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ブリンク77年。エルダー_アラオカガンキョウが満を持して登場。

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1940年4月に東京・神田で創業の「荒岡眼鏡」は、アイウエア専門店「ブリンク外苑前」「ブリンク ベース」を運営し、モダンなアイウェアを広め続けています。

セレクト一筋で続けてきた彼らが、今年創業77年目を迎えたことを記念し、プロダクトデザインに二俣公一氏を迎えてオリジナルアイウエア〈エルダー_アラオカガンキョウ(Elder_ARAOKAGANKYO)〉を発売します。

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“77”という縁起の良い数字を擁したアニバーサリーモデルの開発を目的に、2015年4月から本プロジェクトを開始したそう。創業者・荒岡秀吉が歩んだ歴史を紐解いていくところから着手し、初期の「荒岡眼鏡」の売り上げを大きく支え、創業者が生涯愛用した「ブロウライン」と呼ばれるデザインが、プロジェクトにおいてのキーワードになりました。

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「ブロウライン」とは、顔の一部である眉をデザインソースとして、眼鏡のデザインに織り込んだものです。その誕生には諸説ありますが、1940年代後半に眉毛が薄く悩んでいた方が「威厳を出したい」という思いから生まれたとも言われています。現在では「知性」「インテリジェンス」の印象を与える定番のデザインとなりました。

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スタンダードタイプ ¥37,000+TAX サングラスタイプ ¥39,000+TAX

こうした経緯をふまえ、三代目の荒岡俊行は、歴史や先人に敬意を示しつつ、「眼鏡の未来への橋渡しになるような、かつてないブロウラインの眼鏡を作りたい」という思いから、空間/プロダクトデザインにおいて世界的に活躍する二俣公一氏にデザインを依頼。「二俣氏であれば眼鏡を通して未知なる造形美を具現化しつつ、時代の変遷にも左右されない製品を作ってくださる」と確信していたのだと語ります。

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一般的にブロウラインのデザインといえば、メタル素材とアセテート素材のコンビネーションで知られていますが、二俣氏はアセテート素材のみを使用し、独自の造形美によってブロウラインを解釈。福井県鯖江市の眼鏡工場〈Taniguchi Optical〉の高い技術力が呼応し、Elder=「長老」と名を冠したモデルが産声を上げました。

付属の眼鏡ケースは、荒岡眼鏡の創業者・秀吉が肌身離さず持っていたものを牛革素材でアップデート。ケースの内側と眼鏡のテンプルの内側には、グラフィックデザインを基軸にさまざまなジャンルで活躍する長嶋りかこ(village®)によるロゴデザインが施されています。

約二年の歳月をかけ、さまざまな思いとクリエイティビティが一つに結晶した〈エルダー_アラオカガンキョウ〉。これは注目せざるをえないでしょう。

Text_Taiyo Nagashima


Elder_ARAOKAGANKYO
販売:ブリンク外苑前、ブリンク ベース
カラー:ピアノブラック、ブラウンササ、カーキブラウン、ブラウンハバナ
発売:6月18日(日/父の日)
blinc.co.jp

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