- 「リトルナップコーヒースタンド」にはよく来られるんですか?

そうですね。特に土日はオーナーの濱田さんが店頭に立っていて、僕もちょうど休みなので、子供を連れてゆっくりと。向こうもお忙しいのでなかなかゆっくり話せないのですけど(笑)。でも濱田さんもご家族でうち(LIFE)に食べに来てくれるので、その時に色々とお話させていただいてます。

- 濱田さんとの付き合いは、彼のお店が代々木にできる前からあったんですか?

直接お話したことはなかったのですが以前から共通の知り合いはいて、実際に「リトルナップコーヒースタンド」を出す物件を探す前からうちのお店にも食べに来てくれていたみたいです。それ以降はプライベートの場以外にも、例えばうちのイベントを手伝ってもらったりだとか、色々な場面で仲良くしてもらっていますね。

- 相場さんにとって「リトルナップコーヒースタンド」はどんなお店ですか?

多分今年でできて3年目だと思うんですけど、このお店ができてから、流行に敏感な人たちが集まって来たような気がします。僕なんかはずっと地域密着でやってきて、濱田さんも「ローカル最高だぜ!」みたいな感覚が強い方なので、そういうところは共感できるし好きですね。

- 相場さんのお気に入りのメニューがあれば教えてください。

基本的にはドリップで、夏はアイスコーヒーかアイスカフェラテ。あと子供といくことが多いので、彼らはいつもアイスを食べてるんです。「髭のおじさんがいるお店のアイスが好き」ってよく言ってますよ。

- 相場さんといえば、サーフィンやアウトドアなどのアクティビティも幅広く嗜んでいる印象です。ランニングはどのくらいのペースで走っているんですか?

毎日ですね。もともとは僕が小さいころ、父親が健康のために走っていたんですよね。それに連れられて走ったのが多分最初で、それが今までずっと続けています。ランニング癖というんでしょうか、どこにいってもランニングしちゃうんですよ(笑)。

- 久しくランニングブームが続いていますもんね。『フイナム』の編集部でも、トレイルランにまで参加する人間が出てきました。

僕の場合はどちらかというと健康のためですね。この歳になってくると、朝走って食事をするのと走らないで食事をするのでは、全然違うんです。おなかの減り方はもちろん、喉の渇き方も変わってくる。夜のビールがおいしくないとか(笑)。やってないことに対しての違和感がすごいんですよ。

- 走るか走らないかで、一日単位で調子が変わってくるんですね。朝はどのくらいの距離を?

6:30から1時間くらいかけて、約10kmかな?タイム云々ではなく、考え事をしながらゆっくり走っているんです。一日の予定を考えたり、進行しているプロジェクトのことを考えたり。そういう時間としても都合がいいです。

- エクササイズとしてよりは、メンタル面での効果の方が大きそうですね。

そうなんです、僕の場合は。もちろん周りで走っている人も多いので、たまに誘われてマラソンに出ることもあるんですけど。出る以上は燃えますし、いつも走っているのに遅かったら嫌なので、その時だけはタイムを意識しながら走ります(笑)。

- 走る場所もずっと代々木公園なんですか?

実は少し前まで代々木公園に来たことが全然なくて、来るようになったのは子供ができてからですね。自然もあって好きに遊べるし、自転車もここで乗れるようになったりとか。もちろん家から近いということも大きいんですが、ここで走るようになったのはそれがきっかけ。一周2kmくらいなのもちょうどいいんです。

- 代々木に出店したのは、この街に何か想い入れがあったんですか?

公園が近くにあれば人が集まるから、そういう意味でお店を出す環境としては魅力的でしたが、ここの物件に出会えたことは本当に偶然なんですよね。

- お店の仕事と外の仕事を上手く両立する秘訣を教えてください。

今は新店のオープン前なので、打ち合わせだったりその他のイベント事で出ていることも多いのですが、何もなければ極力お店に立つように心がけていますね。オープン当初はオーナーが立っていたけど、だんだんと経営側に回って完全にお店をスタッフにまかせるところもあるけど、僕の意志としては現場主義は変えずにこの先もやっていきたいんです。でもそれ以外のお仕事がくればもちろんお引き受けするので、常に柔軟でありたいし、新しいことにもチャレンジしたいです。

- でもやはりお店に立つのは楽しいんですよね?

そうですね。これだけ長くやっていると常連さんもできるから、顔見知りの人がお店に来てくれると安心しますし、ありがたいことです。

- 相場さんの中心はやっぱり「ライフ」なんですね。

今ある繋がりが生まれたのも、すべて「ライフ」ができてからなので。お仕事で関わる方々だけでなく、趣味であるサーフィンを一緒にやっている友達もここがきっかけですし。一時、サーフィンにどっぷりとハマっていて店内でサーフミュージックばかりかけていたものだから自然とそういう匂いが出て、それを嗅ぎ付けた人たちと仲良くなって一緒に何かやる。何をやるにせよ、「ライフ」がすべてを繋いでくれているんです。

- 今年で12年を迎えるわけですが、地域にとってどんなお店でありたいですか?

元々この街ってたくさんのお店があるわけでもないので、人気を独り占めするようなお店ではなく、愛すべきお店の一軒になれればいいなと。何か突拍子もないことで目立ちたいというのではなく、長くやれればいいなという思いだけで始めたので。近くにルヴァンや話題のアヒルストアがあって、最近だとパドラーズコーヒーができて、いい街になってきましたよね。でもそれらのお店はかなり個性的で強烈なキャラクターを持っているじゃないですか?それに比べるとうちは普通なので、過度な期待を持たずに来てもらえると助かります(笑)。

- 〈ニューバランス〉のスニーカーはご自身でもお持ちですか?

今でこそ色々なブランドのスニーカーを履きますけど、〈ニューバランス〉は昔から履いています。特に1500のグレーのオールレザーはお気に入りですね。

- どんなところが好きで選んでいるんですか?

さっきも言ったようにスポーツよりはアクティビティと呼ぶべき趣味が多いので、〈ニューバランス〉を選ぶ機会が多いですね。というのも僕の中では、例えば〈ナイキ〉はスポーツのイメージが強くて、〈ニューバランス〉はライフスタイル寄りなブランドなんです。

- 相場さんらしい選び方ですね。ちなみに、デニムは〈A.P.C.〉のものしか穿かないと伺ったのですが、自分の定番となる物の判断基準ってあれば教えてください。

一番多感な時期にイタリアにいたので、何となくヨーロッパのブランドが好きなんだと思います。そういえばヨーロッパにいたとき、かっこいいショップ店員さんがよく〈ニューバランス〉のスニーカーを履いていたんですよね。1300かな?のグレーを〈A.P.C.〉とか〈ヘルムートラング〉のデニムに合わせるスタイルをずっと見ていたので、それが自分にとっての定番のスタイルです。

- 今回履いていただいた〈ユナイテッド アローズ グリーンレーベル リラクシング〉の別注モデルはブラックのカラーリングがポイントなんですけど、どんな印象を受けましたか?

〈ニューバランス〉に関してはグレーのイメージが強いのですが、実は普段履く靴は黒ばかりなので、違和感なく履けました。あとメッシュ素材なので軽いですしソールもすごく柔らかいので履きやすいですね。僕にとってはかなり新鮮な一足です。

MRL996×green label relaxing ¥13,824
発売日:2015年9月16日(水)
取り扱い:ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング各店
http://www.green-label-relaxing.jp/shop/index.html?prmhynm