモア)を刊行、同作で第37回木村伊兵衛写真賞を受賞。写真集『その血はまだ赤いのか』(SLANT/2012年)、『KURAGARI』(SUPER BOOKS/2013年)、『「おわり。」』(SUPER BOOKS/2014年)、『魚人』(T&M Projects/2015年)など。

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