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01
Tapia Los Angeles
タピア ロサンゼルスのコート
大偏愛ブランドの冬アウター。 着るものほとんどがドメスティックブランドで占められている自分にとって、インポートにここまでハマるのは珍しく。とにかく上質な素材に、どこまでも上品なたたずまい、そしてキメすぎていないヌケ感、もう本当に惚れ込んでおります。〈タピア ロサンゼルス〉の話です。いろいろなブランドに出会い、多くの作り手のことを知っていくなかで、自分の好みが徐々にはっきりしてきました。派手ではなく堅実に。大規模ではなく少量生産。そういうものづくりの手段を選んでいる人にどうしようもなく惹かれるようです。マイケル・タピアといえば、ファッション好きなら誰もが知る有名デザイナーで、パリでコレクションを発表している頃からとても素晴らしいデザイナーではありました、もちろん。ただ、地元であるLAに戻ってからのクリエイションは、とにかく肩の力が抜けていて、作る服、作る服どれも気になる有様なのです。このコートもワークっぽい雰囲気なのですが、どこかに品を残しており、着込んでヤレた感じになってから、より色気が出てくる一品なんだと思います。そう、タピアの服には色気(あくまでさりげないやつ)があるのです。
¥110,000+TAX

お問い合わせ先:モアライド 03-5351-6277

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02
TOMORROWLAND tricot
トゥモローランド トリコのニット
お家芸炸裂!コスパ最高のニット。 「高いものがいいわけではなく、いいものが高いだけだ」とは誰の名言でもなく、いまパッと思いついただけの言葉遊びです。ところで、ニットって安くていいものってなかなか見当たらないと思いませんか? そんなわけで、あまり高い買い物をしない自分のクローゼットにも、ニットだけはそれなりのブランドものが並んでいます。そんな狭き門?に、レギュラー入りが濃厚なのが〈トゥモローランド トリコ〉の一品です。「トゥモローランド」がニットに強い、というのはみなさんご存知でしょうが、この“トリコ”は別格です。見るからに上質な写真のニットは、まず生地感が最高です。目がギュギュッと詰まっており、それなりの重量感がありますが、それが心地よい絶妙な分量感。編地に変化をつけることで、さりげなくデザインが施されていますが、この控えめなアクセントも好みです。そして驚嘆すべきはこの値段! 冒頭の文節をなんの躊躇もなくひっくり返しますが、“いいものでそんなに高くない”ものもあるんです。
各¥21,000+TAX

お問い合わせ先:トゥモローランド トリコ 0120-983-522
http://nepenthes.shop-pro.jp/

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03
Dr.Martens
ドクターマーチンのブーツ
今季のベストサイドゴア。 真っ黒(or真っ白)シューズへの渇望は未だおさまっておらず、日々「ええ子はいねがー」と探し回る日々ですが、“マーチン”であっさりと見つけました。もともとフェイバリッドシューズブランドのひとつである〈ドクターマーチン〉ですが、いわゆるド定番のシューズを履いたことはありません。それはまぁ、キャラじゃないというのもありますが、こういう老舗ブランドにおける隠れた名品を探し出すのが楽しくて、ついつい横道に逸れてしまうのです。で、 “マーチン”ではいつもなにかしらが見つかるというわけなんです。先シーズンはエアソールを履いた、ごくシンプルなオールブラックスニーカーを発掘しましたが、今季はこのサイドゴアに決まりです。ポイントは適度にツヤがあるシボ革と、とにかく全部黒いということ(しつこい)。お馴染みのエアクッションソールが、シャープな雰囲気を中和し、きれい目にもストリートっぽくも履きこなせる便利な一足です。
¥27,500+TAX

