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梶原由景×岡部文彦 〜ぼくらが腕時計に求めること。〜

Seiko Prospex Fieldmaster LOWERCASE Special Edition

梶原由景×岡部文彦 〜ぼくらが腕時計に求めること。〜

時刻を確認するだけなら、スマホがあれば事足りる。そんな現代において、腕時計の果たす役割とは? 〈LOWERCASE〉がプロデュースを手がけた〈セイコー プロスペックス〉の「フィールドマスター」を軸に、クリエイティブディレクター梶原由景さんとスタイリスト岡部文彦さんが語り合います。

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左:岡部文彦 / スタイリスト

1976年生まれ。2000年にスタイリストとして独立。無類のアウトドア好きとして知られ、『GO OUT』などの雑誌のスタイリングを手がけている。アウトドアブランドの企画開発にも携わり、自身もウェブショップを運営している。
www.vallicans.com

右:梶原由景 / LOWERCASE代表、クリエイティブディレクター

1965年生まれ。「ビームス」を経て独立し、クリエイティブディレクターとして活躍。2015年11月、藤原ヒロシとコンテンツサイト「Ring of Colour」を立ち上げたほか、近年はアパレル関連企業の新規事業のコンサルティングに携わる。

“ギア感”のあるモノに惹かれる。

まずはおふたりの “腕時計観” をお聞かせいただけますか。

岡部正直なところ、腕時計にはそれほど強いこだわりはないんです。高級腕時計やアンティークウオッチにもあまり関心がないですし。強いて言えば、腕時計選びで重視するのは、頑丈であること。アウトドアのフィールドに持っていってすぐに壊れるようでは困りますから。

梶原腕時計ってかつてはステイタスの象徴でもありましたが、もはやそういう存在ではなくなりましたよね。現代における腕時計の位置付けは、その日の気分に応じて選ぶ “ファッションアイテム” であり、男心をくすぐる “ガジェット” でもある。“ギア” と言い換えてもいいかもしれません。

岡部ギア! 自分にはその言葉がしっくりきますね。僕は自他ともに認めるギアホリックで、腕時計に限らず “ギア感” があるモノに惹かれます。ギア感があるモノとは、具体的に言うと、デザインや素材使いが理にかなっているモノ。かっこいいことは大前提ですが、単に見た目を取り繕ったモノではなく、機能的にきちんと意味や理由があるモノに魅力を感じるんです。

梶原腕時計をギアとして捉えると、頑丈であったり、電池が切れなかったり、あらゆるシーンにおいてストレスフリーで使えることはとても大切ですよね。

ファッション性とタフネスを兼備したデジタルウオッチ。

梶原さんがプロデュースを手がける「セイコー プロスペックス フィールドマスター LOWERCASE プロデュースモデル」のコンセプトを教えていただけますか。

梶原街で映えるファッション性とアウトドアでも耐え得るタフネスを兼ね備えていること、そして〈セイコー〉のレガシーを生かすことは、これまでのモデルと同様です。それらに加えて今回のモデルでは新たにデジタル表示を採用しています。僕は往年のデジタルウオッチの雰囲気が好きなので、その要素をディテールに盛り込みつつ、現代のファッションにふさわしいようにアップデートを加えました。

岡部デジタル表示の数字が大きかったり、文字盤にボリュームがあったり、いい意味でわかりやすいデザインですね。個人的にも好みです。またアウトドアにふさわしいタフネスを想起させるルックスでありながら、スマートで、都会的な雰囲気も感じさせます。

梶原デイリーユースにふさわしいデザインを備えながら、機能面ではフィールドウオッチとしての高いスペックを備えています。岡部くんの言う “ギア感” のある仕上がりになったかなと。

つけ心地の良さも機能のひとつ。手が出しやすい価格も魅力。

岡部梶原さんが手掛けられたモデルにはダイバーズウオッチもありますよね。ただ、僕は山か海かでいえば山側の人間なので、ダイバーズにはちょっと抵抗があって。でも、このフィールドウオッチなら違和感なく身につけられます。

梶原バンドがシリコン製なのもポイントです。実際に手につけてみて、つけ心地はどうですか?

岡部とてもいいですね。見た目以上に軽いですし。腕時計ってつけ心地も機能のひとつだと思います。違和感なく身につけられるのはすごいことだなと。ちなみに価格っていくらくらいですか?

梶原カラーによって異なりますが、一番高いモデルで税抜き3万円です。

岡部手が出しやすい価格帯ですね。でも実際に手にしてみると、つくりがしっかりしていて、その価格帯のものとは思えません。

Seiko Prospex Fieldmaster LOWERCASE Special Edition

共通スペック:ソーラー充電機能 / 強化プラスチック製外胴プロテクター / プラスチックケース(一部アルミ) / シリコンストラップ / 20気圧防水 左:SBEP001 ¥28,000+TAX、中:SBEP003 ¥30,000+TAX、右:SBEP005 ¥30,000+TAX

マットブラックの質感にグッとくる。

今回インラインでは3つのカラーバリエーションが展開されます。カラーに関してはどのような印象ですか?

岡部ボディからバンドまで全体的に黒基調で、マットな質感に仕上げられているところにグッときます。ちょっと話が逸れますが、僕が乗っている〈トヨタ〉のハイエースもマットブラックです。もともとは違う色でしたが、部分部分マットブラックにカスタムしました。僕はハイエースが大好きで長年乗り継いでいて、いま乗っているのが三代目。荷物がたくさん積めて壊れにくいんです。そんな質実剛健なところが気に入っています。偶然にもいろいろな面で、この梶原さんが手掛けられたフィールドウオッチと共通するところがありますね。

梶原〈トヨタ〉と〈セイコー〉は世界に誇るべき日本のブランドという意味でも共通していますね。

それぞれのカラーに関して、おすすめのコーディネートを教えてください。

岡部いずれもマットブラックをベースにしているのは共通していますが、それぞれのカラーで、シルバー、ゴールド、レッドといったディテールの色がアクセントとして効いていますよね。それらを差し色としてコーディネイトのどこかにワンポイント取り入れるだけで、グッとお洒落に見えるはずです。いずれにせよ、3つのカラーはいずれも主張が強すぎないシンプルな色合いなので、どんな着こなしにも違和感なく取り入れることができると思いますね。

セイコーウオッチ(株)お客様相談室

電話:0120-061-012(9:30〜17:30 ※土日祝日を除く)
Seiko Prospex Fieldmaster LOWERCASE Special Editionオフィシャルサイト

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