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識者が語る、ダニエル・ウェリントンという現象。アーバンリサーチ バイヤー 佐藤祐輔

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佐藤祐輔 / アーバンリサーチ バイヤー
1989年生まれ、広島県出身。大学在学中からアーバンリサーチにアルバイトとして勤務し、卒業後に入社。2012年にはバイヤーに就任。バイイング以外にもオリジナルブランドや別注品などの企画も担当する。

日本に上陸する前より注目していた!

ー「アーバンリサーチ」ではいつから〈ダニエル・ウェリントン〉を展開しているのですか?

佐藤:日本上陸と同時に展開していますので、2013年からになります。ただ、ブランド自体はその前から認識していました。日本の商社さんや代理店さんなどにも、「海外のセレブリティたちも注目している、いい時計ブランドがありますよ」と話していましたから。

ーその後、日本での代理店も決まり、すぐに「アーバンリサーチ」でも取り扱いがスタートするわけですね。

佐藤:やはり時計の場合は、修理などのさまざまな問題がありますので、しっかりとした代理店などがないと展開するのが難しいんです。なので、代理店が決まったというお話をいただいて、すぐに取り扱いをスタートしました。

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ー〈ダニエル・ウェリントン〉のどのようなところが、佐藤さんの琴線に触れたのですか?

佐藤:特に女性から支持されるだろうなというのが第一印象ですね。レディスの時計にはないサイズ感をはじめ、デザインとクオリティのバランスも絶妙です。さらに女の子はアクセサリー感覚でも身に付けることができる。これまでのマーケットには無かったブランドだと思いましたね。

ーでは、展開はレディスから始めた?

佐藤:いいえ。僕の中で〈ダニエル・ウェリントン〉の時計には、あまりメンズ、レディスというジャンル分けをする考えがありませんでした。ですので、最初は36mmと40mmのみを取り扱うことで、ユニセックスなモデルとして展開をスタートさせました。

ーレディスモデルでも、あえて大きめの36mmを?

佐藤:そうです。ファッションでもメンズライクな装いやアイテムが流行していますが、時計でもそういった流れがくるだろう、という考えがありました。

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