アノニマスであるというトピックは二つの相反する効果を発揮します。
ひとつは、ブランドネームではなくモノやコトに焦点を集めるということ。そしてもうひとつは、その謎が人の耳目を一層集めてしまうということ。そんなわけで、この謎に包まれた〈PRiVATE LESSONS〉に注目しないわけにはいかないでましょう。
NY、LA、PARIS、東京、韓国。世界各国のデザイナー、ラッパー、建築家が覆面クリエイターとしてアイデアを持ち寄り、皮肉っぽいイマの気分をグラフィックに反映しウェアに落とし込む。〈Current Mood graphic label〉という謎に包まれた集団が手がけるブランド、それが〈PRiVATE LESSONS〉です。
手刷に拘ったシルクスクリーン専門のファクトリーによるハイレベルなプリント技術にもとづいて制作されるウェア。一般的なファクトリーではプリントを施すことが困難な両肩の特殊なポジションに配されたデザインがブランド・アイコンとなるそうです。
ギルダンにラフなプリント、というアプローチとは真逆のハイレベルな技術によって生産されるアイテムが展開されます。
ブランドのローンチを記念して〈モンキータイム(monkey time)〉のホームページを8月18日19時よりヴィジュアルジャックし、3日間限定でオンライン上にポップアップショップが出現。
今後の商品リリースは未定なのだそう。この機会を逃すとなかなかお目にかかれなそうですよ。優秀なWIFIを用意して、PCの前で18日(金)の19時を待ちましょう。
Text_Taiyo Nagashima
monkey time
www.monkeytime.jp