お問い合わせ先:ドクターマーチン・エアウエア ジャパン 03-5428-4981
http://www.dr-martens.co.jp/

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04
STANDARD SUPPLY
スタンダード サプライのデイパック
明らかにモノが違います。 デザイン的にほとんど完成されたプロダクトをベースにするとき、ものの良し悪しをわけるのは、ちょっとしたディテールの積み重ねでしかありません。デイパックの基本形ともいえるこの形を、極めて精緻にリデザインしたのは〈アーツ&クラフツ〉を手がける「エバーグリーンワークス」による、〈スタンダード サプライ〉というブランドです。何かを仰々しく足すのではなく、引き算をしていくことで形をなしていくという、ディーター・ラムスのようなフィロソフィーを持っています。このデイパック、ぜひ実物を手にとって見てもらいたいのですが、とにかくその面構えが抜群にいいです。ファッションにそんなに明るくない人でもこの良さに絶対に気づくと思います。その印象を支えているのが、ファスナーに使われている〈YKK〉の高級ライン「エクセラ」だったり、随所に使われている上質なレザー、さらには丁寧な縫製などなどだったりするわけです。デザイン以外の部分で、ほかとは確実な違いを生み出している素晴らしいプロダクトだと思います。
各¥18,000+TAX

お問い合わせ先: エバーグリーンワークス 03-5797-2335
http://www.egw-inc.com/

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01
THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイスのストライクジャケット
わずか130gのトレランジャケット。 「肌寒いくらいが走るのにちょうどいい」と言う人もいるけれど、僕は断然真夏派。凍えるような寒さの中、モチベーションを上げて玄関を後にするのは、精神的になかなか骨の折れる作業なのだ。むしろ灼熱の太陽を浴びながら、滝のように流れる汗をかいて走るほうがよっぽど気楽。だからといっても季節は勝手に巡ってくる。では、迫り来る冬に向けて、なにを着て走るのか。トレイルランニングをかじる一人として目を付けているのが、〈ザ・ノース・フェイス〉のストライクジャケット。わずか130gながら、肌離れのいい3層構造防水透湿仕様。タウンユースとしても存分に使えるデザインも魅力的。トレイル、ロード、街の3つのシーンで活用しそうです。
¥18,000+TAX

ザ・ノース・フェイス原宿店
03-5466-9278
www.goldwin.co.jp/tnf/

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02
adidas Outdoor
アディダス アウトドアのテレックス スピードパック
アディダスのトレランバック。まさかのフラスク付き。 近年、ファッションシーンでの存在感をぐいぐいと強めている〈アディダス〉。カジュアルブランド〈アディダス オリジナルス〉のトレフォイルロゴは、今や街で見かけない日がないほど浸透しています。一方でプロダクトホリックな方々が熱視線を送っているのが〈アディダス アウトドア〉です。なかでも「テレックス(TERREX)」と銘打たれた最高峰カテゴリーには、世界屈指のスポーツメーカーである〈アディダス〉のパフォーマンスを結集したプロダクトがラインナップされている。こちらのトレラン用のバックパックもしかり。8Lの容量に1Lずつのサイドコンパートメントにハイドレーションホルダなど、求める機能が見事に集約されています。しかも、意外なことにソフトフラスクも付属です。
¥13,000+TAX

アディダスグループお客様窓口
0570-033-033
www.adidas.jp

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03
Supreme×New Era
シュプリーム×ニューエラのヘッドバンド
大都会で走るのにピッタリなヘッドバンド。 最近はもっぱら〈バフ〉のヘッドウェアをつけて走っている。優れた通気性と吸汗速乾性、伸縮性兼ね備えた筒状の布は、アレンジ次第でいろんな被り方ができるし、ランニング時の画一的なキャップスタイルとおさらばできるので、人との差別化をするうえで重宝するのだ。その延長でこの頃気になってきたのがヘッドバンド。〈シュプリーム〉のそれは〈ニューエラ〉との共同制作。ライニングにはフリースがあしらわれているため、耳がちぎれるかと思うくらい寒い真冬のランニングに対応してくれます。なによりも〈シュプリーム〉のクラシックロゴが実にスタイリッシュ。川沿いや皇居といったランニングコースではなく、街中を走るときにこそ使いたいです。あとレースにも。
¥5,000+TAX

