今シーズンの〈キャサリンハムネットロンドン〉は、同じ英国発の老舗ブランド3つとコラボレーションを展開しています。その第1弾として、まずソックスメーカー〈コーギ(Corgi)〉と製作したアイテムを紹介。
1883年に英国ウェールズ地方で創業した〈コーギ〉。すべて熟練の職人によるハンドメイドで、手触りがきわめて柔らかく、なめらかで軽いのが特徴、現在も変わらず昔ながらの製法で作られています。ちなみに1988年には、チャールズ皇太子がニットウェアとソックスを愛用したことをきっかけに、英国王室御用達ブランドとしても認定されています。
綿75%、ナイロン25%の混紡糸を、200本の針の編み機で編んだこちら。最後のつま先のフィニッシュも、ローゲージ同様ハンドフィニッシュでリンキング、プレス処理を施しています。履き口はもちろん、フィット感は抜群。ソックスと靴下との間にできる空気の空間が足に優しく、一度穿いたらクセになります。
100%マーセライズドコットンを使用したヘビーミルスペックソックス。コットンにマーセライズ加工を施しているので、程良い光沢感とシルクのような肌触りを実現させています。ベースがコットンなので吸湿性も高く、履き心地もしなやか。前述のマーセライズ加工とは、綿糸の加工のことで、一般的にはシルケット加工とも呼ばれています。光沢とツヤ、さらりとした風合い、染色性能が向上します。また、綿糸の防縮性能が良くなり洗濯時の毛羽立ちも抑制してくれる、優れた加工技術です。
英国製のソフトコットン100%を使用した、ミックスドット柄の厚手ソックス。上で紹介している「HEAVY MILSPEC SOCKS」よりも毛羽立ちがあるほか、表面が加工されていない綿糸になので、吸湿性もマーセライズドコットンより高いです。今回紹介している3種類は、いずれも生地感が異なるので、履くシューズに合わせて選ぶのもまた一興。
9分丈パンツのトレンドもあり、よりソックスの需要が高まっている近年。オーセンティックな定番カラーを自分なりのスタイルで楽しむのも気分ですが、ここはひとつ〈コーギ〉のような個性的なソックスを履きこなしたいところ。いずれにしても、極上の履き心地を味合わない手はないはず。是非、店頭で確かめてみてください。