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夏に感じる氷と雪の静けさ。カラフルな自然美を捉えた写真展が茅ケ崎のギャラリーで開催中!

tsutomuendo

夏まっただ中の茅ヶ崎で、雪や氷を切り取った写真を集めたユニークな展示を行うのは、写真家の遠藤励さん。スノーボードを静謐な視点で捉え、派手なアクションを捉えたスポーツ写真とは一線を画した独特な作風は非常に印象的な写真家です。

スノーボード写真のほか、アイスランドで撮影した青い光を鈍く放つ氷の写真も、その美しさと静けさに息をのみます。実際にギャラリーにお邪魔したのですが、蝉時雨が降り注ぐ日本の夏とは対極ともいえるような、写真から“聞こえてくる無音”はとても心地よいものでした。

「生命の源である水。そこから生まれる淡く柔らかな雪の白や氷の奥深い青はインスピレーションを高めたり、心を静めてくれる。それら色の持つ特性と自然の波動は無意識に心に同調するものや意図的に取り入れることで意識を高めることもできるのだ。雪国に育った私は変わりゆく気候の中で、地球への愛を雪のオマージュとして撮り続けている。大地を包む白い景色に想いを巡らす。雪や氷は自然と気候によって刻々と表情を変え、やがて水となる。雪の感触や繊細な色の奥行き・しなやかな曲線や調和のとれた造形、それら自然の中に心を重ねる。「inner peace」。穏やかな雪の世界に私は表る。」(遠藤励)

遠藤さんがどうして水や氷、雪のピュアネスに魅せられるのか。もちろんこの言葉通りなのですが、実際に写真に対峙するとその理由を自然と感じることができる、そんな展示になっています。今週末までの開催です。

Text_Shinri Kobayashi


遠藤励「inner peace ~内表ル氷雪ノ瞑想~」

期間:〜7月31日(日)
場所:Creative Space Hayashi
住所:神奈川県茅ケ崎市中海岸1-4-48
時間:11:00〜19:00
※開催期間中は作家本人が在廊します。

http://www.tsutomuendo.com

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