Supreme
03-5456-0085
www.supremenewyork.com

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04
NATHAN
ネイサンのヘッドランプ
夜の森を走るために。 日本最大級のトレイルランニングのレース「ウルトラトレイル・マウントフジ(UTMF)」を観戦していて一番衝撃的だったのが、月明かりも届かない夜の森のなかから人(ランナー)が出てくること。360度を樹々に囲まれた一般的には走るコースとは言いがたい真っ暗闇の山路を、ヘッドランプを付けて走り抜けていく。日常と乖離したその情景を目にした僕は、直感的に「夜の森を走ってみたい」と思ってしまった。となると必要になるのがヘッドランプである。そこで目を付けたのがニッチなランニンググッズを展開するアメリカの〈ネイサン〉が、3年もの開発期間を経てリリースしたもの。超軽量の85グラムに5つの照射モード、手をかざすだけでモード変更も可能でバッテリーは充電式、と機能は満載。あとは夜の森を走る度胸を付けるだけです。
Halo Fire Runners Headlamp ¥16,000+TAX

NATHANカスタマーサービス
0800-800-2380
www.nathansports.jp

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01
VERSACE
ヴェルサーチのネックレス
意匠を継承。 かつてミラノモードの三銃士として、ジャンフランコ・フェレとジョルジオ・アルマーニと共に、90年代のミラノを牽引したジャンニ・ヴェルサーチ。最高級素材に斬新なカッティング、きめ細やかな縫製と、贅を極めたプロダクトで一斉を風靡した〈ヴェルサーチ〉ですが、僕がその名前を知ったのは、今は亡きヒップホップアーティストのノトーリアス・B.I.G.でした。ブルージーンズに白の無地T、その上から真っ赤なレザージャケットを羽織って、ブリンブリンのゴールドチェーンを2連付け。なかでもサイドにゴールドのメダリオンが付いた〈ヴェルサーチ〉のサングラスは、もはや彼のアイコンでした。そして今、歳を重ねて、また昔のサイズ感で服を着ることが多くなった自分にとっては、彼が模倣したくなるスタイルのひとつなのです。白か黒のロンTをベースに、まずは小さい方からチャレンジしてみようと思います。
ネックレス 大 ¥110,000+tax、小 ¥38,000+tax

お問い合わせ先:ヴェルサーチ ジャパン 03-3569-1611
www.versace.com

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02
HUMAN MADE®
ヒューマンメイドのプルオーバーデニムジャケット
デニムに首ったけ。 “シルエットで遊ぶ”とは、ファッションにおけるひとつの着こなし方。こと自分においては、トップスの着丈が長ければパンツは細めに、逆に短ければ太めといったバランス感が通例となっています。この〈ヒューマンメイド〉のデニムジャケットは、いわゆる1stや2nd、3rdのそれではなく、ゆったりした身幅と少し長めに設定された着丈、そしてなんと言ってもプルオーバータイプであることが、僕の物欲を刺激しまくったわけです。おそらく第2次世界大戦中にアメリカ海軍が開発したジャケットをソースにしていると思うのですが、フードを外してスタンドカラーにしたり、フロントボタンの掛け合わせにギミックを加えたりと、男心をくすぐるディテールが詰まっています。テーパードの利いたウールのスラックスにスウェードの革靴、頭にベレーを合わせて着たいと思います。
ジャケット ¥30,000+tax

