ついつい使ってしまうバッグの特徴。

—〈ハーシェル サプライ〉を知ったきっかけはなんだったのでしょうか?

face:数年前に〈ステューシー〉とコラボしたアイテムを見たことですね。その時のビジュアルがクリーンかつ洗練されていたので、印象に残ってます。なのに意外とリーズナブルで驚きました。

—普段は、どういったバッグを使われることが多いですか?

face:基本的には、ごくシンプルなデイパックのタイプが多いですね。昔に一度だけストラップのついたミリタリーのロールバッグを使ったこともありますが、実用性があまり高くなかったので、それっきり使わなくなってしまいました。

—今回ご使用されているこちらのバッグも似たタイプですが、使い勝手はどうですか?

face:そのミリタリーのロールバッグとデザインはすごく似ているんですが、細かなところがちがいますね。ハーシェル サプライのこのバッグはストラップ部分がマグネットによるボタン式になっていて、いちいち“革ベルトをバックルから外して…”という作業がいらず便利だなと。普段荷物が多いのでバックを背負っていると肩が痛くなることが多いのですが、この〈ハーシェル サプライ〉のバックは背負う部分と背中部分にクッションがあり、サイズ感も絶妙。さらに内側にノートPC専用のスリーブや多機能なポケット、イヤホンジャックもあって機能性も高いのでコストパフォーマンスが高いなと感じましたね。

バッグをパンパンにしたい。

—faceさんがバッグに求めるモノってなんでしょう?

face:一つは容量ですかね。仕事で使うスケッチブックや画材、手帳、iPadなど物をたくさん入れることが多いので。さらに言うと、個人的にバッグは常にパンパンに詰まっている状態でないと落ち着かないんですよね(笑)。

—そうなんですね(笑)。どうしてですか?

face:中身がスカスカで、クタっと薄い状態ってなんだかかっこ悪くてあまり好きじゃないんです。基本は洋服と一緒にバッグもコーディネイトする感覚でいるので、割とボリューム感や形状にもこだわっているんですよね。

—例えば、仕事道具以外だとなにを入れたりするんですか?

face:今いったように、かばんはパンパンの状態が好きなので、中身の水増しをするためのダウンジャケットやシェルなんかを入れますね。あとはハットが好きなんですが、バイクに乗ってるときは、バッグにハットを入れてますね。基本的には重くない衣類ばかりってことですかね。

アレンジする楽しさ。

—ファッションを意識してバッグを使用しているfaceさんならではのアレンジや工夫ってありますか?

face:昔から缶バッチやピンズ、ワッペンなどは集めていたので、そうした小物でアレンジしたりするのは好きです。自分の好みや趣味もさりげなく表現できて、その日の気分によって簡単に変えられたりするのでオススメですね。

—それこそイラストを描いたりすることもあるんですか?

face:描こうかなと思ったことは何度かあるんですけどね。ただやっぱり最終的にもったいないなと思って断念しました。でも白いキャンバスのトートバッグには自分でシルクスクリーンでプリントしたことはあります。

—まさにイラストレーターさんならではのアレンジですね。バッグだけなく、洋服とかにもアレンジされるんですか?

face:けっこう新しく買ったものは試行錯誤はしちゃいますね。バッグには貼れないけど、ステッカーとかもペタペタ貼っちゃうタイプですね。

—ちなみに今気になっているバッグなどはありますか?

face:肩掛けに使うのにちょうどいいメッセンジャーバックですかね。原付で移動することも多いので、そうしたシチュエーションに適したバッグが今は気になります。

プロフィール
face (フェイス)

自身のブランド〈アンフィジー〉のデザインを手掛ける傍ら、雑誌やカタログを中心に店舗のインスタレーションやアパレルブランドへのイラスト&デザインを提供する。去年1月に初となる個展「FACE SOLO EXHIBITION」を開催し、話題に。さらに最近ではイベントやグループ展などにも積極的に参加し、その勢いはとどまることを知らない。

my art work page
http://www.faceoka.com