2018年に開業したホテル「箱根本箱」。以前にも紹介したように、ここは「本との出会い」「本のある暮らし」がテーマのホテル。国内外の良書12,000冊が館内のいたるところに並びます。
著名人たちによる選書もウリのひとつ。評判が評判を呼び、そこに連なる人選もより豪華にアップデートされ続けています。最近では内田也哉子さんや椎名誠さん、江國香織さんらも参加。彼ら、彼女たちの頭のなかを少しだけ覗くことができるなんて、そうそう体験できることではありません。
今秋には、「多様な知と出会う場所」と位置づけて展開したデザインコンセプトが高く評価され、ホテル自体がグッドデザイン賞を獲得。文化を担う大人のための秘密基地として、その在り方を確固たるものにしつつあります。
審査員たちの評価は以下の通り。
ホテルという長時間滞在できる場所だからこそ、本棚と組み合わせることで、多様な価値に出会おうという行動欲求のスイッチが入る滞在体験を創出できていることを高く評価。 デジタル時代に人々の感度スイッチをあげるだけでなく、ゆっくり時間を過ごそうと思うことで、いろんな本に目がいく体験設計ができている。
オーガニック&クレンジングをテーマにする自然派イタリアンも併設。ディナーのみ、事前予約で一般客も利用可能。
温泉に客室、レストランなど、ホテルの標準装備も常に刷新し続けています。来年もトークショーやワークショップなど、さまざまなイベントを画策中とのこと。
年末年始、家でダラダラ過ごすことに飽きたなら、“箱根で読書”なんていうのも粋ではないでしょうか。1泊2食付きで18,321円から（2名利用時の1名料金）。