お問い合わせ先:COLDCOFFEE® 03-5786-1939
http://humanmade.jp

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03
HELLY HANSEN ROYAL MARINE CLUB × Corgi
ヘーリーハンセン ロイヤル マリン クラブ × コーギのニット
上品なワークウェア。 ここ数年、よくニットを買っています。ハイゲージにローゲージ、クルーネックにタートルネックとタイプもけっこうバラバラ。唯一共通していることと言えば、すべて単色であることぐらい。なんならある程度カラバリも揃ってきたし、今年も手持ちの中から着まわしていこうという算段でした。そう思っていたら、〈ヘーリーハンセン ロイヤル マリン クラブ〉で、新たに欲しいニットが見つかってしまいました。北欧ブランドらしい品のある佇まいを後押しするのは、英国の老舗ニットメーカー〈コーギ〉。程よい肉厚感とゲージの詰まり具合だし、実際に着たときも、タイトすぎず、かつ下に垂れない軽さとフィット感が最高です。次に紹介するパンツと合わせようと目論んでおります。
ニット ¥58,000+TAX

お問い合わせ先:HELLY HANSEN 原宿店 03-6418-9669
www.goldwin.co.jp/hellyhansen

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04
STUSSY Livin' GENERAL STORE
ステューシー リヴィン ジェネラルストアのイージーパンツ
イージーな軍パン。 いつも腰履きしている読者のみなさん、このパンツ、めちゃくちゃ良いですよ。ちなみに僕は生地違いで3本目に突入。数ある〈ステューシー〉のラインナップの中でも、不動の定番アイテムとして毎シーズンリリースされている、通称”ビーチパンツ”を、60年代にU.S ARMYで採用されていたコットン/ナイロンのミリタリークロスをデッドストックで発掘し、それで仕立てています。ミリタリーパンツのようなタフな生地感とシンプルなデザインが相俟って、ただならぬ存在感を放っております。個人的にはダブルで丈詰めして穿くのが調子いいです。生地も貴重な上、MADE IN USA。四の五の言わず買っておきたい一本です。
パンツ ¥16,000+tax

お問い合わせ先: STUSSY JAPAN 0548-22-7366
www.stussylivin.jp

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01
TOMORROWLAND
トゥモローランドのジャケット
シェフコートという着眼点。 アイデアとは、ゼロから作るのではなく、何かと何かの融合であるとはよく聞くますが、両者を結ぶその振り幅が大きいものほど、革新性があり、驚愕に値するのである、と大上段に構えてみました。翻ってこちらのアイテム。本来はやや無骨なはずのシェフジャケットをベースにしたというその着眼点、そしてそのジャケットを上品にまとめあげるというそのセンスと技術。いやはや恐れ入りました。細部を言及するならば、ボタンを留めないときの美しいドレープ、絞らずゆったりとした袖口などは、カジュアル以上フォーマル未満の計算しつくされた優雅さと捉えています。ベーシックや定番という言葉は蠱惑の言葉ではあるのですが、ほんの少し背伸びして着たくなる、ちょっとだけ着飾りたくなるというファッションが持つ本来の楽しさの一つを思い出させてくれる、そんな服だと思います。楽チンとはいえ、カジュアル一辺倒ばかりでもつまらないものですから。上品なオリーブ、定番の黒という2色展開です。
ジャケット 各¥55,000+tax

お問い合わせ先:トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711

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02
Rocky Mountain Featherbed
ロッキーマウンテンフェザーベッドのダウンパーカ
着心地と強度という二兎を得たダウン。 めっきり寒さが増し、気が早いかもですが、そろそろ冬支度を考えねばと思う今日このごろ。さまざまなダウンを試着して感じるのは、高品質なダウンは肌への密着感が非常に高く、“適度な圧迫感=包まれている”ような感覚にさせてくれます。こちらのダウンは、【ALL PURPOSE】(多目的)をテーマとしたダウンウエアシリーズのひとつ。その名の通り、インナー&アウターのどちらとしても使用することを想定しています。強度とコンパクト性という相反する性質を満たすために、50Dナイロンタフタという生地を使用。ちなみに、インナーでよく使われる10~30Dナイロンはアウターしての強度に難点があり、またアウターとして頻出する70~210Dナイロンはインナーとして着る場合に着心地が悪いのだとか。知ればなるほどといった蘊蓄もさることながら、袖を通したときの軽さと着心地のよさはやみつきになります。色はネイビー、ブラック、ホワイトも展開。
プルオーバーダウン ¥33,000+tax

