品のあるシャープな空気感とトラッドなテイストをミックスしながら、新しいファッションを提案するセレクトショップ「ナノ・ユニバース(nano・universe)」。シーズンを通して多彩な別注アイテムや、オリジナルアイテムを発売しています。
このページではアイテムの奥深い魅力に迫るべく、 “ファッションのプロ” であるスタイリストがアイテムを考察し、着こなしを提案。4月に登場するスタイリストは、猪塚慶太氏。第二回は〈カブー(KAVU)〉の別注品に迫ります。
「基本的にアウトドアウェアには原色に近いヴィヴィットなカラーリングのアイテムが多いのですが、〈ナノ・ユニバース〉さんの別注アイテムは色彩のトーンが低いんですよね。本格的なアウトドアシーンでも使用頻度の高いアイテムではありますが、自分はむしろ、タウンユースでの活躍にも期待しちゃいますね」
フェスシーンの盛り上がりとともに、また人気が再燃している〈カブー〉。シンボリックなロゴやネイティブモチーフなどが同ブランドの特徴ですが、猪塚氏ならどうコーディネートするのでしょうか。
「まず、〈ナノ・ユニバース〉さんのイメージカラーにグレーが浮かんだんです。暖色のフィジカルな感じというよりは、いい意味で冷めていて、広い視野でムードを捉えているみたいな。なので最初にパッと目についたのがグレーのTシャツでした」
「前回のヴィジュアルメイキングと同じく、 “テクノ” や “ダウンテンポ” のムードで制作しました。最初の写真に円陣を組んでるカットがありますが、どれだけ踊っても体温は35.5℃までしか上がらないみたいな、ひんやりとしたニュアンスを意識しています」
色鮮やかなアウトドアウェアで固めてコーディネートを組むも良しですが、一転してクールな着こなしも良いのではないでしょうか。
「スタイリングにも組み込みましたが、ドローコードやカラビナ、ロープのようなアウトドアギアをミックスするのが、いまの自分の気分なんです。例えば、グレーを基調とするモノトーンのナイロンパンツを合わせるのも良さそうです。アウトドアのブランドだけでコーディネートをするのではなく、ハイブランドのアイテムとミックスしてみるのも新しい発見があるかもしれません。そうすることで、レジャーやフェスのようなアウトドアより、タウンユースらしい風合いが出てくると思います」
猪塚氏が提案するような、アウトドアアイテムの新しい楽しみ方は〈カブー〉との別注コレクションにあるのかも。この記事に登場したアイテム以外に、ショートパンツやベルトもラインナップします!
Direction_Keita Izuka
Photo_Ryota Ishii
Text_Rei Kawahara
ナノ・ユニバース カスタマーサービス
電話:0120-705-088
時間:10:00~19:00
休業日:12月29日~1月4日
store.nanouniverse.jp
ナノ・ユニバースとスタイリスト 小林 新編
第一弾「スエットニット」
第二弾「洗えるニット」
第三弾「ケッズ スニーカー」
ナノ・ユニバースとスタイリスト 池田尚輝編
第一弾「グラミチ パンツ」
第二弾「レミ レリーフ パーカー&Tシャツ」
第三弾「カリマー ライトジャケット」
ナノ・ユニバースとスタイリスト 猪塚慶太編
第一弾「ワイルドシングス セットアップ」