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Make a STYLE meets Reebok CLASSIC 名物スタッフによる「スタイルの作り方」。 Case.1_BEAMS MEN SHIBUYA 内山文宏

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世の中には「名物スタッフ」と呼ばれる人がいる。その場所に馴染み、ショップの顔とし手腕を振るい、仕事を通して周囲を明るくさせる。そこでフイナムでは、5つの有力セレクトショップの「名物スタッフ」と呼ばれる人々を徹底調査。彼らの接客する姿をはじめ、休日の過ごし方や趣味などを交えながら名物スタッフの心得、スタイルの作り方を〈リーボック クラシック〉のシューズとともに紐解いていきます。

Photo_Erina Fujiwara
Text_Takuya Kurosawa
Edit_Hiroshi Yamamoto

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内山文宏
ビームス メン 渋谷に勤務する入社8年目の販売スタッフ。現在30歳でありながら、洋服についての豊富な知識や、優れた審美眼を持ち、社内からも信頼が厚く洋服馬鹿として人気者。大切にしていることはお客様の個性を引き出すこと。彼の接客は洋服の楽しさを改めて教えてくれます。

憧れの場所で格好良いものやことを提案したいと思ったんです。

—ビームスで働くことになったキッカケを教えてください。

内山:そもそもは客としてビームスに通っていて、単純にそのときからこの会社に憧れていたんです。販売員や置いてあるものが格好良くて。こんな所で僕も働きたいなと、純粋に思っていたんです。

ー実際に働いてみていかがでしたか。

内山:通っていたときよりもこの会社が好きになりましたね。仕事は正直忙しいですけど(笑)。覚えなくてはならないことがたくさんあるので。でもそれが苦にはなっていないですね。僕は洋服が一番の趣味で好きなものなので、こういった環境にいれること自体幸せだと思っています。それに一緒に働くスタッフにも同じような人たちが集まっていますしね。特にこの渋谷のお店には、経歴が長く、洋服に詳しい人たちが多くいるので勉強になりますね。今のお店で働いて1年になりますが、今でも毎日いろんなことを学んでいます。

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サイズ感を通して着こなしまでを提案する。

ーショップではどのようなことをされていますか。

内山:接客をはじめ、入荷してきた商品を並べたり、レイアウトを変えたり、新規取り扱い商品の勉強をしたりしています。

ー接客で大事にしていることはありますか。

内山:サイズ感を重視して接客していますね。お客さんの体型と合わせることはもちろんですが、アイテムによっては、ジャストサイズではない方がいいものもありますよね。あえて着崩したり、外しに使う場合だったり。そういった着こなしもサイズ感を通して提案するようにしています。

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休憩や休日も洋服のことばっかり考えていますね

ー休憩時間はどのように過ごされていますか。

内山:基本的にはスタッフと談笑していますね。向かいにあるピルグリム サーフ+サプライでコーヒーを飲みながら話していることが多いですね。ここでも話すことは洋服のことばっかりです(笑)。あとはこの辺界隈の古着屋さんを覗いてみたりしています。グレースにはしょっちゅう足を運んでいます。

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グレース:東京都渋谷区神南1-14-1 101 tel 03-6316-3457

ー休日はどのように過ごしていますか。趣味があれば教えてください。

内山:ピストに乗って高円寺や祐天寺に行って古着屋巡りをしています。というのも古着が洋服を好きになったキッカケなんです。今でも時間があれば色々な古着屋を巡っていますね。これが趣味なんですよ。今日持ってきたのはそんな趣味の一部で、右は50年代ぐらいのライダースジャケット。これは当時のテーラー屋が仕立てたもので、ライダースらしからぬ裏地が魅力ですね。中のものはチャンピオンのダブルフェイス。ポケット付きはけっこう珍しいと思います。今もこの無地のものを探し中です。左は70年代ぐらいのパッチワークパンツ。オーダーメイドによるもので、一つ一つのパッチの配置がちゃんと左右対称にできているんです。ここまで綺麗に作られているのはあまりないと思いますよ。

ー古着の魅力はなんですか。

内山:当たり前ですが様々な年代やテイストものがあることです。あとは既存のものではありえないデザインなんかも魅力ですよね。こういった特定のスタイルなどに縛られない様々な洋服が置いてある古着から洋服に興味を持ったおかげて、僕は嫌いな洋服があまりないんです。合う合わないはもちろんあると思いますが、どんな洋服にもまずは興味しかなくて(笑)。そんな雑食魂が僕のスタイルであり、これからも発見がある度に変化し続けていくものだと思っています。だからこのショップでの毎日が本当に面白いんですよね。色々な人や、様々な洋服に出会えるので。

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この靴が持つレトロな雰囲気がスタイルの外しに映えそうですね

ー今日履いている〈リーボック クラシック〉の靴について感想を教えてください。

内山:クラシックな雰囲気が今の気分にピッタリですね。今だったらこのレトロ感をスタイルの外し感覚で取り入れるのがいいかなと僕は思いました。その他にも着こなし方次第で、このレトロなフェイスが様々な役割を果たし、スタイルに表情をもたらしてくれそうです。

ー今日のスタイルのポイントを教えてください。

内山:このシューズがクラシックということもあって、割とスタンダードなアイテムでまとめています。カーディガンにボーダー、チノパンといった感じで。ただサイズ感やシルエットで遊びを加えています。特にパンツですね。一般的なものよりも股上が深く、膝から裾にかけてテーパードが掛かっていて、丈感もワンクッションぐらいに設定しました。そうすることで、レトロな靴が野暮ったく見えないようにしています。色も白に合うベージュを選び大人っぽくして、全体をスタンダードかつスマートに仕上げました。

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右:〈コモリ〉カーディガン¥36,000+tax、〈ティーエスエス〉カットソー¥14,000+tax、〈サイ〉パンツ¥26,000+tax、〈ロウマスタープロダクト〉キャップ¥12,000+tax、その他本人私物(すべてビームス メン 渋谷)

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〈リーボック クラシック〉クラブシー ¥14,000+tax(リーボック アディダスグループお客様窓口)

リーボック アディダスグループお客様窓口
tel 0570-033-033
reebok.jp

ビームス メン 渋谷
tel 03-3780-5500
www.beams.co.jp/shops/detail/beams-shibuya