お問い合わせ先:サーティー ファイブ サマーズ 03-5825-3588

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03
JOURNAL STANDARD relume
ジャーナル スタンダード レリュームのタートルネックニット
遥か遠くのヘミングウェイ。 昨季に拍車をかけて、今季はますます多くのブランドがモックネック、タートルネックのニットをリリースしています。中でも個人的には、太畝(うね)のタートルネックという野暮ったさが大好物なのであります。とはいえ、幅を広げるために、やや大人の着こなしを目指すならば、タートルネックを上品な色・キャメルにしてみるというのが、自分なりの答え。また、重要なのが首まわりの着心地。ネック部分がチクチクするタートルネックは、その時点でハイ、さよなら! ですが、こちらが使用しているラクダ(キャメル)の毛は、通常のウールに比べて軽くて肌触りがよいので、タートルネックにうってつけの毛質なのです。お手本にしたいタートルニットの着こなしは、理想は高く、ヘミングウェイ。まずは男らしくシンプルに、着古したデニムやワークパンツぐらいを合わせたいところ。時にはホワイトのパンツで上品に着るのもアリかと。
ニット 各¥26,000+TAX

お問い合わせ先: ジャーナル スタンダード レリューム 表参道店 03-6438-0401

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04
THE NORTH FACE
ザ・ノース・フェイスのノベルティーフライウェイト レーシングショート
山、街、部屋、どこでも使える。 12月に人生初のフルマラソンに参加することが決まっています。大山倍達が眉毛を剃って山ごもりしたように、退路を絶って練習に励むべきなのでしょうが、正直なところランニングをちょっとやって休んで、(←今ココ)また走るという状況。「アイテムがちょっと…」という言い訳に逃げないためにも、まずアイテム周りは満足いくものを揃えるべきですね。ということで、やや今更なのかもしれませんが、このショーツの革新性については触れずにはいられません。腰部分のバンドが二層になっていて、写真のようにiPhoneやちょっとした小銭を入れられるのです。通常のサイドポケット付きというのも非常に便利。 “ユーザーのあるといいな”がちゃんと備わった、まさに機能的なアイテムといえます。やや長めのレングスというのもすこぶる気に入っています。柄含めて、当然日常使いもOKなので、トレランアイテムの奥深さを実感できる、手の出しやすいアイテムなのではないでしょうか。
¥10,000+tax

お問い合わせ先:ザ・ノース・フェイス原宿店 03-5466-9278

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01
Scye
サイのドルマンスリーブコート
今季のサイはこれで。 毎シーズン何かしら購入している〈サイ〉。この秋冬シーズンは特にアウターが豊作でした。しかし、展示会で一目惚れしていたウールのコーチジャケットは欲しいカラーがあえなくドロップ…。なので、もうひとつ気になっていたこちらのコートをレコメンドします。滑らかなダブルフェイスのボディは驚くほど柔らかく、そして軽く、コートを着ていることを忘れさせるほど(大げさじゃなく本当に)。ポケット口にあしらわれたジップも、さりげなくエッジが効いていていい感じです。そして一番のポイントはメンズではあまり見かけないドルマンスリーブ。これが、今時の丸みのあるシルエットを生んでくれるわけなのですが、レディースライクになりすぎない辺りが〈サイ〉ならでは。
コート ¥95,000+TAX

お問い合わせ先: マスターピースショールーム 03-5468-3931

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02
ONIKI
オニキのニット
ありそうでない配色。 僕だけでしょうか?探してもなかなか黒いニットを見つけられなかったのは。というかここ最近ニットに限らず、ネイビーのアイテムばかり見かける気がします…。そうしてやっとのことで見つけたのが、ウミット・ベナンによる〈オニキ〉のこちら。デザインは至って普通のクルーネックニットなんですが、ミリタリーの匂いを感じさせる厚手のリブ編みと乾いた質感がなんとも男らしく、それでいてサイドに施された白の配色が、全体をぐっとモダンにまとめています。個性はあるんだけど主張しすぎない。この絶妙な塩梅の気の効かせ方は、さすがウミット・ベナン。今季で終了してしまうのが非常に悔やまれます。
ジャケット ¥30,000+tax

