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識者が語る、ダニエル・ウェリントンという現象。アーバンリサーチ バイヤー 佐藤祐輔

他の時計ブランドとは比較にならない大ヒット!

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ーそういったレディスでの戦略をはじめ、〈ダニエル・ウェリントン〉の取り扱いをスタートして、実際の反響はいかがですか?

佐藤:取り扱いを開始するとすぐに反応がありましたね。はじめは感度の高いお客様の目にとまり、少しずつ裾野が広がっていった感じです。2015年の春夏から秋冬にかけてはかなりの勢いで人気が上昇して、多くのお客様にお買い求めいただいたかと思います。スタート時の頃は女性のショップスタッフも、ほぼ全員が〈ダニエル・ウェリントン〉を着けていました。スタッフが好きだというその事実が、お客様にも伝わったのではないかと思います。

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ーそれはスゴいですね。「アーバンリサーチ」で取り扱っている他の時計ブランドと比べるといかがでしょうか?

佐藤:比べものにならないほどですね(笑)。もちろん、これまでも他ブランドさんとの別注モデルなどをリリースしてヒットは生んでいますが、売れている個数がまったく違います。時計ブランドでは、過去最高の売り上げを記録しているのがこの〈ダニエル・ウェリントン〉です。

ー取り扱いの店舗数も増えたとお聞きしましたが。

佐藤:初めは10店舗くらいからのスタートでしたが、すぐに全店舗での展開になりました。それくらい〈ダニエル・ウェリントン〉の急激な勢いを感じました。

ーちなみに、「アーバンリサーチ」で腕時計をセレクトする際の基準みたいなものはありますか?

佐藤:キレイめスタイルをハズすようなイメージです。例えばスラックスにスニーカーを合わせるような。そういったところからも、〈ダニエル・ウェリントン〉が持つブランドの世界観とピッタリだったのではないでしょうか。洗練されたフォルム、サイズ、素材感などは、どこか東京っぽいですよね。

男女ともにハマる唯一無二のユニセックスモデル。

ー男性からの反響はいかがですか?

佐藤:はじめは圧倒的に女性のお客様に人気がありましたが、今では男性のお客様にも好評です。ファッションにおいても、ジェンダーレスがトレンドのひとつであるように、時計でもメンズとレディスの境界線はなくなってきています。なので、カップルで来店されてご購入され、ペアで着けている方もたくさんいらっしゃいますね。

ーメンズウオッチとして、佐藤さんはどのように感じますか?

佐藤:すごくクリーンなモデルなので、女性同様にファッションを選ばないと思います。ビジネスシーンで身に着けつけてもまったく問題ないので、オン・オフ兼用で使えるのではないでしょうか。かなり汎用性の高いメンズウオッチといえますよね。

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すべて本人私物

ー今後、「アーバンリサーチ」では何か仕掛けていきますか?

佐藤:正直、「アーバンリサーチ」のお客様は、ほぼ100%といっていいほど〈ダニエル・ウェリントン〉を所有していると思います。そのお客様に2本目を買っていただく、また、新たなお客様に「アーバンリサーチ」で〈ダニエル・ウェリントン〉を購入していただくには、やはり特別感が重要です。ですから今後は、コラボレーションモデルやショップ限定モデルなども展開していきたいですね。

アーバンリサーチ 神南店
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