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Only One. トッド スナイダーとタイメックスの蜜月

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様々なスタイルをミックスするところに親和性を感じる。

- 〈タイメックス〉とはかなり良好な関係を築けている様ですね。

実際に作り始めてからの過程よりも、そこに行き着くまでが実は遥かに難しい。僕が本当にやりたいことを理解してサポートしてくれる人に出会えたのは、本当にラッキーでした。一度そういう人と出会ってチームを作ることができれば、その後は驚くほどスムーズに進むものです。

- そして自身のブランド〈トッド スナイダー〉の旗艦店でも、たくさんの〈タイメックス〉の時計を扱っていらっしゃいますね。個人的にお気に入りのモデルがあれば教えてください。

現行モデルもたくさんセレクトしていますが、個人的にはやはりヴィンテージウォッチ、中でも特に、1910年代に製造された、最初期のミリタリーウォッチが気になります。あとは、このショップのために作ったコラボモデルですね。

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- こちらのコラボモデルの特徴は?

ニューヨークっぽい雰囲気がこのビル自体にあったことから、このショップを“タウンハウス”と名付けるに至ったのですが、時計にもそのニューヨーク的な雰囲気を投影したいと思いました。それで、ニューヨークらしさとは何かを考えた時に、“クリーンであること”がひとつの重要なキーワードだと気がついたので、ミニマルでクールな雰囲気をブラックのフェイスに集約しました。あと、ベルトは既存のものを使っていますが、僕も普段愛用している黒×グレーの通称“NATOベルト”を選んでいます。

- どんな風にコーディネートしてほしいですか?

今の僕みたいな感じかな(笑)。時計というのは往々にしてステータスシンボルのように見られがちですが、〈タイメックス〉は決してそうではなくて、よりクールなスタイルのシンボルだと僕は捉えています。ドレスアップした時にもカジュアルなスタイルにも、ジムに行くときにも身につけることができる。そんな、機能性、デザイン性ともに高い汎用性が魅力のひとつです。その意味で、僕のコレクションも様々なスタイルをミックスして楽しんで頂くことをデビュー以来ずっと提案しているので、深く共感するとともに親和性を感じます。

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- そろそろ、完全オリジナルの〈トッド スナイダー〉モデルが見てみたいところです。

先ほどご紹介した別注モデルは既存のWEEKENDERをベースにしているのですが、〈Jクルー〉時代と同じようにゼロから作りたいですね。まだ具体的にはお話できませんが、もっとスペシャルな企画を計画しているので、楽しみに待っていてください。

トッド スナイダー

ファッションデザイナー。〈ギャップ〉や〈ラルフローレン〉などでデザイナーとしての頭角を現し、その後〈Jクルー〉のメンズデザイン部門のバイスプレジデントとしてリブランディングに貢献。2008年に独立し、’11年には自身のブランド〈トッド スナイダー〉を発表。ブリティッシュテーラードを基調に、自身が愛するアメリカンヴィンテージやミリタリーといった要素をミックスしたスタイルを提案している。


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