お問い合わせ先:トゥモローランド 渋谷本店 03-5774-1711

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03
niuhans
ニュアンスのセットアップ
絶妙な“ニュアンス”の色合い。 兎にも角にも色使いがうまいブランド〈ニュアンス〉。その名の通りの美しいカラーパレットは今シーズンも健在で、ネイビーやベージュ、バーガンディーといった秋色に目を奪われるばかりでしたが、その中でも特に深みのあるオリーブに目が留りました。しかも個人的に大好きなセットアップとなれば、袖を通さずにはいられません。フォーマルなシーンに対応できる品の良さは持ち合わせつつも、個人的にはインナーにニットやスウェットを、足元にはスニーカーを合わせてデイリーに着こなしたいです。会う人みんなから「今日なんかあるの?」って聞かれるんでしょうけど。
ジャケット ¥78,000+TAX、パンツ ¥30,000+TAX

お問い合わせ先:alpha PR 03-5413-3546

item
04
PARABOOT
パラブーツのシャンボード
遂にリリースされた黒スエード。 欲しい欲しいと思いつつも、逆にいつでも買えるために後回しにしてきた〈パラブーツ〉のシャンボード。いよいよ潮時を迎えたようです。なぜなら、インラインで展開されている黒の表革ではなく、「エディフィス」の別注によってスエードのモデルがリリースされたから。以前別の某ショップで同じ黒スエード版を見かけたときに店員さんから「〈パラブーツ〉は納得した品質のものが手に入ったときにしかスエードモデルは作らないから、今逃すと次はいつになるかわからないですよ!」と言われた記憶が一瞬で甦りました。しかもステッチまでブラックで統一された上品面。かといってドレスすぎもしない、まさしくオンオフ両用の優れものです。Uチップ、ブラック、スエード。僕の好きな要素が全て詰まった一足だけに、これを逃すと次いつ出会えるかわかりませんし。
シューズ ¥66,000+tax

お問い合わせ先:エディフィス 渋谷 03-3400-2931

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01
Phlannel
フランネルのニット
「手」は、最強のテクノロジー。 〈フランネル〉のニットは、実際の暖かさもさることながら、「あたたかみ」というパラメータにおいて他の追随を許しません。制作は、震災によって職を失くした、岩手県宮古市の編み手たちから成る「愛編む宮古」が担当。決して平坦ではなかったであろうその背景にも心動かされてしまいますが、モノ単体の完成度の高さに驚かされました。しなやかで、しっかりとした弾力と、重量感をたたえながらも決して重苦しくはない着心地。長く愛用する中で汚れやほつれを美しく携えてゆくであろうその佇まいは、太番手の毛糸を適切な密度で編んでいるがゆえ。網目を変えることで随所にアクセントが施され、ただ素朴なだけではなく、モダンなニュアンスも感じます。テクノロジーがどれだけ進歩しても、人の手がもたらす美しさは格別なのだなとほれぼれするばかり。きっと50年後には、「ヴィンテージ」として自分の孫が着てくれていることでしょう。
ニット ¥56,000+TAX

