〈ナイキ〉のイノベーションを象徴するランニングシューズであるとともに、ファッションアイコンとしても幅広い層から支持され続けている「ナイキ エア マックス」。近年のスニーカーシーンの盛り上がりも相まって、その存在感は高まるばかり。なぜこのシューズは人々を魅了してやまないのか? AからZまでの26のキーワードとともに、その魅力を解き明かしていきます。3月1日から26日まで毎日更新!
Edit_Issey Enomoto, Hiroshi Yamamoto
Art Work_Koji Yamaguchi(BY ONE)
RUNNING CULTURE
東京のランニングカルチャーとエア マックスの関係。
「うちのチームにはエア マックス好きのメンバーが少なくないんですよ。ランニングでも、それ以外でも」。そう語るのは、ファッションブランド〈バラブシュカ レムナンツ〉のデザイナーであり、東京を拠点に活動するランニングチーム「AFE(Athletic Far East)」のリーダーを務めるDKJこと平野淳。
週に一度のペースで夜に行われているというグループランをのぞいてみると、たしかにエア マックスを履いて走っているメンバーがちらほらと。そのうちのひとり、『アンルート 銀座』の店長を務める武井涼さんに話を聞くと、「最新のエア マックス 2015はクッション性が最高で走りやすい。デザインも良いので普段履きとしても愛用しています」とコメント。また、“iPhoneフォトグラファー”としてグループランの模様を毎回写真に収めているR.Kさんもエア マックスの愛好者のひとり。「エア マックスは歴代のモデルを履いてきましたが、最近特に気に入っているのは、フライニットのアッパーのエア マックス。クッション性もフィット感も抜群だから、適度なペースのジョギングにちょうどいいんです」。
7キロほどのランニングを終えた彼ら&彼女らは、荷物を預けた銭湯でひとっ風呂浴びて、軽く雑談を交わしてから解散。メンバーのなかにはランニング用のエア マックスからライフスタイル系のエア マックスに履き替えていた人も。オンもオフもランナーに愛されるエア マックスは、東京のランニングカルチャーに深く根付いているようです。
Photo_Kazumasa Takeuchi(STUH)
Text: Issey Enomoto