宇野 薫(うの かおる)
1975年5月8日、神奈川県生まれ。
総合格闘家/UNO DOJOヘッドトレーナー/ONEHUNDRED ATHLETICディレクター
1996年にプロ修斗でデビューし、3年でチャンピオンに。その後、米国のメジャー大会であるUFCをはじめ、K-1やHERO’S、DREAMなど数多くのステージで活躍。2010年には再挑戦したUFCから凱旋。現在はVTJを主戦場とし、新たなる高みを目指して挑戦し続けている。双子の息子を持つ3児の父。

グレゴリーとの出会いは18歳。

-初めて〈グレゴリー〉を知ったのはいつですか?

「たしか18歳のとき。90年代前半だったので、ファッション的にみると古着が全盛の時代ですね。で、古着に合うカバンって何だろう?って考えたときに、周りの友達や雑誌を見ていると、みんな〈グレゴリー〉を背負ってて。それで自分も探しているうちに、ハマって集めるようになりました。ちょうど茶タグ(1984〜1993)と青タグ(1994〜2014)の端境期だったこともあって、みんな茶タグの方を買い漁ってましたね(笑)」

-「古着に合うバッグ=グレゴリー」が最初に持ったイメージ?

「そうですね。昔からバッグは服と一緒の考え方というか、その日のスタイリングによって使い分ける方なので、いつの間にかこんな数になってしまいました(笑)。増えてきたなと思いつつ、気に入ったのを見つけるとつい買ってしまうんです。こうして見ると、やっぱりデザイン的にクラシックなものが多くて、どんなスタイルにも合わせやすいというイメージが強いですね」

グレゴリーでランニング。

-普段の一日の流れを教えてください。

「朝起きて、家族で朝食をとって、双子の息子が小学校に行くのを見送ってから、娘を幼稚園に送るついでにランニングします。場所はみなとみらい周辺で距離的には5〜6kmぐらいです。その後は、MMA、柔術、キックボクシング、フィジカルなど各道場やジムに行ってトレーニングします。他には水曜日と土曜日の週に2回、「UNO DOJO」で総合格闘技/MMAを会員さんに教えています」

-〈グレゴリー〉のバックパックを背負ってのランニングはいかがですか?

「フィット感が高く、ランニング時のズレがないので、ストレスなく走ることが出来ました。あと、これまで〈グレゴリー〉に対してハイテクなアイテムというイメージがなかったので、こういうアクティブスポーツ向けのバッグを展開しているというのは、〈グレゴリー〉好きとして嬉しい限りです」

-第一線で活躍する格闘家の中でも、他に類を見ないファッションフリークとして知られる宇野さんのOFFスタイルとは。

「家族ができて、ある程度歳も重ねましたし(笑)。やっぱりベーシックなモノが好きなことに変わりはないんですけど、シンプルにというか、昔みたいにいろんな色の物を混ぜて着なくなりましたね。そういう意味では、〈グレゴリー〉のバックはロゴこそ変わりましたが、流行りに捉われないデザインが多いので、今の自分のスタイルでも難なくハマる気がします」

-ちなみに新しいロゴはどうですか?

「すごくスタイリッシュで、無駄をそぎ落とした感じが今っぽいなって。どうしても茶タグや青タグに慣れてしまっている分、若干違和感もありますが、親しみやすさのあるデザインだと思います。すぐに定着するんじゃないでしょうか。”グレゴリー=アウトドア”というイメージが、ロゴが変わったことで、タウンユースらしさが出てきた感じがします。よりスポーツに特化したラインもありますし、僕ら世代のベーシックな〈グレゴリー〉しか知らない人にとっては新鮮に感じるんじゃないでしょうか」

格闘家目線のバッグ選び。

-ONをトレーニング、OFFを休日とした場合、それぞれバッグ選びの基準に違いはありますか?

「はい、OFFのときは服に合わせて選ぶので、その時々によって色も形も異なります。ただトレーニングの場合は、UNO DOJOを含め、ウェアは基本ブラックが多いですし、グローブやミットなどギアもあるので、容量の大きさがひとつの基準になります。今回使っているのは、開閉部が大きいので荷物の出し入れが楽なのと、持ち方がドラムバックとバックパックの2WAYなので使い勝手がいいですね。あっオールブラックっていうのも(笑)。容量はもちろん、”動きやすさ”がベースにある上で、トレーニングウェアもバッグも選ぶようにしています」

-格闘家 宇野薫として。

「納得のいくところまで現役でありたいです。そしてUNO DOJOを始めたことで、より多くの人に総合格闘技の楽しさを知ってもらいたいという気持ちが強くなりましたね。かといって急ぐことはせず、今のスタンスを維持しながら、これからも活動を続けていこうと思います」