お問い合わせ先:ブルーム&ブランチ青山 03-6892-2014
http://bloom-branch.jp/

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02
MHW MOUNTAIN HARDWEAR SPECIALLY FOR N.HOOLYWOOD
MHW マウンテンハードウェア スペシャリー フォー N.ハリウッドのインナーダウン
傑出のシンプル 2010年代を象徴するアイテムだと思います。インナーダウン。「ダウンを中に着る」という考え方自体はニッチなアウトドア・シーンで実践されてきましたが、日常着として用いられるようになったのはここ数年のこと。流行が定番へと移行する中でさまざまなバリエーションのそれが巷を賑わし、中でも〈N.HOOLYWOOD〉×〈MOUNTAIN HARDWEAR〉のコラボレーションライン〈MHW MOUNTAIN HARDWEAR SPECIALLY FOR N.HOOLYWOOD〉が僕にとってのベストです。襟元と前立てのエッジーなカッティングは、特殊な圧着製法が可能にした美しいディテール。アウトドアブランドならではの技術がプロダクトデザインの新たな地平を切り開いた…というとおおげさですが、シンプルだけど決して普通ではない、という最も難しい課題をクリアした一着と言えるでしょう。ディテールにアウトドアっぽさが残されているおかげで、決してキザに見せないという絶妙な塩梅もにくい。アウターの下に着る”二枚目”アウターとして着用するのはもちろん、Tシャツの上にさらっと羽織ってその”二枚目”っぷりを主張するのもまたよし、です。
ダウンジャケット ¥54,000+TAX

お問い合わせ先:Mister hollywood 03-5414-5071

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03
Hender Scheme
エンダースキーマのジェットキャップ
絶&妙 〈エンダースキーマ〉のオマージュシリーズは、アイデアと技術が抜群に高い次元で交差することによって生み出されました。かの名作バッシュを模して制作された「mip-10」は、ぞっとするくらい細かく作り込まれていて、プラパーツの直線的で複雑なカットをレザーで再現するなど、尋常ならざる情熱と技術が注ぎ込まれていることが容易に見て取れます。浅草の革職人を口説いて口説いて実現したという同ブランドの生産体制さまさまなわけで。このスエード・ジェットキャップは一見なんてことない端正な面持ちですが、曲線的ながらシワの寄らないツバのカットや、かぶった時のフィット感はまさしくプロの仕事。ストリートライクなフォルムに上品なスエードさがあわさることで、シンプルながらひとクセある仕上がりに。絶妙とはまさに、こういうものを形容するためにある言葉なのかも。余談ですが、同ブランドのプレスルーム所在地は田原町。大通りに仏具屋がずらーっと並ぶ、不思議な町です。東東京に腰を据えてモノづくりをする、そのブレない姿勢に感服。
キャップ ¥13000+TAX

お問い合わせ先: エンダースキーマ 03-6317-7470
http://henderscheme.com/

item
04
BRAIN DEAD
ブレインデッドのTシャツ
冬に買うべき半袖。 インデペンデントレーベルの台頭が大きな潮流となっている昨今。コミュニティの象徴として洋服がつくられ、それが人気を博し拡大していく流れは現代ならでは。「知る人ぞ知る」といった温度感にぐっときてしまうのは、僕だけではないはず。そんな中でひときわ魅力を放つのが〈ブレインデッド〉。「ネペンテスN.Y.」でアートエキシビジョンが開催されるなど、じわじわ注目を集めるLA発の独立系レーベルで、ビッグブランドの後ろ盾に頼ることなく、「ポストパンク」、「アート」、「アメコミ」などを彷彿とさせるキレッキレのアートワークとキャッチーなロゴを武器に、ここ日本においても人気を集めています。「完売」の称号を得たアイテムもちらほら。秋冬はニットやアウターに気をとられがちですが、Tシャツはオールシーズン活躍するもの。ぱっと見のインパクトもさることながら、その絶妙なアングラ感にやられました。ちなみに、WEBサイトも怪しくて良いです。
各¥6,000+TAX

