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JOURNAL STANDARD 1 in 2 - LEVI'S® VINTAGE CLOTHING デニム三賢者が語るその魅力-

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永久不滅なスタンダード、”501®”という存在。

川合:501®が日常着っていうのはありましたね。

大坪基本が501®で、たまに他のモデルも履きつつっていうのはありますよね。

川合:この仕事だからかもしれないですけど、501®はいつでもそばにあるパンツって感じなんですよね。

大坪:わかります。1890年頃に誕生したというのも歴史があって奥が深いなぁって思いますね。何年モデルとか、そういうことを細かく追求するのは大変だけど、おもしろいですよね。

川合:日本人ってそういうディテールへの探究心とか強いですよね。例えば「ステッチの色が違う」とかね。

藤原:調べることが好きな古着屋の友人は、お客様から問い合わせがあったときなんかに、ネットやら昔の雑誌を引っ張り出してくるんですよ。それで最終的にわかったことを僕に連絡してくれるんです(笑)。

川合:情報が自然と集まってきていいじゃないですか(笑)。でもデニムはミリタリーとかで言う軍モノのミルスペックなんかとは違って、そうした明確な情報っていうのが定かじゃないのも魅力の一つなのかもしれないですね。

藤原:わかったつもりでいても、やっぱり違ったんじゃないかとか新しい発見とか疑問が生まれてきますからね。

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川合:そういったディテール一つとっても、LVC®ってよくできてますよね。この前も改めて履いてみたんですけど、やっぱりアメリカ製の当時のモデルを忠実に復刻させている点がすごいですよね。お店の子たちにも履かせてみたんですけど、「やっぱりいいですね!」って皆言いますから。

大坪:うれしいですね。

川合:あとはリジッドなので、きちんと育てられるっていうのもポイントかと。それこそ当時のようにヴィンテージっぽく履いている人とかも多いですね。この前、会社の同僚のいい感じに履きこまれたデニムを見て「そんなヴィンテージ持ってたっけ?」って聞いたら「川合さんから勧めてもらって買ったLVC®ですよ」って言われたんです(笑)。育っちゃうとヴィンテージと気づかないんですよね。売ってる本人がわからなくなっちゃうくらい。

藤原:履いていくことで表情がわかりやすく変化していくというのはデニムならではの良さですよね。

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川合:リジッドのデニムってあまりガシガシ履きこめないイメージを持ってる人も多いと思うけど、LVC®は作業着感覚で履いてヴィンテージ風に着古したり、人とは違う表情に育てたりとか、人それぞれの楽しみ方があると思うんですよね。あとはデニムってちょっと超越していて、比較するモノがなく、持っていて当然というレベルの日常着な気がするんですよね。日本特有の藍染の文化があるようにインディゴデニムもなんとなく日本人に自然と溶けこみやすいアイテムなんだろうなと思います。

大坪:そうですね。またその中で濃いのとか薄いのとか迷うこともありますよね。コントラストのバランスを考えたり。

川合:裕くんとかは本数がすごいからそれこそ毎日履いてるんじゃない?

藤原:そうですね。逆に休日とかにあえて履かないこととかありますね。501®にもOFFの日を作ってあげようかなっていう(笑)

川合:たまには休ませないとね(笑)

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藤原:でもやっぱり常にデニムのことを中心に考えているので、スタイリングとかも自然とデニム中心になっていきますよね。

川合:うんうん。このデニムになにあわせようってのは基本だもんね。あと、たまに回帰的に昔ハマっていたモデルが急に恋しくなったりすることがあるんですよね。そうするとまた新しいデニムを買っちゃたりするわけなんですけど。でもそういう繰り返しなのかなって思いますね、デニムが日常にあるっていうのは。

大坪:それこそLVC®なんてサイズも選べて、お直しもしてくれて。これからデニムにハマっていく人や日常にデニムが入ってくる人にとっては、いいきっかけになると思いますね。

川合:そうですね。昔は足を使っていろんなお店を探さなければならなかったのが、今はLVC®がありますからね。今までは僕ら自身が調べながらデニムの良さを判断しながら履いてましたけど、そうした苦労をかけずに手に入ることはすごいことだと思いますね。最近はデットストックや質の良いヴィンテージもなかなか掘り出せなくなってきてますし。

藤原:枯渇してますよね。だからこそLVC®を通して、さらにはヴィンテージの魅力も知ってほしいですね。

川合:うんうん。なんだか若い人に対しては、羨ましいなって気持ちですね。

大坪:そうですね。ただ僕なんか60年代、70年代も知っている世代なんですが、そうした時代の良さを今の若い人たちに伝えていきつつ、どんな着方をしてくれるのかっていうのは楽しみなところですね。

川合:今のファッション感と交わった時の着地はおもしろそうですよね。まだまだデニムはこれからも変わらずに時代と一緒に歩いていくんですよね、きっと。

さて、いかがだったでしょうか? ウェブならではの文字量過多、情報量過多な3賢者によるデニム談義。LVC®やデニムの魅力を語るその語り口は、長年デニムと付き合ってきたからこその説得力にあふれています。当たり前のように持っているスタンダードアイテムだからこそ、こういった方々の意見をきっかけに、どう着こなすのかというマイスタイルを追求するきっかけになればと願います。

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