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HYNM EYE ~フイナムの視点~ VOL_02 天才200人が集うクリエイティブの祭典 TOKYO DESIGNERS WEEK

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『スーパーロボット展』では、ロボットクリエーター高橋智隆によるお馴染みのROBIをはじめ、テクノロジー×クリエイティブを体現するロボットを展示。

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その中でも特に衝撃を受けたのが、受付にいたアンドロイドのASUNA。ネットニュースなどでその存在は知ってはいましたが、生で見るのはこの日が初めて。同展の顔として来場者に爽やかに挨拶をする時の微妙な表情の変化や口の動きはもはや人間と遜色ないレベル。現状ではまだ肩から上しか動かないので、身体も動くようになった完全体をいつか見てみたいものです。

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そしてこの日最もに賑わっていた、『建築模型とその提案書展』へ。日本を代表する13組の建築家が参加した特別展は、建築家のアイディアが集約された提案書と、それが具現化された建築模型を同時に並べることで、彼らのクリエーションの過程を垣間見ることができる、またとない貴重な機会となりました。

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2010年には、西沢立衛との建築家ユニットのSANAAとしてプリツカー賞を受賞した、妹島和世も参加。古くなった公民館と図書館を合わせて建替える「小平市立仲町公民館・仲町図書館」のプロジェクトが、設計図から模型、工事途中の写真を交えて展示されています。

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浜松市にある「ニコエ」という商業施設で計画しているプロジェクト“くるりの森”は、フイナムブログでもお馴染みの谷尻誠と吉田愛によるもの。湾曲した同じ形のパーツを、ジョイントの角度だけ自由にして繋げることでベースを作り、家やネットを足していくことで建築として常に完成を繰り返していく、森の概念を持つ建築を目指しているそう。

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東京大学名誉教授でもある藤森照信が提案するのは、吊り橋のように家屋を吊り上げた“空飛ぶ住宅”。同様の構想で、茅野市美術館にて展示されていた茶室“空飛ぶ泥舟”が思い浮かびます。

その他にも、石上純也、CAt(小嶋一浩、赤松佳珠子)、SANDWICH(名和晃平)、山本理顕といった錚々たる顔ぶれが揃った本展は、120を超えるブースの中でも一際の集客を誇っていました。

広大な敷地内では、屋外でのプレゼンテーションも充実しています。

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電動二輪車INMOTIONの試乗も可能。

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そして見えてきたのは、

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RETHINK TOBACCOというコンセプトで〈JT〉が新たに開発した“ploom”の展示会場。

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シンプルで高級感のあるデザインを採用したploomは、白と黒の2色展開。専用のポッドをセットして加熱し、Vapor(ベイパー)でたばこ葉の味と香りを楽しむため灰が出ず、タバコ特有のイヤな臭いもしません。

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なので、通常のタバコは喫煙所のみでしか吸えませんが、ploomだけは会場内の屋外エリアでも利用することができるのです。

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現在ラインナップされているたばこポッドは、お馴染みのメビウスやピアニッシモの他、芳香な香りと甘さを堪能できるゴールドなどを含めた全6種類。ポッドを変えるだけで色々な味に変化するので、これまで以上に手軽に、シチュエーションに合わせてタバコを楽しめそうです。

商品説明を受けた後に案内された施策は、面白法人カヤックが担当していました。

「RETHINK=アイデアを出すこと」とし、アウトプット、すなわち吐く息であるVaporに着目したとのこと。早速、カヤックの方のご協力のもと実演してみることに。

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息を吐く。

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すると画面には無数のVaporが。

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ある程度溜まったところで、ひとつの通気口に集まります。

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すると、屋外に設置された筒から蒸気が噴出。

息をトリガーとした体感をploomに見立ててコンテナごと表現してしまうとは、さすがカヤック。これまでのタバコの概念を覆すploomのコンセプトが、見事に表現されていたのではないでしょうか。

日も落ちて来たところで次のブースに向かいます。

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