お問い合わせ先: WISM 03-6418-5034
http://wism-tyo.jp/

item
01
Ray-Ban®
レイバンのキッズコレクション
親子で一緒に掛けたいサングラス。 今まで海外でしか買うことのできなかった〈レイバン〉の子供用のサングラスが、ついに11月から日本での展開がスタートします。今回発表されたモデルは、ブランドを象徴するウェイファーラー、クラブマスター、アビエーターを含む全6型。チープな作りが多い一般的なキッズ用のサングラスとは一線を画す、〈レイバン〉の代表モデルを忠実にサイズダウンさせた本格的な作りに仕上がっています。大人用と子供用でまったく同じデザインに仕上がっているため、親子でお揃いのものを掛けることも可能。手に取りやすい価格帯で、クリスマスシーズンのプレゼントにも喜ばれます。このキッズコレクションは、今後さらに新しいデザインも加わる予定。
写真左:アビエーター ¥22,000+TAX(大人用)、¥11,000+TAX(子供用) 写真中:クラブマスター ¥26,000+TAX(大人用)、¥11,000+TAX(子供用) 写真右:ウェイファーラー ¥22,000+TAX(大人用)、¥9,000+TAX(子供用)

お問い合わせ先:ミラリ ジャパン 電話:03-5428-1030
www.ray-ban.com/japan

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02
JOHNSTONS
ジョンストンズの大判ストール
カシミアを使った贅沢な一枚。 1797年にスコットランドの北東に位置する街、エルガンで創業した〈ジョンストンズ〉。ニットに特化した数々のファクトリーが存在するなかで、この老舗ブランドはカシミアを始めとする上質な素材を使った製品で知られています。今でも原毛の厳選から紡績、ニッティングに至るまで、自社工場で約750人もの熟練したスタッフが生産を担っています。
今回紹介するカシミアのストールは、〈ジョンストンズ〉を代表するアイテムのひとつ。定番のブラックウォッチのタイプは、ジャケットやコートを使ったトラッドなスタイルの首もとにおすすめ。なかでも、黒やベージュの程よいカジュアルさのあるダッフルコートとの組み合わせは抜群です。縦190センチ、横70センチの大判サイズのため、肩に掛けたり、ひざ掛けとして使ったり、これからの季節にぴったり。写真のタイプ以外にも、さまざまな格子柄が揃っています。
¥62,000+TAX

お問い合わせ先:リーミルズ エージェンシー 電話:03-3473-7007
lea-mills.jp

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03
mando
マンドのダッフルコート
“ディストリクト” の別注アイテム。 今年、誕生から15周年を迎えた東京・原宿のセレクトショップ、ディストリクト ユナイテッドアローズ。バイヤーを務める栗野宏文さんの審美眼によって選ばれた洋服のラインアップは、ショップを訪れるたびに発見があり、ファッションが好きな人のこころをとらえてやみません。
開店当初から展開されているブランドのひとつに〈マンド〉があります。〈マンド〉は、デザイナーの高巣満導さんによって1997年にスタートしました。もともと女性服のブランドでしたが、ディストリクトが開店する際、初めて男性服を製作。その後、2003年にメンズコレクションを立ち上げました。写真のダッフルコートは、裏地のないダブルフェースの仕様。一般的なものと比べて軽く、さらに上質なウールを使っているため、心地いい肌触りに仕上がっています。販売員の方からブランドのストーリーを教えてもらうことで、服への興味もさらに深まります。
¥110,000+TAX

お問い合わせ先:ディストリクト ユナイテッドアローズ 電話:03-5464-2715
www.district.jp

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04
CORONA
コロナのミトン
素朴で便利な手袋。 冬に欠かせない小物のひとつ、手袋。しかし、スマホが当たり前になった生活のなかでは、スマホを操作するときに手袋が邪魔になることもしばしば。〈コロナ〉のミトンは、指先の部分が開いているため、そんな煩わしさを覚えることのない便利な一品です。このミトンは、救援活動などを行うアメリカン・レッドクロスが第二次世界大戦のころに使っていたものを参考にしています。7ゲージの英国羊毛糸を用いたことで程よい厚みがあり、保温性も抜群。ワークやミリタリー、アウトドアといった “ユーティリティウェア” から着想を得てクリエーションを行う〈コロナ〉ならではのアイテムに仕上がっています。写真のネイビーとカーキの他に、グレーも展開。
各¥10,000+TAX

お問い合わせ先:莫 電話:03-6300-5043
www.baku-corona.com