—眞木さんはベストジーニスト賞を受賞された経験をお持ちですが、デニムを格好よくはきこなすコツってあるんですか?
眞木:コツなんてないよ。むしろ、なにも意識せずにはくのがいちばん格好いいと思うけどな。ラフに、無造作にね。最近のファッションは装飾が多すぎてTOO MUCHだと思うんだ。自分に自信がないからそうやって着飾ろうとするんだと思うけど、俺はもっとシンプルでいたいと思っているよ。
—自分自身のアイデンティティを尊重するということですね。
眞木:そうだね。そういった意味では、リーバイス®はデニムブランドのパイオニアとしてアイデンティティをしっかりと保っていて、素晴らしいと思うよ。
—今日はリーバイス®の新作デニム「501® CT」をはいていただきましたがいかがですか?
眞木:リーバイス®は時代に合わせて色んなアプローチをしているよね。こういったアイテムをリリースすることで、クラシックな「501®」のよさも再確認できると思うし、いいことだと思う。
—そもそも眞木さんが「501®」に深い想いを抱くようになったきっかけってなんなんですか?
眞木:親父の影響かな。親父は昔からデニムをはいていて、その姿をずっと見て育ったから。うちの親父のデニムは右の太もも部分の色落ちが、左側よりも激しいんだよ。どうしてそうなっているかわかる?
—わからないです…。
眞木:座ってギターを弾くときに、右の太ももにちょうどギターが当たるからなんだ。そういう色落ちの仕方を見て、カッコいいなあって思っていた。
—その人のライフスタイルが表れるのも、デニムの魅力ですもんね。
眞木:そうだね。親父はバイクにも乗るから、お尻の部分も色が落ちていた。あと、NHKの紅白歌合戦で、はじめてデニムをはいて出演したのは俺の親父なんだよ。はじめは制作サイドに「作業服で出るな」って言われていたらしいんだけど、 それを聞き入れずに、穴の空いたセーターとデニムで出たらしい。それ以降デニムがどんどん市民権を得ていって、いまではみんなデニムをはいて紅白に出ているけどね。
—そうだったんですね。
眞木:うん。だから、親父こそデニムの象徴的な存在だよ。そんな人から、リーバイス®の「501®」はかっこいい、ということを教わった。「とにかく『501®』をはけ!」って言われ続けていた。それでリーバイス®のことが好きになったし、それによってファッションに目覚めるきっかけにもなったから。
—つまり、リーバイス「501®」は眞木さんにとって原点なんですね。
眞木:そうだね。いまでもリーバイス®と「501®」のことを信頼しているよ。とりあえずコレをはいておけば大丈夫でしょって思っている。どんなスタイルにも合うからね。それに汚れようが、穴が空こうが、それが味となってより一層オリジナリティーを深められる。そんなボトム他にないし、俺にとって唯一無二の存在だね。
眞木蔵人
15歳で俳優としてデビューする。北野武監督作品「あの夏、いちばん静かな海」、「BROTHER」など多数の映画やテレビドラマに出演する傍ら、「AKTION」名義でミュージシャンとしての活動も行なう。
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